ST:27
音と魔法と竜の咆哮









     ギルド2名を捕らえた、レヴィンたち。。。。。
     そのまま魔法警察に引き渡した。。。。。

     かなりの人間が捕まった事になるが、どうにもギルドの真相は掴めていない。

レヴィン 「キリが無い気がしなくもないな。。。。。」
テッケツ 「フハハハハ。全員タイホするのみであーる。」




     そして、洞窟内の事をヘノ校長に相談しにいったのである。




ヘノ    「なんじゃと? ツグミ先生が永久氷壁に?????」
テッケツ 「ああ、割る事もできない。」

ヘノ    「当たり前じゃ。。。。。。」

シオン  「でも、そうすればアレを溶かせるの?」

ヘノ    「そうじゃな。魔法では無尽蔵に炎を出せないからのぅ。
      炎の精霊を。。。。。。」
テッケツ 「ソイツは、ドコにいるんだ!?」

ヘノ   「スグ、近くにおるじゃろ。。。。。」
レヴィン 「え?」

シオン  「まさか、、、アタシの魔導アイテム「アヴェンジャー」の中、、、、、。」
テッケツ 「そうか、、、炎の精霊「ゴウエンオー」か。。。。。」

      クジャクの一件で、ゴウエンオーを宿したそれである。。。。。


シオン  「アタシに、、、その強大な力を使いこなせと。。。。。」
ヘノ   「ツグミ先生を助けたくないのか?」
シオン  「・・・・・・。アタシ、、、やってみる。。。。。」

ヘノ   「よし、、、、修行じゃな。。。。。」

テッケツ 「ヘノ校長、、、、修行とか好きだな。(笑)」



     一方魔法警察。。。
     今までの捕獲者から事情聴取するが、何も得られない。
     フィリーもあいかわらず黙秘したままである。。。
 

QB   「ねぇ、もしかして、ツグミ先生が「ホムクルス」を使えたとしたら。。。。。」
ディモン 「いや、、、それはないだろう、、、、まさか。。。。。」

QB   「でも、解らないわ。。。。。そうだとしたら、ツジツマが合う部分も。。。。。」

     と、なにやら騒がしい。


QB   「どうしたの?」

サフィア 「なんか、魔導刑事とか言う人が、、、あの人、刑事なの?」
QB   「そうね。。。。。研究員は一応うちの職員だからね。」


ギャラン 「また、ギルド捕まえたで。魔法石持ってたで。」
QB   「今度は「パルプンテ」?「ザオリク」?「ホムクルス」?。。。。。」
ギャラン 「それが、「レミラオン」やで。。。」

QB   「光線魔法・・・・・・。ギルドの目的は、、、いったい。。。。。」
ギャラン 「そこまではわからへん。。。」

QB   「レミラオン、、、、、、何か引っかかるわね。。。。。
     

ディモン 「QB。。。。。フリーダムの様子をもう一度確認しに、
      ヘリオルを向かわせた。。。。。通常業務の方も頼むぞ。」
QB   「ディモン、、、、、どこへ?」


ディモン 「ちょっとな。。。。。。」


     ディモンはそのまま、ヘノの居る学校へと向かった。



ディモン 「ヘノ校長。」

ヘノ   「ん?なんじゃ?」

     ヘノは地下にいた。
     そこは、いくつもの部屋があり、どうも修行の部屋っぽい。。。。。
     おそらく、ロレンスや、シオンが居るのであろう。。。。。

ディモン 「ギルドは、練金精製で遺伝子操作をしているだけではないと、私は思う。」
ヘノ   「ほほぅ。なぜじゃ?」

ディモン 「やつらが集めてるレミラオンの魔石。これは、何かの兵器では無いかと
     思うんですが。。。。。」
ヘノ   「そうじゃな、ワシの考えが当たってなければいいがな。。。。。」
ディモン 「え?考え?」


     と、部屋の扉が開いた。
     アルとシーマが出て来た。。。

シーマ  「校長〜。もう、無理ですぅ。。。。。」
アル   「まだ、高等魔法免許も無いんですよ?」

ヘノ    「試験受けるだけじゃぞ。。。魔法がまだ未熟だからこそ、
      この魔法はできるのじゃ。」

ディモン  「い、、、いったい何を?」

ヘノ    「彼ら専用の魔法、、、と言うか正確に言えば魔法の使い方じゃよ。
      やはり、ワシらが独自に動くなら、彼ら若い世代にも頑張ってもらい、
      今の時代と言うものを知って欲しいからのぅ。。。。。」

ディモン  「新しい魔法とは?」

シーマ   「ちょっと、ソレはお答えできませんですね〜。(^ー^*)」
アル    「企業(?)秘密です。(笑)」


      アルとシーマの2人を選んだと言う事は何やら音楽関係であろうか?

ディモン  「しかし、ヘノ校長が教えるのとなると、、、、、。」



スワン   「くしゅん!!」


      と、部屋の向こうからクシャミが。。。。。



ディモン  (・・・・・・・・・。音楽関係決定(笑))


ヘノ    「スワン君。ちょっとワシはディモンに話があるからの。
      あとよろしくな。」
スワン  「はいはい〜〜〜。」



      ヘノは校長室でディモンに話を進めた。

ヘノ    「ディモン、、、、、ギルドのもう1つの狙いがワシの読み通りならば、
      何人か、護衛せねばならぬ人間がいるな。。。。。」
ディモン  「ま、普通に考えると、魔法看護婦リマ君と、うちのメロン巡査ですかな?」

ヘノ    「さすがじゃな。。。。。さらに、深い読みもしておるようだな。」
ディモン  「ええ、どうもヤツラは、古代の産物ばかりを、、、、、。」
ヘノ    「解りやすいほどにな。。。。。だとしたら、さらに気をつけねばならぬ。
       魔導光線兵器だけは完成させてはならない。」


     *魔導光線兵器とは、巨大な魔石をレンズ代わりにし、
      レミラオンなどの光線魔法の魔石のエネルギーで放つ波動砲のようなもの。


ディモン  「やつらはそれに「ドルオーラ」を、、、、。」

     *竜闘気魔法ドルオーラ・伝説魔法の1つであり、
      事実上、魔力解放魔法「マダンテ」以上の破壊力を持つ。
      ただし、竜魔人族にしか使用はできない。

      が、メロンのドラグナー・ハーツはなぜか「竜魔人」に変化するのである。
      通常の竜変化魔法「ドラゴラム」とは違うのであるが、
      本人はその重要さには全く気づいていない。

      2人はゆくゆくメロンが完全に「ドルオーラ」を習得してしまう可能性も
      考えていたのである。。。。。
      今の「メロナズン」ではまだまだである。。。

ヘノ    「あのオバケオッパイのクセに、なぜ、あんな魔導アイテムが。。。。。?
      ある意味元々危険なのに、、、、、さらに危険。」 
ディモン  「・・・・・・・・・。ドルオーラを完全に開花するまでに、、、、、。」

ヘノ    「スマンがソレはできん。。。。。例え世界が危険だとしても、
      個人の目覚めた能力を摘んでしまう権利は誰にも無いのじゃ。。。。。」
ディモン  「そうですな。。。。。」
ヘノ    「ギルドが、メロンの「竜魔人変化」に目をつけてなければいいが。。。。。」
ディモン  「微妙ですね。。。。。」







       修行中のスワン&アル&シーマ


スワン   「なんとか、なって来たわね。フフフ。」

アル    「こないだ、メロディアを覚えたばかりなのに。。。。。」
シーマ   「でも、、、、、私たちがこの魔法の先駆者になるのね〜。」

スワン   「そう。。。そして、私はその魔法の初代マスター。。。。。ウフフ。
       でも、この魔法スタイルの名前が決まってないわね。。。。。
       何にしましょう?」
アル    「魔曲魔法。じゃベタですかね?」
シーマ   「 「魔」がカブってるから、楽曲魔法。」
スワン   「うーん。。。。。
      魔法の曲の中に魔法を組み込むコンビネーションなんだから、、、、。」


シーマ   「また、ゆっくり考えましょう。師匠。」
スワン   「そうね。。。よし、今日はここまでにしましょう!!」





      ヘノがスワンに授けた「魔法」その威力とは?







続く。































マイコ   「やっと、主人公ってカンジっぽくなってない?(笑)」
アル    「そうなんだよね〜〜〜。」
シーマ   「あっはっはっは。」

カホ    「しょうがないで、ウチの学校、濃いの多いから。」

マロン   「そんな事言うと、いまごろクシャミしてますよ。(笑)」






























魔法都市マジックテリアで、今、クシャミをした人数ははかりしれなかった。。。。。

inserted by FC2 system