ST:06
魔法警察のある日











    一部では有名な怪盗ラパン。
    
    とある日に、とある館に予告状が入った。
    その館の主人はクレスタ伯爵である。。。。。

    クレスタ伯爵はあまり世間評価はされてないであろう商売で儲けていた。
    (だが実際の証拠としては無い。)


クレスタ 「何? このワシの黄金のトランペットを盗むだと?」
執事   「そのようです。旦那様。盗品とわかっていても買う者もいるようですし。」

クレスタ 「フン、、、、まぁ、良い。魔法警察でも呼ぶか。。。。。」
執事   「旦那様、魔法警察は魔法犯罪者相手でないと。。。。。」
クレスタ 「捕まってない者が魔法を使うかどうかはわからん。
      今まで使ってないだけかも知れないだろう。と言っておけ。」
執事   「わかりました。。。。。」



     そして、クレスタは予告状の日に合わせて、魔法警察に警備を頼んだ。
     さらに警備会社にも警備させたのである。。。


     魔法警察もその依頼を受けて人員の要請となった。
     20名の派遣警官の中に、アラシ・メロン・キャロルの姿があった。

     キャロルとは新人警官でありメロンの後輩にあたる子である。


アラシ  「よりによって、クレスタ伯爵とは。。。。。」
メロン  「(°з°)超悪人?」
アラシ  「(;^_^A ん、、、、ん、、、そんな事は。。。。。」

キャロル 「(≧▽≦)先輩〜♪ キャロル初現場ですか〜?」
メロン  「(;^_^A うん。一応現場ってモノをね。。。。。」
キャロル 「(≧▽≦)頑張りますぅ〜〜〜♪」

     想像のとおり、このキャロルも結構メロン系キャラである。

メロン  「(`з´)メロン系キャラってなんだよ。」


     わかりやすくいえば、ダメ系。(笑)


アラシ  「キャロルさん。現場では勝手に動いたりしないように。。。。。」
キャロル 「(≧▽≦)はい。了解ですぅ。アラシ署長!!」



クレスタ 「おおう。魔法警察の方々。ま、あまり期待してないが、
      頑張ってくれたまえ。」
アラシ  「(;^_^A ええ、、、、、。」


メロン   「(`д´) なんだとぅ!あんちきしょーめ。」
キャロル 「(`д´)なんか、キャロルもすっごいバカにされたカンジ!!」
アラシ  「まぁまぁ、元々あーゆー人なんですよ。。。。。
      しかし、なぜ、こんなに警備を?????
      それほど今回の宝は大事と?????」
メロン   「犯人は、魔導交響楽団に入りたいんじゃないの?」
キャロル 「もし盗まれても、責任を警察におしつけるからじゃないの?」
アラシ  「あ!ソレを言っ・・・・。」

     と、それがクレスタに聞こえてしまった。。。。。

クレスタ  「なんだ、この小娘は!!やる前から警察は逃げられると
      言っているのか?」
キャロル 「あわわわ。。。。だって、今まで誰も捕まえてないんだよ?
      それに魔法警察は「魔法犯罪者」の事件に対しての出動が多いから
      そんな普通の人のなんか知らないよー。」
アラシ  「( ̄□ ̄;)!!こ、、こらこら、そんな事はないですよ!!」

クレスタ 「ハッハッハ。魔法警察もこんなアホな娘を入れねば人が足らぬ程度か。
      金の無駄だ。おまえらは帰っていいぞ。」
アラシ  「申しわけありません。クレスタ伯爵。。。。。」



     で、帰された。(笑)





キャロル 「え〜、この装置はずすのキャロルたちなんですか〜〜?」
メロン   「(=_=)みたいだねぇ。。。。。署長!!」

アラシ  「(;^_^A ま、依頼取り消しされましたから、
      とっととはずして帰りましょう。」

メロン   「これはなんなんですか?」

アラシ   「魔法力無効化門=マジックゲートです。
      この門をくぐる時、ほとんどの魔法力が無効化されます。
      モシャスで姿を変えていたり、レムオルで姿を消していても。」

     そのマジックゲートをその辺に張り巡らせていたのである。

キャロル  「え、でも。こんな屋敷の裏側だったら、普通に出てもバレないし、
      こんなゲートすぐバレるんじゃ。。。。。」



ぼわーん。




アラシ   「あ。」

男     「あ。」


     と、1人の男がゲートで姿を現してしまった。。。。。

アラシ   「(;^_^A 怪盗ラパン!?」
メロン   「( ̄□ ̄;)!!なぬぬ!!」
キャロル  「( ̄□ ̄;)!!」


ラパン   「すまねぇ、、、見逃してくれ!!
      これを売れば、何人もの貧しい病人が助かるんだ!!
      これで、最後なんだ!!」
アラシ   「いや、確かに警備の依頼は取り消されましたが、、、、、。」
キャロル  「正義の魔法警察として、魔法を悪用した犯罪者は
       見逃せないのよん♪」

メロン    「・・・・・・・・。」

ラパン   「頼む!!後で必ず自首する!!」


メロン    「眠ってしまいなさーーーーい!!
       ラリホーマ!!



キャロル  「眠らせて捕まえてしまう・・・・・・あれれ。。。。。(−_ゞ 」
アラシ    「(−_ゞ こ、、、これは。。。。。」

ラパン   「オマエ、何、味方にラリホーマかけてんだよ!!」

メロン    「バカァ!!早く逃げちゃえ!!」
ラパン   「そしたら、オマエがそこの上司に後で怒られるんだぞ!!」

メロン    「泥棒が警察の心配してんじゃないの!!」
ラパン   「す、、、すまねぇ。。。。。」

メロン    「うわわわ!!警備会社の人が来た!!」
ラパン   「や、、、やべぇ。」


アラシ   「レムオルですよ!!」

メロン   「え?」
ラパン   「あ、そうか。。。。。」


      ラパンはレムオルで姿を消した。。。。。


メロン   「アラシ署長、、、、もしかして。。。。。」

アラシ   「えっと、、、、、寝言寝言、、、、むにゃむにゃむにゃ。」



      そして、ラパンは逃げた。







アラシ   「ふぅ。目が覚めたぞ。。。。。と。」
メロン   「(;^_^A い、、いいんですか?アラシ署長。。。。。」

アラシ   「でも、黄金のトランペットは盗まれてないようですよ。」
メロン   「へ?」





       3人は魔法警察署へと帰る。


キャロル  「先輩ひどいです〜。キャロルにラリホーマかけるなんて。
      キャロルだって、ラパンさん見逃すくらい。。。。。」
メロン   「( ̄・ ̄;)¨ ♪〜♪♪〜 まぁ、、、とっさだし。」

アラシ   「魔法のヘタなメロン巡査のおかげで、怪盗ラパンらしき男を
      逃がしてしまいましたね。(笑)」
メロン   「そうですね〜。ちゃんとラパンにかかっていれば、
      捕まえたかもしれないのにね。(笑)」

キャロル  「あ。でも、署長。ラパンは何を盗んだの?」

アラシ   「なんでも、クレスタ伯爵は、トランペットの入れ物の中に、
       金のインゴットを代わりに入れておいたそうです。」
メロン   「( ̄□ ̄;)えっ!ラパンはそれに気づいたのかな?」

アラシ   「それはそうでしょう。。。。。だって、、、、、。
       入ってた金は、黄金のトランペットの価値の10倍入ってた
       らしいですから。」

キャロル  「( ̄□ ̄;)? ねぇ。クレスタっておっさん。アホ?




      そして、アラシには解っていた。
     「予告したものが盗めなかった」という名目で、ラパンは
      怪盗を辞めるであろうと。。。。。










      後日。


      魔法警察に1人の男がやってきた。。。。。





ラパン  「・・・・・・・・・・。アラシ署長だっけ?」
アラシ  「ん?」
ラパン  「俺だよ。。。。。ラパンだよ。。。。。」

アラシ  「名前を変えた方がいい。怪盗ラパンと同じ名前だと、
      この先、不便でしょう。。。。。あなたも運が悪いですね。」
ラパン  「そうじゃなくて、、、俺が怪盗・・・・・・・・。」

キャロル 「あれ?」

      キャロルとメロンが帰ってきた。

メロン   「あ。」


ラパン  「あ、姉ちゃん。俺だよ、覚えてるだろ?自首しにきたぜ。」

メロン   「誰だよぅ。」
キャロル 「あ、わかった!!新しいナンパだ!!
      警察署でナンパするなんて、、、、、、。」


ラパン  「お、、、おい。。。。。」



アラシ   「さぁ、私たちは忙しいので、用がないから、
      お引取り願えますか?」


ラパン  「オマエら、、、、、、、。」




メロン   「魔法病院前の花屋。。。。。。儲かるだろうな。。。。。」
ラパン  「ありがとう!!」











     そして、怪盗ラパンは二度と現れなくなったとのこと。。。。。









続く。






























キャロル   「先輩。でも、見逃したのがバレたら、キャロルたちどうなるの?」
メロン    「アラシ署長共々、処分&世間からパッシング?
キャロル   「でも。あの怪盗さんいいひとだよぅ?」

メロン    「(°з°)だから、助けたんじゃないか。」

キャロル   「えっと、だから。。。。。」

メロン    「(`д´)何にも言わなきゃいいの!!」

キャロル  「( ̄□ ̄;)ハ、、ハイ!!」

メロン    「(`д´)よし。じゃ、にっこりパトロール行くよ!!」

キャロル  「愛車クリスチーネの登場ですね!!」

メロン    「(`д´)クリスチー!!」
キャロル  「( ̄□ ̄;)ハ、、ハイ!!」







       魔法警察のおバカコンビは今日も行く。








アラシ   「´ρ`)y─┛~~ しかし。。。。。
      署長って、「位」じゃないんだよな。。。。。
      私って、警視よりは下なんだろうけど、警部より上なのかな?」

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