ST:48
雪の降るこの夜に










      最大のイベント・ライブもいくつか終わっていった。。。。。



ヒメ   「はい〜。ありがとうございましたー。」

     なぜかヒメが司会でマイクを持っている。

     *マイク:魔導超伝動システムで、
          魔法力を音波に変換してうんぬんかんぬん。(笑)



ヒメ   「え〜、ダイヴァー先生&テッケツ先生で、
      歌は「漢塾塾歌」でした〜。拍手〜〜〜〜〜。」

     会場を盛大な拍手が包む。


テッケツ 「って、オイ!! こっから始まるのかよ、この話。」
ダイヴァー「( ̄□ ̄;)・・・・・・・。歌う出番なし?」



ヒメ   「さて、次は魔法都市の自称アイドル。
     えっと、マイコ&メロンで美少女ユニット・・・・・って
     (選挙権あるのに、あの2人はー、もー。(笑))
     ユニット名は「P4U(プレゼント・フォー・ユー)」で、
     歌は「届けこの魔法(おもい)!!」」

     逆光を利用したシルエットの2人が登場する!!

     いつもメチャクチャな2人なので、学校内でも有名のようであり、
     意外にも人気が高い。。。。。


マイコ  「♪いつも、ただ思っ〜てた〜♪
メロン  「♪唱(つた)えたい魔法(ことば)が〜ある〜〜♪

     遠くからみていたアラシとディモン総監。
アラシ  「す、、すごい人気ですね。。。。。」
ディモン 「あの2人、、、魔法警察に入れたら支持あがるかな。。。。。」
アラシ  「(;^_^A・・・・・・・。」


マイコ  「♪自分の居場所が無くって〜♪ 
      ♪自分の魔法(おもい)がわからない〜♪

メロン  「♪自分がドコにもいなくって〜♪
      ♪自分の魔法(こころ)がわからない〜♪


     すさまじい盛り上がりの中。
     舞台裏から見に来た校長。


校長  「ほっほっほ。大成功のようじゃの。」
ヒメ   「校長・・・・・・。 どこか変だと思ったけど、、どうやら、ホンキのようね。」
校長  「解ってもらえたかの?」


ヒメ   「自分で気づいておいてなんだけど、初めは疑ってたわ。。。。。
     この学校のシステムを変え、事実上、高LV魔導士が多くなるようにし、
     そして、今夜発表のアレで、さらに高LVな魔導士が増える。。。。。
     私はそうやって、なんらかの魔導士を集めてるのかと思ったわ。。。」
校長  「対ゾーマにか・・・・・。ワシは人間になってから・・・・・。」

     校長が語り始めた。。。。。なんと、元は人間ではなかったらしい、
     そして、その正体にヒメは気づいていた。


校長  「封印されたゾーマのあがきによって、ワシは人間に転生させられた。。。。。
     それが、この魔法学校の校長だった言うことじゃ。。。。。
     初めは、おぬしの言うとおりじゃった。。。。。
     だが、まさかワシが「人間の生活の楽しさ」を覚えてしまうとは。。。。。」
ヒメ   「魔族は、アナタのその魔力を感じ取り、ここに来てしまっていたのね。。。。。」


校長  「で、どうするんじゃ?ワシの正体をバラせば、皆驚くぞ。」

ヒメ   「別にそのツモリは無いわ。混乱を招いてもね。。。。。
     せっかく、ココも流行ったんだしね。。。。。ね、ダイヴァー。」

    後ろから、ダイヴァーとテッケツが現れる。

ダイヴァー「そうだな。。。。。俺も行動を起こすようなら始末するツモリで帰って来た。
     ま、ヒスイが言わねば解らないままだったがな。。。。。
     ただ、つい名前を呼んでしまうとマズイかな。(笑)」

テッケツ 「ん?名前呼んだらマズイのか? バ・・・・・・・・・。」

ヒメ   「ほら、クライマックスだよ。。。。。」


    ステージ上ではそろそろサビの部分っぽいようです。
    魔法楽器の演奏もそれはもうドハデに掻き鳴らす。

マイコ&メロン 「♪この熱い魔法(おもい)と、熱い魔法(こころ)〜♪

マイコ 「♪今まで唱(い)えなかったけど〜♪
メロン 「♪今までずっとあたためていた〜♪
マイコ&メロン 「と〜どけっ!! こ〜の魔〜法(おもい)〜〜♪

    じゃ〜ん!

    歌が終わり会場は盛大な拍手に包まれる。

マイコ 「皆〜〜〜〜!!ありがと〜〜〜〜ぅ!!」
メロン 「ありがと〜〜〜〜〜〜!!」



ヒメ  「アイドル気分だな。。。。。あの2人(笑)」




マイコ 「もうすぐ極大魔法試験だけど、頑張るぞーーー!!」

メロン 「じゃ、アレいってみよーーーーーーーぅ!!
     いーーーーーち!!

マイコ 「に〜〜〜〜〜〜!!

メロン 「さ〜〜〜〜〜ん!!


    1・2・3の掛け声に会場の人も声を合わせる!!
テッケツ「おお、アレか!!」


マイコ 「へぇ〜〜〜〜。



ダイヴァー「( ̄□ ̄;)!!」
ヒメ    「( ̄□ ̄;)!!」
テッケツ 「( ̄□ ̄;)!!ダァーーーー!!じゃねぇの?」
校長   「( ̄□ ̄;)!!」




    そんなステキなフィナーレでこのライブも幕を閉じた。

    こうして、魔法学校クリスマスイベントは終了した。




カホ   「おつかれ〜〜〜。」
メロン  「( `ー´)どうだった〜?」
マロン  「。゜(>▽<)゜。もう、かっこよかったですぅ!!」
カホ   「(σ・∀・)σ よかったで〜。」
マイコ  「(〃▽〃)えへへ。」


メロン  「あ、マイコちんさ、練習の時、なんか言いかけたじゃん。。。。。?」


マイコ  「あ。。。。。アレね。。。。。」



    ちょっとマイコの表情が曇った。。。。。

マイコ  「私、極大試験に受かったら、、、、旅に出る。。。。。」

カホ   「( ̄□ ̄;)えっ!?」
マロン  「でも、、マイコさんはもうマヒャドとか使えるから。。。。。」

マイコ  「うん。。。。。」


メロン  「1人で?」


マイコ  「特に誰かと行くつもりは今の所ないの。。。。。」
メロン  「・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」


カイコ  「旅かぁ。。。。。私なんてまだ高等魔法試験も受けてないです〜。」


カホ   「てか、スワンさんは持ってるか、、、、あとはジェードも使えるよね。
      ウチら、、、できるかな。。。。。?」
マロン  「( ̄□ ̄;)・・・・・・。」



    そんな不安と、マイコとの別れの事でいっぱいな皆であった。。。。。







続く。
(今回の「続く」の下のお話はほとんど本編ですねー。)






ジェード  「うううううう。。。。。。」


    ジェードは独り病室に。
    退院も近づいてはいるが、まだ外出は許可されてなかったのである。


マイコ   「こんばんわんこ〜〜〜〜♪」



ジェード  「( ̄□ ̄;)!!ま、、、マイコちゃん!!」

マイコ   「どうなのさ〜?具合は〜。」
ジェード  「ああ、来月退院さ。。。。。極大魔法試験までにはな。」

マイコ   「(^ー^*)そっか。合格・・・・・しようぜぃ。」
ジェード  「そうだな。また1つ覚えたしな。」
マイコ   「( ̄□ ̄;)!!なぬ!!」


    と、面会時間終了までの30分は短かった。。。。。


マイコ   「あ、、、コレ、クリスマスプレゼンツっ!!」

    と、包装された包みを渡す。

ジェード  「え?俺に?」

マイコ   「今回の入院は私のせいでもあるから、、、お詫びも兼ねてかな。」
ジェード  「うおおおおおおおおお!!」


マイコ   「皆には、、、、内緒だよ。。。。。」
ジェード  「おう!!」







カホ    「今頃2人はどうなんやろな〜。(笑)」
マロン   「ウフフ。そうですねぇ。」

メロン   「プレゼントにMOVAパンダでも持っていけば。。。。。」

カホ    「(;^_^A いらんでしょ。。。。。」
カイコ   「(;^_^A 持ってますしね。。。。」










     そして、極大魔法試験を控えた日。
     ジェードは元気に登校してきました。

ジェード 「うおおおおおおおおおおおおおお!!」

マイコ  「よっ!!退院おめでとー。」


メロン  「結局マイコち、ナニをプレゼントしたか教えてくんない。。。。。」
カホ   「まぁ、ええやんかー。」

カイコ  「ジェードさんなら、ついポロッと言ってしまいそうですが。。。。。」


ジェード 「( `ー´)o 極大魔法試験頑張るぜーー!!    ちら。」

     どうにもこうにも腕につけた、雷を模ったブレスを気にしまくっている。


カホ   「( ̄□ ̄;)絶対アレだ!!」
マロン  「( ̄□ ̄;)マイコさんは、アレを。。。。。」
メロン  「( ̄□ ̄;)バレバレだ!!」
カイコ  「( ̄□ ̄;)言うまでもなかった。。。。。」



マロン  「(;^_^A アレを魔導アイテムにしてしまいそうですね。。。。。」

inserted by FC2 system