ST:03
魔導超伝動冷蔵庫
翌日。。。。。
アルは学校は行かず、部屋の家具などを買おうと街へ出た。
アル 「やっぱ、大きい街は色々あるなぁ。。。。。
ん?なんだこのテントは。。。。。」
少し大きめのテント。
なんの店だろう。。。。。
ちょうど、中から人がでてきた。
蒼いロングヘアーの眩しい女性である。
アル 「( `ー´) あ、なるほど。」
どうやら、その人は占星術師のようである。
術師 「あら。お客さんかしら?」
アル 「あ、いえ。。。。。なんのお店かな?と。」
術師 「占星術よ。あまり男の方には興味無い方も多いですけど。。。」
アル 「おいくら位なんですか?」
術師 「(^ー^*)なんか、強制した見たいだから無料でいいですよ。」
アル 「( ̄□ ̄;)え、いいんですか?」
アルは占ってもらう事にした。
小さいテントの割に中は結構広く、なにやら神秘的な感じである。
水晶玉で占いを始めた。。。。。
術師 「黒い4つの光。。。。。。小さな光に囲まれている。。。。。。
その中に紫の光が見えます。。。。。
黒い光に近づいたり、離れたりする赤い光。。。。。。
これが、今のアナタのようです。。。。。」
と、抽象的ではあるが、どこか的を射ているような内容であった。
15分位で終わったが、アルはかなり長く感じた。。。。。
アル 「なんか、、、心地よい空間な気がしますが、気のせいでしょうか・・・・・。」
術師 「(^ー^*)企業秘密ですが、お客様を癒す手助けを他にもしておりますぅ。」
アル 「あまり、わからないような気がしますが、
何か、自分のやる事を導いてるような気がしました。
ありがとうございます。」
アルはお金を出した。
術師 「え・・・・・。いいですよ。今回は。」
アル 「いえ。アナタは「占い」を生業にしてるのですから、
貰った「結果」に対して僕が出すんですよ。受け取ってください。」
術師 「え。。。。。でも。。。。。」
そこへ婦警さんが自転車で駆けて来た。
婦警 「(°з°)どしたの? お金拾ったの?」
術師 「あ、、、。」
と、事情を話す。
婦警 「(°з°)ま、無料ってんだからいいんじゃないの?」
アル 「わかりました。また、迷った時に来ます。その時は。。。。。」
術師 「(^ー^*)わかりました。お待ちしてますのでゼヒ。」
そして、アルは商店街へと向かう。
ルージアの街と違って、大きな専門店やらたくさん並ぶ。
アル 「えっと、何から買えばいいんだろう。。。。。
魔導超伝導冷蔵庫とかいるかなぁ。。。。。」
魔導超伝導製品の店へ入る。
冷蔵庫を眺めてみる。大きさや魔法石の効果もさまざまで
どれを買ったらいいかわからない。。。
店主 「いらっしゃい!!お、兄ちゃん。魔導超伝導冷蔵庫欲しいのかぃ?
こっちのは「魔法石ヒャド」で安いよ。
そっちのは「魔法石ヒャダイン」だから、ちょっと値が張るよ?」
アル 「(;^_^A どっちがいいんだろう。。。。。」
女性 「あ、魔法石ヒャダインの方、まだあります?」
他の主婦のお客も来ていた。
店主 「コイツは、コレ1つだけだよ。 兄ちゃん、どうすんだい?」
アル 「あ、僕は1人暮らしだから、ヒャドの方でいいのかな。。。。。」
女性 「ヒャドの方は、氷とか保存できないわよ。」
アル 「そうなんですか、、、、、でも、魔法石ヒャダインタイプは
高いから、いいですよ。。。。。」
女性 「じゃあ、私はヒャダインタイプ貰っていくわ。」
店主 「毎度あり!!」
魔導超伝動システムにより、家の家事を助けたりする物が
年々増えてきた。これもここ2〜3年の事である。
魔法石の種類によって値段が決まるのである。
魔導冷蔵庫も、ヒャド<ヒャダルコ<ヒャダイン<マヒャド(冷凍用)
という感じである。
女性 「あ。いた。」
アル 「ん?」
さっきの女性が話し掛けて来た。
女性 「うちでいままで使ってた冷蔵庫でよかったらあげるわよ?」
アル 「( ̄□ ̄;)えっ。ホントですか?」
女性 「いままでヒャダルコタイプ使ってたんだけど、娘もだんだんゴハンを
食べるようになってきたから、思い切って大きいのにしようかなと。。ね。」
アル 「あ、なるほど。」
女性 「でも、実は、その冷蔵庫が引き取り料がかかるから、うちも助かるんだけどね。」
アル 「あ、そういう事なら。(笑)」
女性 「じゃあ、うちに行きましょう。」
アル 「あ、冷蔵庫、僕が運びますよ。」
女性が台車で運ぼうとしてるのを運ぶ。
アル 「なんか、異常に重くないですか?????」
女性 「あ、、、、、。コラ! ライカ!!出てきなさい!!」
中に、子供が入っていた。
ライカ 「(^ー^*)エヘヘヘ。」
女性 「いたずらするんじゃないって言ってるでしょ?(^ー^*)に゛っこり。」
ライカ 「( ̄□ ̄;)は、、、はぁい。」
途中で色々話をした。
学校の寮に入る事を話したら、その女性は昔学校の教師だったらしい。
娘が大きくなるまでは辞めるとの事。
まだ、2歳で何かと手のかかる年頃である。
アル 「そうだったんですか。。。僕も明日から行くつもりなんですよ。」
女性 「でも、もう魔導アイテムを持ってるんですね。」
アル 「( ̄□ ̄;)わ、、わかるんですか!?魔法力とかで判断するんですか?
でも楽器ですから、魔法を増幅したりとかそんなのは無いですよ。
ただのホルンですよ。」
女性 「機会があったら、そのホルン聴いてみたいわ。」
アル 「ありがとうございます。」
そしてアルは女性の家でヒャダルコタイプの冷蔵庫を貰ったのであった。
アル 「( ̄□ ̄;)!!台車借りればよかったな。。。。。」
自分の寮まで、運ぶ。
シーマ 「おかえり〜〜〜♪ よくもまぁそんな重いモノを。。。。。」
アル 「そうなんだよ。。。でも、貰ったモノだか、、、、ってなんでいるの!?」
シーマ 「(ノ_<。)ひ、ひどい、、私とこの子、忘れたの?」
アル 「(;^_^A 妙な言い回しはやめましょう。。。。。
そう言えば、冷蔵庫くれた人の娘も同じくらいだったなぁ。。。。。
ライカって言う子だった。。。。。」
シーマ 「この子、名前なんだろうね。」
少女 「(°з°)」
アル 「お名前、なんて言うの?」
少女 「(°з°)ヒトハー。」
シーマ 「ヒトハちゃんって言うの!?」
ヒトハ 「(°з°)お腹すいたー。」
アル 「あっはっは。こればっかり。」
少女の名はヒトハと言った。
不思議にドコかで聞いたような名前ではあるが。。。。。
結局後日、ヒトハは魔法警察が保護してしまうのであった。。。。。
当然、泣き叫んだのだが、あっさりお菓子1つで泣き止んだとか。。。
そして冷蔵庫ネタでもうひとつ。
いつもの食堂で。
師匠 「聞いて、シーマ!!私の友達がまた冷蔵庫買ったのよ〜。
しかも、ヒャダインタイプよ!!」
シーマ 「(;^_^A え、、、ええ。多分、お子さんとかが、、、、、。」
師匠 「あー。私も早く結婚しないとー。」
シーマ 「あれ?そんな話でないんですか?」
師匠 「そうなのよ、彼ったら、また、旅に出ちゃって。。。。。」
シーマ 「また、食材探しですか・・・・・・・・?」
師匠 「そうよっ、もう、私も○○歳なのに・・・・・。(ノ_<。)」
シーマ 「あ、先生〜〜〜〜こっちです〜♪」
と、シーマの学校の先生が登2人場。
プリメェラ「あら、荒れてる?(笑)」
教師 「あ、すいません、こっち生ビール2つ〜〜〜♪」
シーマ 「荒れ荒れですよ。」
プリメェラ「そう言えばさ、魔導超伝導冷・・・・。」
師匠 「やめて〜冷蔵庫の話は〜〜〜〜。」
教師 「どうしたの?スワンさん。」
師匠(スワン)
「聞いてよ〜〜〜マイコちゃん〜〜〜。ヒメったらね〜〜〜冷蔵庫・・・・・。」
教師(マイコ)
「(;^_^A な、、長くなりそうな。。。。。」
シーマ 「マスター、、、いつもの〜〜〜。」
店主 「おぅ、よし、、、おい!!トルマリン!!」
トルマリン「待ってくださいよ!! 今、飲み物を!!」
シーマ 「いっつも怒ってるね、マスター。」
トルマリン「シーマちゃんも、一言いってやってよ。。。」
店主 「早く、オムライス作らねぇか!!」
トルマリン「今、行きますって。。。。。」
シーマ 「(^ー^*)あっはっはっは。」
聞いたことのある名前が出た所で、、、、、。
今日も夜は更けていくのであった。。。。。
続く。
婦警 「(°з°)アタシも無料で占ってよぅ。」
術師 「( ̄□ ̄;)・・・・。メロンさんは、今仕事中でしょ?」
メロン(婦警)
「(°з°)ちぇっ。。。。。マロンちゃんのケチー(笑)」
マロン(術師)
「(^ー^*)また、今度。友達として会った時にですよ。」
メロン 「いいなぁ、占星術師かぁ。。。。。」
マロン 「(;^_^A まだまだ1年目のひよっこですよぅ。」
メロン 「でも、頑張ってやっと、なれたんだよね。
アタシなんか、まだ巡査。。。。。(ノ_<。)」
マロン 「アラシ署長だって、巡査時代が、長かったじゃないですか〜。」
メロン 「アラシ署長。。。。。そういえば、まだ新婚旅行帰って来てないよぅ。」
マロン 「(^ー^*)いいなぁ。幸せそうで。」
メロン 「( `ー´)oフフフ。しかし、復活ですなぁ。」
マロン 「( `ー´)ですねぇ。アルさんと、シーマさんの話で終わるかと。。。」
メロン 「魔法都市から、3年後のお話〜♪
これからも、メロンは元気ですー。(笑)」