ST:12
魔法手術科









      なにやら裏では慌しいようですが、
      そんな中、今日は魔法学校は平和でした。

シーマ   「プリメェラ先生〜〜〜・・・・・?」

      プリメェラとティアナは話ながら歩いている。

プリメェラ  「夏になると、学校は休みだけど、やる事いっぱいあるのよねぇ。」
ティアナ  「そうどすなぁ。うちも前の仕事では夏の陣はわややったわぁ。。。」
プリメェラ  「今年もなんとかうまくやれへんとなぁ。」

シーマ   「( ̄□ ̄;)!!言葉うつってるし。
      って、プリメェラ先生〜〜〜。」

プリメェラ  「はいはいはい〜。」
シーマ   「夏期の学校ってどうなってるんですか?」

プリメェラ  「シープの1日から、授業は少し変わります。
       今年は、一日を通して同系統の魔法の講義があります。
       各講義の中から、極めたい系統の魔法を選ぶシステムです。」
シーマ   「普段、どうしてそうしないんですか?」
プリメェラ  「そうすると、一日休んだだけで、学びたい系統が1つも
       受けられないですからね。ま、復習と応用ですね。夏期は。
       結構実家とかに帰る方がおおいどすから。」
シーマ   「言葉うつってる、うつってる。。。。。」


      と、言うわけで夏期の予定を聞いたシーマは
      なにやら、カレンダーをみながらつぶやいていた。。。




      さて、おひさしぶりの魔法病院。

リマ    「婦長〜〜〜〜。来月のシフトどうします?」
ローズ  「そうね。。。とりあえず、ある程度の希望は聞いておきますが、
      とくに休暇を来月にする必要のない人はずらしてもらいます。」
リマ    「(;^_^A えっと、私の休みは・・・・・・・・・・・・。」
ローズ  「頑張りましょうね。主任。(^ー^*)に゛っこり
リマ    「( ̄□ ̄;)・・・・・。あの笑顔には逆らっちゃいけないような。。。。。」

ミルミィ  「婦長、私、全然いいですよ〜♪ とくに帰る予定はないですし。
      あ、ポルテ〜。」

      と、同僚のポルテを呼ぶ。
ミルミィ  「ポルテは来月どうするの?」
ポルテ  「うーん。。。。。休みは欲しいなぁ。。。。。海とか行きたいし。」
ミルミィ  「( `ー´)o 彼がいるわけじゃないし。」
ポルテ  「(`з´)それはお互い様でしょ!!」

リマ    「私も海行きたい。。。。。」


ミルミィ  「あ。ローズ婦長、リマ主任。。。。。私の魔導アイテム見てもらえますか?」

ローズ  「毎日頑張るわね。」
ミルミィ  「私の能力も、婦長や主任のように患者さんを救う能力ですから。
       間違いがあってはいけませんので。」
ポルテ  「そっか、ミルミィ、今度魔法手術科に・・・・・。」
ミルミィ  「うん。」

      魔法手術とは・・・・・
     普段の手術では主に「回復魔法」などしか使用しない。

     だが、個人能力の極み「魔導アイテム」に
     治療を委ねる場合がある。

     同じ能力者がほとんどいないため、
     その使用者は、
ほとんど病院にいる事になるという。
     それが、魔法手術科である。
     (外出はルーラの範囲内)


      リマの魔導アイテム「ブラッディーマリィ」は回復の杖であるため、
      回復量は絶大とは言え、高LV魔導士の回復魔法で代用できる。
      
ローズ  「ミルミィ、志願するその想いはありがたいわ。
      ただ、魔法手術科は、プライベートはほとんどなくなってしまうわ。
      あなたはまだ、若いけど、本当にそれでいいのかしら?」
ミルミィ  「ええ、私も真剣に考えました。
      それでも、私にしかできない能力が人を救うなら。。。。。」

ローズ  「わかりました。。。。。主任。」
リマ    「はい。用意します。」



      ミルミィの魔導アイテムは「セラフィック」
      ホイミ・キアリー系で練り上げた糸である。
      もちろん、縫合用である。
      ホイミ系で傷口の回復補助、キアリーで消毒の効果を多少含む。
      
      媒体は「糸」なので、問題はない。


ミルミィ  「えーーーーーい!!セラフィック!!

ローズ  「2つの魔法を媒体にできるのには驚いたけど、もう、安定してるわね。」

リマ    「さて、あとは、その糸の魔法力の安定度。
      そして、その回復お呼び消毒の効果の過度をみないとね。」

ミルミィ  「大丈夫です。見てください。」

      なんと、ミルミィは自分の手にセラフィックを縫っている。

リマ    「な、なんてことを。。。。。」
ミルミィ  「やっぱりちゃんと確かめないと。。。。。回復力が高すぎても、
      タバコの火をメラゾーマでつけるようなものですし。。。」
ローズ   「その例えはよくわからないけど、、、、、。
      こ、、これは、、、、3つの縫合!?」

ミルミィ   「ええ、セラフィックに確信が持てたのが3日前なので、
       毎日1つづつ、自分の手を縫いました。。。。。
リマ     「女の子の手なのに。。。。。」

ミルミィ   「(^ー^*)傷跡を残さないはずですから。
       自分の能力を信じないと・・・・ね。」
ローズ   「わかりました。。。。。次の異動で魔法手術科の候補に
       いれておきます。。。まだ決定ではありませんよ。」
ミルミィ   「ハイ!! 頑張ります。」










      また、その夜の、居酒屋「BIG FRENDS」

スワン   「ああ、終わった・・・・・。なんか、私も料理人になれるんじゃないのかな?
       とか、思って来た。。。。。本職がぁ。。。。。」
マロン   「魔法花火師の方は・・・・・大丈夫なんですか?
       って、私も本職より、こっちの方が忙しいですぅ。」
スワン   「花火の方はちゃんとできてるからいいけどね。。。。。
       時間はあるけど、こうも忙しいと。。。。。」
マロン   「そうですね、ミルミィさんにも手伝ってもらってますから、、、、、
       って、ミルミィさん、手は大丈夫ですか?」

ミルミィ   「うん。便利な魔導アイテムでしょ?(笑)
       やっぱり、包丁とか慣れてないからダメね。」


      そして、

ミルミィ   「あの、、私、魔法手術科になれるかもしれないです。」

スワン   「(^ー^*)よかったじゃない。」
マロン   「(^ー^*)おめでとうございますぅ。」

ミルミィ   「あ、まだ決定じゃないので、、、、、。
       でも、決定してしまったら、もうここでは・・・・・・。」

スワン   「気にしないでいいよ。ミルミィはバイト代も無しで手伝ってたんだしさ、
       自分のやりたい事をやればいいんだよ〜。」


男     「そうだな。店は、俺たちがやらねばならないしな。」

      と、1人の男がいた。。。。。

スワン   「(iдi)!!ホークアイ!!」
ホークアイ 「すまなかった、、、ヴィクトリが危険だと聞いたものでな。。。」

マロン   「え!? ヴィクトリさんは!?」
ホークアイ 「魔物の襲撃で、今、魔法病院に・・・・・。」


ミルミィ   「あ、、、私、、、行って来ます!!」

      ミルミィはスグに魔法病院へと向かった。。。。。









続く。



























サフィア  「あら?このカードは・・・・・?」

メロン    「あ、ソレ。アタシの〜。」

アラシ   「? コッペパン?」

メロン   「今ね、ポテチ買うとついてくるの。
       世界のパンカード!!
サフィア  「あ、、、集めてるの・・・・・?」
メロン   「(^ー^*)うん。」

アラシ   「た、、、、、楽しいですか・・・・・?」
メロン   「(^ー^*)うん。」



サフィア  「最近は変わったコレクションがあるものね。。。。。」
アラシ   「あ、、ああ、他に誰が集めるんだろう。。。。。」



















ヘノ    「へっくしょい!!」

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