ST:31
夜が来る前の










      またMTに戻って来た、ヘリオルだった。。。



サフィア  「ヘリオル警視は?」
アラシ   「もう、就寝されたよ。。。さすがにあの距離を滑空するその魔法力には
       毎度驚かされる。。。。。」
クンツァ  「フッ、、、俺らの上司はどうしてこう、人間離れしてるんだ?(笑)」
サフィア  「クンツァ、、、失礼でしょ。。。。。」
クンツァ  「めちゃくちゃな賛辞だと思うが。。。。。」


アラシ   「さて、どうします?」

      フリーダムへ行く捜索隊を結成するのである。

クンツァ  「魔法警察だけじゃないだろう?」
アラシ   「さすがに。」

      と、QBが現れる。

QB    「さて、、、何かイヤな予感がするわ。。。。。
      生半可なパーティは組めないわね。誰か希望者は?」

アラシ  「いえ。職務と言うのなら我々は従います。
      キュービック警視正が決定された方がよろしいかと。」
QB    「解りました。ヘリオルが起床するまでには決めておきましょう。
      指示を待ちなさい。」

3人    「了解です。」



クンツァ  「多分、我々魔法警察に、ヘノ校長んとこの教師でも来るだろう。」
アラシ   「校長の意見も聞いておきますか。。。。。」


カホ    「アラシ署長。。。。。ラリマーがデビラオン使う時、なんか
      魔法力が爆発的に上昇したようが気がするねんけど。」
クンツァ  「何?」

アラシ   「まさか、、、、、。」

カホ    「ん?」

クンツァ  「マジックバーストか?」
アラシ   「ラリマーは魔族だから可能性はあるな。。。。。」

      *マジックバースト
       魔法力を爆発させ、急激に高める。
       ただしすさまじい魔法力が無いと無理なので、人間には厳しい。
       髪は金色に輝き・・・・・・。

カホ    「スーパーサ●ヤ人みたいなん?」
アラシ   「その例えはダメです。(笑)」
カホ    「アラシ署長とかできへんのです?」

アラシ   「(;^_^A さすがに、、、、、キュービック警視正ならできるんじゃ
       ないでしょうか。。。。。マダンテ使ったら惑星ごと消えますよ。」

カホ    「((((;゜Д゜)))) 魔力解放魔法マダンテ・・・・・。」
クンツァ  「まぁ、俺たちじゃマジックバーストは無理だな。。。
       よほど魔法力が高くて、精神を左右する事でもない限りな。。。。。」
カホ    「そうなんや。。。。。」



      と、その頃。
      魔法病院。



ヴォルツ  「キミが助けてくれたのか、、、ありがとう。」
ミルミィ   「いえ、、、私は。。。。。」

ヴォルツ  「キミがいなければ、俺たちはラリマーにやられていたさ。。。」
ミルミィ   「ギルド。。。。。許せない。。。。。」

      シルヴィアはまだ意識が戻らないのである。
      傷は縫合したのだが、出血量が多かったのである。。。

ヴォルツ  「ギルドか、、、、、ま、どうせ俺は作られた存在だ、
       この身を犠牲にしてでも、潰す。。。。。」
ミルミィ   「そんなのはダメです!!
ヴォルツ  「ん?」
ミルミィ   「私たちは、捨てる身のためにココにいるわけじゃありません!!」
ヴォルツ  「そうだったな。。。。。悪かった。。。。。
       生きるために、だな?」
ミルミィ   「そうです。」


      ミルミィはヴォルツの病室を後にし、ローズの所へ行った。

ミルミィ   「婦長。どうでしょう?シルヴィアさんは。」
ローズ   「意識が戻らないのはあいかわらず。。。
       出血がひどかったから。」
ミルミィ   「私もまだまだですね。。。」
ローズ   「いえ、でも、黒光魔法デビラオンが回復魔法の治癒を遅らせるという事実が
        解りました。今まで実際デビラオンを治療した事はないですから。
        今後の治療に役に立ちます。またあの魔族がこないともいえませんし。
        とりあえず、休みなさい。今夜も出勤でしょう?」
ミルミィ   「解りました。」


      ミルミィは寮へと戻るのであった。。。。。



ミルミィ   「ふぅ・・・・・・。」

カホ     「ミルミィさ〜ん。」
ミルミィ   「カホさん。どうしたの?」
カホ     「ラリマーの戦い方で何か気づいた事ない?」
ミルミィ   「え?」

      と、ラリマーの戦いの中にマジックバーストがあった事を話した。

ミルミィ   「マジックバースト。。。。。少し聞いた事あるわ。
       魔法力暴走状態とも言えるため、身体にも負担がかかるって。」
カホ     「ウチもマジックバーストできたら強くなれるかな?と思ったんやけど、
       人間にはほとんど無理らしいねん。」
ミルミィ   「じゃあ、マジックバーストを誘うような魔導アイテムとか?」
カホ     「マホトラとか、自分の魔法力以外で。。。。。って難しいかな。」
ミルミィ   「うーん。。。。。」

カホ     「でもさ、ウチも強くなりたい。今のウチには、テッケツ先生とかヒメ先生とか
        みたいに生徒を守るってできへんと思うねん。」
ミルミィ   「私も。。。。。リマ先輩みたいに回復のスペシャリストでもないし、
        この自分の力不足が。。。」
カホ     「せやから一緒に強くなろ?」

ミルミィ   「でも、私、魔法手術隊だから、やっぱり他の事は今できない。」

カホ     「(´・ω・`)せやね。。。。。」

ミルミィ   「ごめんね。。。。。でも、私、回復のスペシャリスト目指すつもり。」
カホ     「ウチも目指してんのは、特殊魔法のスペシャリストなんや。
       でもまだ効果も使い方も覚えた種類も少ないし。」

ミルミィ   「頑張らないとね。」
カホ     「うん。」

ミルミィ   「さてと、今夜仕事だ〜。」
カホ     「大変やね〜。」



       と、魔法警察署の方が騒がしい。。。。。


カホ     「あれ?」
ミルミィ   「ど、、、、どうしよう。」
カホ     「ウチらが行っても。。。。。」



       警察署前で何かが起きている。

アラシ    「どうした? ん?」
警官     「犯人が我々を振り切り。。。」

アラシ    「手錠はかけたのか?」
警官     「ええ。ですが、魔法を使いました。。。。。」

       手錠は魔法封魔法「マホトーン」の魔法石の手錠であり、
       手錠を掛けられた者は魔法を使用する事ができない。

       魔法使用に驚いて手を離してしまったらしい。
       魔石ギルドの者らしい。。。


アラシ    「まだ、その辺りに居るかもしれない。
       多分、それは魔法じゃないな。。。。。魔法を使えると思わせたのだろう。」

クンツァ   「フローミで探索してみたが、ルーラを使った者はいないな。」

       ルーラを使用する時の魔法力で判断できるのである。
       残留する魔法力を探索したのである。

クンツァ   「行くぞ。アラシ。」
アラシ    「OK。」

男      「その必要はありませんよ。」

クンツァ   「オマエか・・・・・。」

       まだ手錠をしている、そしてギルドの青いローブである。。。
クンツァ   「くだらん抵抗をしてると痛い目を見るぞ。
       こっちとて、魔法も使えんヤツを相手にするのは心が痛む。」
男      「大丈夫ですよ。。。。。こんなもの。」


       手錠を外してしまった。。。。。

男      「魔法石に頼るから、意外に原始的な方法でもいけるんですねぇ。」

クンツァ   「それは、我々への挑発と見ていいのだな。」

男      「いえいえ。「魔法の効果に頼りすぎるな」って事ですよ。
         使い方次第では必殺になりますからねぇ。」
アラシ    「どうも、魔族のようですね。。。。。」

男      「いかにも。魔族奇術師ペルソナ。以後お見知り置きを。」

クンツァ   「で、キサマの目的はなんだ?」
ペルソナ  「中にいるでしょう。フィリーさんが。」
アラシ    「なるほど、ロイヤル4が必要と。。。。。」

ペルソナ   「フッフッフッフ。フィリーさんだけで充分ですよ。
        むしろ、他の役立たずには死んでもらいたいですね。」

クンツァ   「まぁ、会わせてやるよ。。。。。牢獄でな。
        ペスカトレ!!」
       動作停止魔法ペスカトレ。(DQ内では踊り封じです。)

ペルソナ   「フフフフフ。。。。。」

       ペルソナの動きが止まった。。。

クンツァ    「ん?あっけないな。。。。。」

アラシ     「クンツァ!!上!!」
クンツァ    「!!なにぃ!!」


       なんと、上にペルソナが浮いている。。。。。
       そう2体のペルソナが居る事になる。。。


クンツァ    「どういう事だ?????」



       ペルソナと、魔法警察エリートの2人の戦いが始まった。





続く。































カホ      「ウチら、、、また隠れてるんね。」
ミルミィ    「そうだね。(笑)」

カホ      「ウチ、ペルソナのイメージが定着する方法見つけた。」
ミルミィ    「ん?」

カホ      「アイツ、声がフリー●。」
ミルミィ    「(汗)。。。。。バイ●ンマン。。。。。」

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