ST:50
さよなら魔法都市










    ついにマイコの番である。


マイコ  「・・・・・・・・・・・・・・・・。」



ヒメ   「どしたの? マヒャドじゃなかったの?」

マイコ  「は、、、はい。」


    マイコはマヒャドを唱えた!!
    以前成功してからは、もう完全につかいこなしている。。。。。



カホ  「もしかして、メラゾーマかな?」

ジェード「俺も知らない。。。。。」
メロン 「(・_・、)」

マロン 「これができたら、マイコさんは、、、、、、、、。」
メロン 「(iдi)じわ〜。」



    と、次のアクションに移らないマイコ。


ヒメ  「どうしたの?マイコさん。できないの?」



    マイコの脳裏を今までの思い出がよぎる。。。。。

    一緒に勉強した日々、苦悩した日々、笑い合った日々、
    喧嘩した日々・・・・・・・・・・。

マイコ 「(ノ_<。)私も、、、、、、いやだよう。。。。。
     でも、小さい頃からの夢だもん。。。。。でも、、、、、。」


ヒメ  「?」





カイコ 「、、、、、このまま、、唱えないつもりでしょうか。。。。。」






ヒメ  「マイコさん? 試験を放棄しますか?」



マイコ 「(ノ_<。)うっうっ、、、、、、、、、、、、、、、、、。」




メロン 「(ノ_<。)マイコちゃん。。。。。」








マイコ 「皆と一緒に学んで来て楽しかった。。。。。
     そんな中で覚えた魔法。。。。。
     私が試験に使う予定の魔法はドゴナズンです。」
ヒメ  「はい。」

    *ドゴナズン:爆音系魔法。音だけだがドゴナズンだと鼓膜にダメージを
            与えられる。


マイコ  「そして、私はこの試験に受かったら旅に出ます。。。。。
      でも、私はココで皆と一緒に勉強するのが好きです!!」
メロン  「(ノ_<。)うんうん。」

ヒメ   「?????」


マイコ  「でも、、、、、、ごめん!!
     (iдi)ドゴナズン!!


     凄まじい爆音がおこる!!

マイコ  「(ノ_<。)そ、、、それでも、、、うっうっ、、、皆と一緒にいたいけど、、、、
      私は、、、、、この悲しみすら超えて、、、、、うっうっ、、、、、、、。
      強くなる!!だから、旅に出ます!!」
メロン  「(iдi)うっうっ。」
カホ   「(iдi)」
マロン  「(iдi)」


ヒメ   「?????どしたの?????」
テッケツ「ふっ、、、、、、、、ツライ別れだが、、、漢はソレを超えて強くなるんだ!!
      泣きたいだけ泣けぃ!!」

ヒスイ 「女だと思いますが。。。。。」





     そして3日後、マイコは旅に出る事にした。



ヒメ   「封印魔法免許もできたけど、、当分必要ないと思うわ。」

カホ   「なんか、寂しいなぁ。。。。。」
マロン  「(iдi)私も行きますーーーー!!」

マイコ  「ダメ〜。皆と違う道で、違う成長をして帰って来たいから。。。。。」
メロン  「( `ー´)o そんときはアタシも大魔導士だもん!」

     皆がそれぞれ声をかける。

ツグミ  「いい?このマジックテリア(本邦初公開。魔法都市のある地名。)を出たら
      ルーラができる空間とは限らないないから、もう簡単には戻ってこれないからね。」
マイコ  「大丈夫ですよ。使えないから。(笑)」


カイコ  「あれ?ジェードの姿が、、、、、。」
カホ   「ホンマや、、ええんかいな?」
マロン  「会うと、悲しみが増すからではないでしょうか。。。。。」

     見送りにジェードの姿はなかった。。。。。

ダイヴァー「気をつけろよ。。。。。他の大陸は魔法が当たり前ではないからな。
      剣や銃もある世界だ。魔法が万能だと思うなよ。」
マイコ  「はい!!」



テッケツ 「おおう。まにあった。。。。。ケーキ屋よっててな。」

ヒメ   「こんな時にも!?」

テッケツ 「勘違いするなよ。。。。。ほら。」

     後ろにシオンがいた。。。

シオン  「マイコちゃん! アタシも行くよっ!!
マイコ   「(;°◇°)えっ、、、、。私は。。。。。」

ヒメ   「って、大陸出ても1人でいるつもりだったの?」
マイコ  「( ̄□ ̄;)・・・・・。はい。。。。。マズイですか?」
ヒメ   「(`д´) アナタみたいな半人前がなにをいいますか!!」
マイコ  「(ノ_<。)ひええええええ。。。。。」

ヒメ   「ちゃんと、そこでパーティ見つける事。いいわね。
     とりあえず、格闘系でシオンさんも連れて行くこと。」


    シオンはテッケツに格闘術を習っている拳闘士である。

シオン  「そこらへんの男より、充分強いよ♪」

    もともとの素質と、女性のわりにめぐまれた格闘向きの体型が幸いした。

シオン  「魔法は何1つできないけどね。」


ダイヴァー「それがパーティってもんだろ?」



シオン  「( `ー´)o いいかな?マイコちゃん。」
マイコ  「( ̄□ ̄;)ええ、でも、私の夢に他人を危険な目に合わせられない。。。。。」
シオン  「( ̄ー+ ̄)アタシはアタシで世界の格闘を学びに行くの!!
      マイコちゃんは魔法!!いいね!」
マイコ  「( ̄□ ̄;)は、、はい!!」


     シオンが仲間になった!!


     そして2人は旅だった。


メロン  「(^ー^*)元気でやるんだよっ!!」
マイコ  「(^ー^*)うん。メロンちゃんも。」

メロン  「(^ー^*)大魔導士になるのアタシだかんね。」
マイコ  「(^ー^*)負けないもん!!」

メロン  「(iдi)あとね、、あとね、、、、、。」
マイコ  「(iдi)う、、、うん。。。。。」

メロン  「(ノ_<。)オヤツは300円までだからね。。。。
      それでね、それでね、、、、バナナはね。。。。。バナナはね。。。。。
      (iдi)うわ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!」

マイコ  「(iдi)うわ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!」

カホ   「(iдi)絶対、無事で帰ってくるって約束してな!!」
マイコ  「(iдi)うん!!」

マロン  「(iдi)絶対ですよ。」
マイコ  「(iдi)うん!!」



     泣きじゃくる4人娘。

     また、いつか再会することを夢みて。。。。。







ヒメ   「・・・・・・・・。行っちゃったね。。。。。」
メロン  「(iдi)あぅあぅ、えぐえぐおぅぉうあぅ〜。」

テッケツ 「( ̄□ ̄;)な、、なに言ってんだか。。。。。」










シオン 「もう、泣かない。新しい旅路だよ。。。。。よろしくね。」
マイコ  「(ノ_<。)う、、うん。。。。シオン、、、ありがとね。」





     と、遠目から見てるジェード。


ジェード 「マイコちゃん。。。。。さよなら。。。。。」


    そっと手を振る。。。。。


マイコ  「あ、、、、ジェード。。。。。」





校長  「人間とは、、面白いなぁ。。。。。笑って泣いて、、、、、、。」

    ジェードの後ろに校長がいた。

ジェード 「校長。。。。。」

ディモン 「若いって、、、、いいなぁ。。。。。(笑)」

    ディモン・アラシも来ていた。


アラシ  「ジェード。。。。。黙って見送るなんて、キミも結構強いじゃないか。」
ジェード 「・・・・・・・。」


アラシ  「でもな、、、たまには弱い所を見せたっていいんじゃないか?」
ジェード 「えっ・・・・・・・・・・・?」


アラシ  「キミのその力。。。。。誰のためだい?」
ジェード 「・・・・・・・・・。」


アラシ  「魔法警察からの餞別だ。」

     なんと、冒険用のバックパック(背負い袋)である。

ジェード 「あ、、アラシさん!!」


     かかえて走りだす!!




ジェード 「マイコちゃん!! 俺も行くぜ!!」

マイコ  「え、、、、、ダメだよ。。。。。そんなの。。。。。」

ジェード 「解った!!勝手についていく!!勝手に守る!!
      俺の魔法は、、、、、、、守るべき者のために!!」


シオン  「うっわ、、、言い切った!!こっちが恥ずかしいよ。(笑)」



マイコ  「(〃ロ〃)、、、ちょっと、、、やだナ。。。。。
     うん、、、まぁ、でも、、女の子だけじゃ物騒だしね。。。。。」
シオン  「あ、アタシじゃ不満って事かぁ。。。。。」
マイコ  「あ、いや、、、そうじゃなくってぇ。。。。。」





     こうして、ジェードを仲間にし3人は行く。



シオン  「えっと、、、、この街を抜けて港町があるから、、、そこから、、、、
     どこ行こうかなぁ?」
ジェード 「へへっ、なんか、、面白いよな。こーゆーの。」
マイコ  「もう、遊びで行くんじゃないよ。。。。。」


     風が少し強くなって来た。
     これからの不安・楽しみを色々つめて、3人は進む。




マイコ  「ありがとう、みんな。。。。。
   ありがとう、魔法学校。。。。。

   ありがとう、、、、、、、
   魔法都市(マジックテリア)。。。。。










魔法都市・完






皆様。長いような短いような間。
ご愛読ありがとうございました!!

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