ST:10
正義のヒーロー









     夕暮れの川原に座り込んでいるアルがいた。。。

     横を通りかかったヒメが近づいて行った。。。

ヒメ   「どうしたの? なんか、トランペットでも吹き鳴らしそうな
     シチュエーションかもし出してるけど?(笑)」
アル  「いえ、俺はホルンですから。。。。。」
ヒメ   「(;^_^A・・・・・。」


     そしてアルは「魔導アイテム」の昇華に悩んでる事を話した。

ヒメ   「そうねぇ。ポンポン作れるモノじゃないからね。
     私は能力を考え具現した後でも、効果を追加できるようにしたけどね。
     私のイメージってか、得意魔法は「ヒャド系」だった。。。。。
     「敵を凍結させ動きを止める。」「凍結させ粉砕させやすくする。」
     「冷し、その後の火炎魔法の効果をあげる。」「氷そのものを使用する。」
     と、あげてもキリがないくらいの効果があると考えこのサファイア・リングを
     作りあげたわ。。。
     
     当時はまだ魔法学校の生徒だったわ。。。
     
     そして、防御のイメージが強いので、次は攻撃にしようと思ったの、
     だけど、「魔導アイテムを作成する魔導アイテム」を持つ人から、
     勝手なイメージで「ムチ」にされたわ。」

アル  「ピ、、ピッタリじゃないですか・・・・・・。」
ヒメ   「(^ー^*)に゛っこり。」
アル  「( ̄□ ̄;)!!すみません。。。。。」



ヒメ   「ん? あの川の反対側。。。。。」
アル  「どうかしました?」

    向こう側で、1人が話しているようである。

ヒメ   「怪しくない?」
アル  「あまり、見えません。。。。。でも、青ローブですか?」

ヒメ   「ん? キョウハコレダケ・・・・・。」
アル  「( ̄□ ̄;)!!読唇術ですか!!

    ヒメは川へと向かう。

アル  「ヒメ先生!!どうするんですか!?魔石ギルドですよね!?」

ヒメ   「決まったわけじゃないけど怪しいから捕まえるわ。
アル  「えっ!!」


ヒメ   「行くわよ!!久々!!マヒャド!!

    なんと、川を凍らせ、その近くにいた2人の足元も凍らせる!!

アル  「( ̄□ ̄;)!!」

怪しい人A 「な、、、なんだ!!」
青ローブ  「!! メラミ!!

    1人が足元を溶かして行く。

    すでに、ヒメは凍った川を渡っている!!
    アルも一応追っていく!!

ヒメ   「ちょっと、待ちなさい!!」

    青ローブは逃げようとした!!

    その時!!


謎   「トーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!」

    不思議な全身スーツに身を包んだ者が現れた。
    青ローブに蹴りを入れ気絶させる。

謎   「協力おおきに〜♪」

ヒメ   「あ、、、アナタは?いったい。。。。。」
謎   「ま、謎のヒーローという事でよろしゅう。」

ヒメ   「そ、、、それで、そんな格好?」

謎   「ヒーローの基本やがな〜♪ ほなワテ急ぐんで♪」

     と、青ローブを抱えて飛んで行った。。。。。


アル  「か、、、風のようでしたね。。。。。」
ヒメ   「ヒーローねぇ。。。。。しゃべりが変だったけど。。。。。」
アル  「ティアナ先生とも、また違った。。。。。」


怪しい人A 「はっ!」

ヒメ    「あ!! マホチェイン!!」

     魔鎖魔法で怪しい人を縛り上げた。
     そのまま拘束し、引き寄せる。。。

アル   「( ̄□ ̄;)さ、、さすが、伝説の魔導士。。。。。」
ヒメ   「ちょっと、私、魔法警察行ってくるからよろしくね。」


アル  「は、、、、はい。。。。。」

     どうやら、ヒメも「魔石ギルド」の動きに対して、なんらかの指示を
     魔法警察からうけているようである。


     また、1人で川原で考える。



     ふと、歩き出す。



     そして、アルはいつもの食堂の辺りを歩いていた。

テッケツ 「ぬおおおおおおおおおおおおおおおお!!」
アル   「( ̄□ ̄;)!?ビクッ!!」

     熱き漢テッケツが激走してきたのである。

テッケツ 「お。アル!!変なヤツ見なかったか!?」
アル   (テッケツ先生の言うLVの変なヤツ・・・・・・?)

テッケツ 「なんか、全身メタリックスーツなやつだ。」
アル   「謎のヒーローですか?」
テッケツ 「そうだ。あの屋根の上にいるようなヤツだ。」
アル   「えっと。。。。。いるじゃないですか。屋根の上に。。。。。」
テッケツ 「ん? ああ、そうか!!」

      食堂の屋根の上にさっきのヤツがいる。

ヒーロー 「ハハハハハハ。またお会いしまひょ。」

テッケツ 「待て!!」

ヒーロー 「ん?」

テッケツ 「どうしても、気になるんだ!!」

ヒーロー 「ええでしょ。 わての名前は魔導刑事ギャラン!!
テッケツ 「やっちまった、、、、、その名前。(笑)
      覚えておくぜ、ギャラン!!次は負けないぜ。」

アル   ( ( ̄□ ̄;)な、ナニをはりあったんだろう。。。。。)

      そして、ギャランは姿を消した。。。。。

アル   「テッケツ先生。何かやったんですか?」
テッケツ 「ああ。アイツと勝負をした。。。。。」

アル   「なぜ!?」
テッケツ 「勝ったら、俺もヒーローにしてくれると。。。。。」

アル   「三十路のヒーローはちょっと、どうかと。。。。。」
テッケツ 「( ̄□ ̄;)!!ぬぅ・・・・・・イタイところを。。。。。」

アル   「てか、アレはいったい。。。。。」

テッケツ 「わからん。。。。。ただ、最先端の魔導超伝導を取り入れている。」
アル   「え?あれ、魔導アイテムじゃないんですか?」

テッケツ 「違うな。。。。。あのデザインは、明らかに魔石の匂いが。。。。。」
アル   「うーん。。。。。。」

      テッケツならなんだかヒーローってもおかしくはないが。
      
      どうも、本気でなりたいのもどうかと。(笑)


      と、ふと、魔導超伝導システム・魔導工学の研究所を思い出した。
アル   「・・・・・・。」


      色々な悩み、事件などが起こりすぎた。。。。。
      アルは自分でもよくわからないが、研究所に行ってみたくなったのである。
      もしかすると、魔導工学と魔導アイテムの何か繋がりを見つけるかも
      しれないと思ったのだろうか?









続く。































ヘノ   「今日も平和ダナー。´ρ`)y─┛~~」

プリメェラ 「ヘノ校長。。。。。魔石ギルド云々で、生徒の安全についての
      会議はじまりますよ。」
ヘノ   「わかっておる。」

ティアナ 「これで、皆さんそろいはった?」
レヴィン 「テッケツ先生がいないが、まぁ、議会は
      美しく進むでしょう。。。。。」












テッケツ 「ぬおおおおおお!!俺もなりたい〜〜〜〜!!
     あんちくしょーめ!!あんちくしょーめ!!」

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