ST:29
暗黒の光線













     ラリマーの魔導アイテム「ハンターアイズ」が出現した!!


ヴォルツ 「こ、、、これは。。。。。」


ラリマー 「クックック。マホイミの異常回復で、細胞を超活性させる。。。。。
     ま、簡易な練金精製「ホムクルス」ってとこか。。。」

シルヴィア「目がたくさんついてる、、、、なんて趣味の悪い。。。。。」


ラリマー 「便利なんだな、、、コレが。。。。。」


     ラリマーが腕を掲げた!!無数の目玉から黒い光線が放たれた!!
     拡散する黒光魔法「デビラオン」
     ヴォルツたちを襲う!!


ヴォルツ  「!!なにぃ!?」
シルヴィア 「マズイわっ!!」

     数発喰らいながらも、物陰に隠れる2人。


ラリマー  「クックックックック。オマエらの身体に流れるDNAは、
     逃げろと語っているのか?クックックック。
     まぁ、クローンと言っても全く同じDNAでなく、我々が改良を加えたから
     元のDNAの持ち主とは少し違う部分もあるしな。」



カホ   ((屮゜Д゜)屮!!)
ミルミィ (な、、、なんてやつらなの。。。。。)

      客席で隠れてる2人も聞き耳を立てる。


ヴォルツ  「ふん、例えDNAを採取したクローンだろうがなんだろうが、
      俺たちは俺たちの意志がある!!」
シルヴィア 「それを、アンタたちの都合だけで消そうなんて許さない。」

ラリマー  「だから、どうする?この俺様に勝てるとでも?」

      ラリマーは死神鎌の魔導アイテム「ディストロイ」を構えた。



      2人の間が離れすぎて、さっきのコンビネーションができない!!


ラリマー  「さて、狩るぜ。。。。。」

      ディストロイを投げた!!
      そして、再び黒光魔法デビラオンを唱えた!!

      広範囲への攻撃である。

      物陰のシルヴィアをデビラオンが捕らえた!!

シルヴィア 「あっ!!」

ラリマー  「そこか!!狩れ!!ディストロイ!!」


      死神の鎌がシルヴィアを襲う!!


ヴォルツ  「うあああああああああああああっ!!」
シルヴィア 「!!」


ラリマー  「ほほぅ。美しいねぇ、、、、。」

      ヴォルツがシルヴィアをかばった!!
      ヴォルツの背中が深く裂ける!!

ラリマー  「さすがに、致命傷だろう?」

シルヴィア 「ヴォルツ!! しっかりして!! ベホマ!!
      回復魔法ベホマで細胞活性を試みる。。。。。だが、傷口が塞がらない。
      傷が深すぎるのである。。。

ラリマー  「さて、オマエもだよ。。。。。クックック。」

      鎌をシルヴィアの首にかける。。。



カホ     「(`д´)絶対許さへん!!
ミルミィ   「(`д´)私も怒った!!


       なんと、攻撃魔法を一切持たない2人が立ち上がった!!


ラリマー   「ん?」


カホ     「ミルミィさん!!行くよ!!」
ミルミィ   「うん!! 任せて!!」


       打ち合わせもなく、2人はそれぞれの役割を理解した!!

ミルミィ   「シルヴィアさん!!フォルテッシモ!!」
シルヴィア 「えっ!?        あ!!」




カホ     「ドゴナズン!!

       極大爆音魔法をラリマーに向けて撃った!!


ラリマー   「くっ!!このガキ共!! !!耳をやられたか。。。。。」


カホ     「レミーーーーーラ!!
       光源魔法で目を眩ませる。



       その隙に、4人は隠れてしまう。



シルヴィア  「あ、あなたたちは?」
カホ     「ま、いいやん。とにかく治療せんとあかんて。
        早よ、ここから逃げて病院いかないと。。。。。」
ヴォルツ   「いや、、、この傷じゃ、、、、、回復魔法の類では無理だ。。。。。
        くっ、、、、、自分の過去を捜せないまま。。。。。」
カホ     「まだ、諦めたらあかんて!!」


ラリマー   「オオオオオオオオオオオオオオオオ!!」

       手当たり次第にデビラオンを撃ちまくる!!
       会館の壁も崩れていく!!


シルヴィア  「許せない。。。。。」

カホ      「あかんて、熱くなったら!!」


       シルヴィアはラリマーに向かって走る!!


シルヴィア  「バギマクス!!
       封印真空魔法でラリマーを斬る!!

ラリマー   「そこか!!」

       シルヴィアの場所を見つけたが、不意をつかれ。
       ラリマーが崩れ落ちる。

ラリマー   「ク、、、、クソ、、、、しかたねぇ、、、撤退か。。。。。」

シルヴィア  「いいえ、ココで終わるのよ。。。。。」


       
       ザクッ





       シルヴィアの背中にディストロイが刺さる。
       その場に倒れこむ。。。。。


ラリマー   「ざまぁみやがれ、、、、、だが、やべぇな、、、、、、。撤退するか、、、、。
       2人は始末したしな。。。。。ル、、ルーラ!!」



      ラリマーは崩れ落ちた屋根を抜け、逃げていった。。。



ミルミィ   「あ、、あの野郎〜。。。。」
カホ     「あかんて、2人を病院に!!」


ミルミィ   「間に合わない!! 私がやるわ!!」

      ミルミィの魔導アイテム「セラフィック」
      回復魔法でできた縫合の糸である。

      これで、傷を縫い合わせようと言うのだ。

ミルミィ   「カホちゃんは、少しでもいいから回復魔法を!!」
カホ     「まかせとき!!ベホマでええな。」





       そして、ヴォルツとシルヴィアは魔法病院へと運ばれたのであった。。。










続く。





























カホ   「どう?大丈夫?」
ミルミィ 「さすがに、2人連続はキツイね。。。。。
     永続させる具現だからね。。。。。」

     解除したら消えてしまう糸ではいけないのである。
     そのまま傷を治し溶け込んでいく魔法の糸なので、
     使用する魔法力はハンパではないのである。


カホ   「ごめんな、、ウチが、時間停止能力を使いこなせたら。。。。。」
ミルミィ 「(;°◇°)σそんなのできるの!?」

カホ   「2つのゼロディメンジョンでな、、、、たまに調子イイと、0・5秒止まるねん。」
ミルミィ 「(;°◇°)・・・・・。全然スゴイじゃん。」 

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