ザリガニ釣りのワナ

今の子供はザリガニつるんだろうか？
いっとくが、ポリゴンじゃねえよ。

エサ用にスルメやチクワを買うが、やっぱり自分が食べる方が多いワナ。

「チーカマの方が釣れるって！」とか言ってるが、ただたんに自分が食べたいだけなワナ。

ザリガニをちぎってエサにするが、よく考えたらあまり意味が無いワナ。

いつもの竹やぶの池に行くが、当然のように親に止められるワナ。

「取ってきたって、どうせほったらかしにするんでしょ！！」
が決まり文句なワナ。

いつも来る人に、同じ団地で学年は５年生くらいの
「伝説のザリガニ釣り師」みたいなヤツが必ずいるワナ。

その場で「竹のサオ」を作って周りの子供に配っててかっこいいワナ。

誉めると１匹くらいくれるので、行くやつがいるワナ。

ザリガニにワイロを送ったとしか思えないくらいの数釣っているワナ。

毎回１人は、身を乗り出して落ちるワナ。

１人だけ、ミジンコを必死で集めてたりするワナ。

これだけの子供がいると言うのに、１人も大人がいないのは少々マズくないか
心配になるワナ。

どんな痛さか興味本位で手を出してわざとハサミに挟まれて後悔するワナ。

ザリガニ同士戦わせようとすると、戦わずお互い変な方向に逃げるワナ。

「伝説の人」のザリガニは妙に強く、
やはり「伝説の片腕ザリガニ」として語りつがれる。

めっちゃでっかいアメリカザリガニは実はそんなに強くなかったワナ。

やはり１人くらいはオスとメスの見分け方や、アメリカザリガニの特性などに詳しいワナ。

「池に立つ杭」の近くがいいとか、散々言ってるクセに１匹も釣れてないワナ。

こんなに取ってどうしようと悩むワナ。

ほったらかしで、水槽は緑に染まり悪臭を放ち誰もよりたがらないワナ。

結局お母ちゃんが掃除して「だから言ったでしょ！！」のワナ。

でも、また取りに行くワナ。

あくる日「伝説の釣り師」がお母ちゃんに怒られていたワナ。