ST:30
私にできる事







     魔法病院へ運ばれた2人。


     シルヴィアは特に傷がひどい。。。。。
     出血部分はミルミィが縫い合わせたが、出血量は防げなかった。。。。。


ミルミィ 「くっ、、、、、、、、、、、、。」

リマ   「大丈夫よ。ミルミィ、アナタは良くやったわ。
     この応急手当がなければ確実に命を落としていたわ。」
ミルミィ 「。。。。。」
リマ   「少しづつ行けばいいの。一気に開けた方が怖いわよ。」
ミルミィ 「はい。」

     完全に救えなかった事。その前に自分がいながら、なんの役にも立たず
     傷を負わせてしまった事がくやしかったのである。。。



    その間、カホはアラシに全ての状況を話していた。。。

アラシ  「なるほど。。。ホムクルスか、、、、。そして、あの2人のDNA。。。。。」
カホ   「そうやねん。。。。。」
アラシ  (となると、ウィンダムとフィリーは。。。。。)

カホ   「アラシ署長。。。。。ウチらじゃなんの役にもたてへんのかな?」
アラシ  「ん?と言いますと?」

カホ   「だってな、昔やったら、ヒメ先生とかテッケツ先生とか、
     ウチらは見てるだけもいいくらい強かったやん。。。。。
     それなのに、今のウチじゃ生徒を守れへん気が。。。。。」
アラシ  「ま、あの世代はちょっと異常ですから。(笑)」






テッケツ 「へぐえっしょいあぁああっ!!!!
プルメェラ 「( ̄□ ̄;)びく!!か、、風邪ですか?」

テッケツ 「世界の美女が俺の噂を・・・・・・・・・。」
プリメェラ 「ねぇって。。。。。(笑)」






アラシ  「その心があれば大丈夫です。。。。。でも、
      その心なき強さもダメでかなりのすが、強さの無い心もまた無力な時があるのは
      事実と言わざるを得ません。。。。。
      今実際、魔法学校教師・生徒・それ以外の人も修行をしてます。。。。。
      私は修行の成果より、その心を評価したいですね。。。」
カホ   「でも、もし、ギルドが。。。。。それになんか変な女もいたやん。」


      *変な女。「魔法都市最終話」近くに出た、自称神のジュエル。


アラシ  「とりあえず、自分にできる範囲で頑張りましょう。
      私たちが居る間は、絶対大丈夫です。」
カホ   「ウチも攻撃魔法を覚えたいなぁ。。。。。」

アラシ  「いえ、、、、。強制ではないですが、私は、そのままでいいと思います。
      攻撃が無いからこそできる事もありますし、その分、特殊魔法を極める事ができます。
      そうですね、文字通り生徒さんを「守る」スペシャリストにもなれます。」
カホ   「そうやねぇ。。。。。うん、解った。。。。。
      ウチ、もっと防御な魔導士目指してみます!!」
アラシ  「期待してますよ。そういう方がいてこそ、
      私たちは安心して前に出れますから。」




     みな、己の未熟さと、これからの不安と戦っていたのであった。。。。。





     魔法学校。
     「ヘノの特別修行研修」


     その地下室を使っているのは、ロレンス。シオン。
     スワンとアル&シーマ。
     さらに開いた部屋には、入れ替わりで色々な人が入っていた。


     昼食。

ヘノ    「いや〜。ゴハンの時間はやはり楽しいのぅ。」

アル   「ロレンスさん、、、、魔法はどうですか?」
ロレンス 「あいかわらず、魔法力が微量しかないうえに、なぜか魔法変換もできん。。。
      長年、魔導システムに便りすぎたせいかもな。。。。。」

ヘノ   「何も魔導システムを完全否定してるわけではないぞ。
      なくてもできる「切り札」を持っておけばええのじゃよ。
      魔導アイテムなどに限らずな。」

ロレンス 「魔導アイテム保有数、世界最大者に言われてもな。(笑)」

スワン  「え!? ヘノ校長、いったいいくつあるんですか?」
ロレンス 「俺が知ってるだけで、「ドミネ・クオ・ヴァディス」「ドルセ・デ・レチェ」
      「デウス・エクス・マキナ」「ジュヌ・ヴ・クロワ・パ」・・・・・。」
ヘノ    「あ、こら、バラすでない!!(汗)」

スワン   「始めの2つしか知らない。。。。。」
シーマ  「す、、、すごすぎる。。。。。」


      そして、全員に同じ疑問が浮かんだ。。。。。



      このパンダ。
   何処でいつ、そんな修行を?(笑)



スワン  「でも、確か、120歳は超えてるはずだし。。。。。」
シーマ  「ね、、、アル、、、、パンダ獣人って寿命そんなに長いの?」
アル   「さ、、、、、さぁ。。。。。」



ヘノ    「さて。午後の部開始じゃぞ。」


      と、皆、部屋に入ってカギを締めた。。。。。



      その後、マロンが入ってきた。


マロン   「あれぇ?皆さん、もう入っちゃったんですか。。。。。困ったなぁ。」


      中は魔法攻撃にも耐える仕様になっているので、
      扉も激厚。。。。。

      外から読んでも聴こえない。。。。。
      中に人が入ったら、外からは入れないのです。。。。。

      緊急用のボタンはありますけどね。

マロン   「うーん。。。。。また今度にするですぅ。」



      誰かに用があったのでしょうか?







       そして、場所はフリーダム。


       ヘリオルが到着した。。。。。


       街は完全に廃墟だった。。。。。


ヘリオル  「バ、、、、バカな。。。。。魔法銃撃隊どころか、、、、何もない。
       アーウィン!!どこだ!!」

       共にフリーダムへと来た魔法医師アーウィンを捜す。

ヘリオル  「し、、、しかし、この破壊力は、、、、まさか、、、、
       マダンテ!?」
       魔力解放魔法マダンテ。
       術者全ての魔法力と引き換えに、数倍の破壊力を持つ禁断魔法である。

ヘリオル  「ばかな、、、、使用者が存在すると言うのか。。。。。
       仕方無い、もう一度MTに戻り、捜索隊で来るとするか。。。。。」


       そして、ヘリオルはまたMTへと飛んだのであった。

       魔導アイテム「インパルス」
       「トベルーラ」と「ピオリム」を持つブーツである。
       高速飛行する事が可能。
       その際、口の廻りをヒャダルコで多い、氷の中の酸素を吸う。












続く。































メロン    「アタシもトびたい!!」

サイファー 「ほな、魔導飛行システムで飛ぶか?」
カイコ    「メロンさんは、すでにトびきってるからいいのでは?」
メロン    「それは、アタシがとびっきりイイオンナとかそんな意味でなく?」


カイコ    「・・・・・・・。 えっと、サイファーさん。会議です。」
サイファー  「そ、、、そうやな。ルーチェもまっとるわ。はよいかなな。」




メロン    「(´・ω・`)あり?」

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