ST:17
マスター・ヘノ











     突然の来客である。。。
     この山のこんな小屋に来るのは、よほどのポテチマニアだろうか?
     ここでは漢方を販売しているわけではないのである。。。


ノア  「あ、、さっき言ってた、魔法石を買いに来る人かもしれない。。。」


     ノアは扉へと向かう。。。。。


メロン  「・・・・・・。」
ヘノ   「・・・・・・。」


     そして、取引きではなく、どうも話だけで終わったようである。

     だが、その来客が青いローブだったのを見逃さなかった。。。

メロン  「・・・・・・・・。あんちくしょうめ。。。。。」

ヘノ   「さて、今日は帰るかのぅ。」
チクワ  「おお、そうか。。。。。」
ノア   「では、お送りしますよ。」

ヘノ   「ああ、今日はいいぞよ。小娘が二人もおるでの。」
メロン  「щ(゜Д゜щ)誰が小娘や!?」
ヘノ   「デカイのは、口と態度とおっぱいだけではないか。」
キャロル「胃袋もデカイと思いますよぅ。」(笑)
メロン  「(`皿´)殺す!!



     そして、3人(2人と1匹?)は下山する。
     さっきのローブを追いかけようと走るメロン。
ヘノ   「こりゃ、バカメロン。そんなつまらん体力の失いはいかんぞ。
     疲れて息がきれれば、魔法の詠唱にも影響するだろう。
メロン  「ちっ、たまにはまともな事いうじゃん。。。。。」

キャロル「あ、そうそう。どうして、ギルドは青いローブを着てるんですか?
     他の服着ればいいじゃないですか。バレないし。」

ヘノ   「アレは、あいつらの見つかってもいいという自信の表れじゃ。
     見つかっても、ヤツラを止める事は難しいじゃろ。」
キャロル「ふーーん。そうなんだぁ。」


メロン  「おかしいなぁ。ルーラしたのかなぁ。。。。。」

ヘノ   「この山はルーラは使えんよ。。。。。」
メロン  「不思議な力かぁ。」
キャロル「ソレってどういう事なんですか?」

ヘノ   「魔法力を分散してしまうモノがあったりするとそうじゃ。
     神聖な場所は結界がはってあったりするしのぅ。」
キャロル「( `ー´)oメモメモ。」

メロン  「キャロル、アンタ、なんか勉強家じゃない?」
キャロル「私、巡査長試験受けるもーん。先輩の上司になるのが夢ですぅ。」
メロン  「妙な夢持ってんじゃねぇ〜〜!!


ヘノ   「ん? 何人かいるな。。。。。」

     ヘノが辺りの様子を感じ取った。。。。。

メロン  「解るの?」
ヘノ   「だが、この山じゃ、、、厳しいな。。。。。」
キャロル「魔法力が。。。。。」
ヘノ   「ま、それ以上に魔法力を練ればいいじゃがな。。。。。
      オマエたち、あまり動くなよ。」

     ヘノの手から何か玉が出た。

メロン  「うぉ!なんだそれ!!」

ヘノ   「ワシの魔導アイテムじゃ。。。。。」
キャロル「それで、何するんですか?」

ヘノ   「敵がドコに隠れてるかを全て教えてくれる。。。。。
      ま、正確には魔法力探知機じゃな。」

     ヘノの魔導アイテム「ドミネ・クオ・ヴァディス


     光る玉から小さい玉が産まれた。

メロン  「ん?2つ、小さい玉が出たよ?」

ヘノ   「その方向に2人敵がいるんじゃ。。。。。ん?
     1人はちょっとてごわそうじゃな。。。。。」


     ヘノはフワフワ〜と前へ出た。(トベルーラを使用。)



ヘノ   「出て来い。2人いるのはわかっておる。」


     2人の男女が出てきた。。。
     さっきノアに会ったのは男の方である。。。

メロン  「あ!!
ヘノ   「ほほう、オマエじゃったか。。。。。」


アヤメ  「パンダのくせに、ナマイキなアイテム持ってるじゃん。。。」

     女の方はアヤメであった。
     3年前の戦いで、オニキス・ラリマーと共に立ちふさがった強敵である。


アヤメ  「インプレッサ!!殺るよ!!」
インプ  「おう!!行くぜ!!」

ヘノ   「・・・・・。来るぞ・・・・・。ベタプレスが・・・・・・・・。」
メロン  「ん?」


インプ  「ベタプレス!!
     重圧魔法で辺りを包む!!

アヤメ  「キラー・ザ・キラー!!
     アヤメの魔導アイテムが出現。ピオリムだけをいくつも集束した爪である。
     高速で斬り刻むのである!!

インプ  「!!こ、、これは。」

     なんと、ヘノはアストロンを唱えていた。
     3人は鋼鉄化していた。

インプ  「くっ!!」
アヤメ  「ベタプレスを解除しろ!!」


     ベタプレスを解除するインプレッサ、すぐにアヤメが走り寄る。

ヘノ   「もう、終わりかの?」
アヤメ  「!! な、、なに!? もう、アストロンの効果が切れたのか?」

     鋼鉄化魔法アストロンは、一度鋼鉄化してしまうと、
     ある程度の時間鋼鉄のままで動けないのが弱点であった。

ヘノ   「ホッホッホ。これくらいなんてことないがの。。。」

インプ  「このクソパンダ!!」

ヘノ   「来るぞ、、、、マヒャドが。。。。。」
メロン  「えっ!!」
キャロル 「えっ!!」


インプ  「マヒャド!!
      極大氷撃魔法である!!

      ヘノは極大火炎魔法を唱える!!
ヘノ   「・・・・・・・・。メラゾーマ。」

     ポンッと、小さな火の玉が出る。

メロン  「( ̄□ ̄;)!! 小さっ!!」
キャロル 「( ̄□ ̄;)!!あれ、メラじゃないですか?」


インプ  「どうした、パンダ? 攻撃魔法は苦手か?」
      インプレッサは氷の刃と共に、ヘノへ向かう!!


アヤメ  「バカ!!下がれ!!」


     インプレッサがその小さな火の玉を潰そうとした。。。。。


     すさまじい轟炎がインプレッサを包んだのであった。。。。。
インプ  「ぎゃああああああああああああああああああ!!」


ヘノ   「なんじゃ、メラゾーマ1発で終わりかぃ。。。。。」


メロン  「す、、、すげぇ。。。。。」


アヤメ  「ちぃっ!!ならば!!」

     アヤメが標的を変えた!!あきらかにキャロルを狙っている!!


キャロル 「わっっわっ!!先輩!!」

メロン  「!!」

      その時、ヘノの魔導アイテムの玉が少し動いた。


ヘノ   「こ、、これは、、、メガンテ!?」

      なんと、インプレッサがその位置で
      自己犠牲魔法メガンテを使おうとしているのであった!!

ヘノ   「バカな!!そんな簡単に死ぬのか!!ええい!!
      ドラゴラム!!

      ヘノは竜変化魔法で、大きなドラゴンになり、
      2人をメガンテの爆発から守るように立ちふさがった!!



キャロル 「うわああああああ!!先輩ーーーーーーーーーっ!!」
メロン   「うわわわ!!ドラゴンだ!!」



      アヤメのキラー・ザ・キラーがキャロルを斬り刻んだ!!


キャロル 「きゃああああああああああああああああああああ!!」













続く。































テッケツ  「うお。校長の魔導アイテムがついに!!」
マイコ   「ドミネ・クオ・ヴァディスって?????」

ティアナ  「あれは、「あんさんどこ行きはるの?」って意味どす。」
マロン   「あ、、、いや、、それもよくわかんないです。。。。。」


カホ    「アンタどこいくん?みたいなカンジやで。」

スワン   「あら?カホちゃんだー。」
マロン   「もう、いつもいつもドコ行ってるんですかー?」


カホ    「(〃▽〃)」








テッケツ  「( ̄- ̄ )」

inserted by FC2 system