ST:28
鳴り響く「魔法(おと)」











ヴォルツ  「なぁ、シルヴィア。。。。。いつから俺たちはロイヤルに居たんだ?」



      フィリー逮捕、ウィンダム逃亡事件以来、事実上解散となったロイヤル4。
      ヴォルツ、シルヴィアは、誰もいない会館の客席にいた。

シルヴィア 「それは、いつも問い掛けても答えの出ない事よね。。。。。」

ヴォルツ  「俺たちは、、、どこで産まれ、どこで育ったんだ。。。。。」




      ふと、その後ろに立つ者が居た。。。
      片腕の魔族である。。。。。

      そう、魔法ギルド最高幹部「ラリマー」である。

ラリマー  「まぁ、それは俺が教えてやってもいいがな。。。。。
      俺の事も覚えちゃいないだろうがな、、、クックックックックック。」


ヴォルツ  「!! 誰だオマエは。。。」

ラリマー  「おいおい、オマエたちの永遠の謎を解いてやろうというのに。。。。。」
シルヴィア 「どういう事!?」


ラリマー  「まぁ、正確に言えば、冥土の土産なんだけどな。。。。。」

ヴォルツ  「何!?」

ラリマー  「オマエたちは、
  用済みって事だよ!!死ね!!


ヴォルツ  「やはり、、、オマエが、フィリーたちを操っていたのか!?」

ラリマー  「少し、違うな。。。。。」

シルヴィア 「?」

ラリマー  「オマエたち2人を操れなかったって、事だよ。クックック。
      本体が濃すぎたのかもな、このクローン共は。ハッハッハッハ!!」

シルヴィア 「な、、、、、なんですって!?」
ヴォルツ  「俺たちがクローンだと言うのか!? ばかな、、、、、。」

ラリマー  「クックックックック。」

      そして、ラリマーは語った、ギルドの者の魔導アイテムに魔石を使用する事で
      練金精製魔法「ホムクルス」と同じ効果が得られる事。
      そして、虫を媒体に蟲族を作り、さらに、人間の遺伝子からクローン作る計画が
      ありヴォルツとシルヴィアはその試作であったと言う事を。。。。。



カホ    「ボソッ・・・・・。なんか大変な事になってない?」
ミルミィ  「カホちゃんが、中に入ってみようって言うから。。。。。」
カホ    「せやけど、ウチ中見た事ないんやもん。。。。。」

ミルミィ  「出るに出られないじゃん。。。。。でも、なんかとんでもなくヤバイ話を
      聞いちゃった気がする。。。。。」


      会館の舞台の裾に2人は隠れていた。。。
      会館の扉が開いていて、ほんの興味本意で覗いていたら、
      ヴォルツとシルヴィアが来た。。。
      それを職員が来たと勘違いして隠れてしまったのである。。。


ラリマー  「そろそろ死んでもらおう。。。劇場で死ねるなら、
      ロイヤル4としても本望であろう。」
ヴォルツ  「仕方無い、、、ヤルぞ!!シルヴィア!!」
シルヴィア 「ええ。」


ヴォルツ  「片腕のオマエがどれだけ、防げるかな?
       ヴェズヴィオー!!
      ヴォルツの魔導アイテム「ヴェズヴィオー」の操る炎が弾丸となる!!


ラリマー  「おっと、、、、行って来い!!ディストロイ!!
      ラリマーの操る鎌の魔導アイテム「ディストロイ」が宙を舞う!!
      さらにそれを念力魔法サイルーラで操っている!!
      炎の弾丸を半分以上掻き消す。

ラリマー  「まだまだだな。」

シルヴィア 「そうやって弾丸を避けていられるのもいつまでかしらね。。。」

      シルヴィアがバイオリンを弾いている。。。。。

ラリマー  「!!それがオマエの魔導アイテムか。。。。。
       なんだ?水の弾丸でも出すのか?」

ヴォルツ  「フッ・・・・・・・・・・・・。」

      ヴォルツは炎の弾丸を撃ちまくる!!
      それでも死神の鎌が消しまくる。

ラリマー  「ま、避ける程度でもないんじゃないのか?」

シルヴィア 「フフフ・・・・。」


ラリマー  「!?」

      ラリマーの肩を弾丸が掠った!!

      それだけでなく、段々と当たるようになっている。

ラリマー  「・・・・。なるほどな。。。。。」

シルヴィア 「魔導アイテム「シャングリラ」・・・・・。どうかしら?」

ラリマー  「シャングリラ・・・・。とんでもない理想郷だな。。。。。」


      重力を操るようである。。。
      ラリマー周辺の重力を大きくしているのであろう。
      ラリマーの動きが鈍く なるはずである。。。

      ヴォルツの放つ弾丸が数を増す!!
      数発がラリマーに着弾していく!!


ラリマー  「チッ、、、、、めんどくせぇ野郎どもだ。。。。。」

      弾丸がついに、ラリマーの腕を貫いた!!
      死神の鎌が地面に落ちる!!

シルヴィア 「これで魔法も使えないわね。。。。。口ほどに無い最高幹部ね。」


ラリマー  「ハンターアイズ!!


      ラリマーの2つ目の魔導アイテムが出現した!!



ヴォルツ  「!!こ、、、、これは!!」
シルヴィア 「そ、、、そんなバカな事が。。。。。」





      と、2人は驚愕の魔導アイテムを見た。。。。。













続く。




























メロン   「クローンねぇ。。。。。(°з°)もぐもぐもぐもぐ。」
マロン   「私も誰かのクローンって事はないよねぇ。」
メロン   「((((;゜Д゜)))) 実はアタシもクローンか!!」






ロレンス  「そんな、使えねぇクローンなんか作るかよ。。。。。
      それこそ、世界が滅ぶわ。。。。。」

メロン   「(; ̄Д ̄)ひ、、、ひどっ。。。。。」

ロレンス  「オマエをクローンにしたら、食べ物がたくさんでてくるかもな。」


マロン   「( `ー´)プッ。」
メロン   「щ(゜Д゜щ)笑ったな!!今、笑ったな!!」




マロン   「ごめんなさいですぅ〜〜〜。」

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