ST:44
カホ空間紀行(2)

 









   スォードル王国で暮らす3人。


カホ   「ねぇ。。。。どうしよう。。。。。ZD(ゼロディメンジョン)
     なんの反応もないよー。帰れなくなったらどうしよう。。。。。」
ミルミィ 「そしたら、私たちここじゃスゴイ存在ね。」

カイコ  「(;^_^A 命狙われるんじゃないですか?
     国を滅ぼすとか言われて。。。。。」
カホ   「( ̄□ ̄;) 魔女狩りっ?」


   なにやら、城内が慌しい。

カホ   「?????なんかあったんやろか?」
カイコ  「魔物でも攻めてきたんでしょうか?」

   と、マリンが部屋に入ってくる。

マリン  「お姉ちゃんたちー!!助けてー!!」
ミルミィ 「どしたの?」

   すぐに王の間へ案内される。


王    「おのれ、、シールドルめ、、、、、。」

   隣の王国シールドルの兵士が攻めてきたのである。
   長年に渡り対立している国らしい。

マリン  「お姉ちゃんたちの魔法があれば、余裕だよ〜。」

   と、王の横にいる年配の剣士長アンバーが話しだした。

アンバー「しかし、我々の戦いに旅のお方を巻き込むわけにはいきませぬぞ。」
王    「うむ。。。。。」



   女性剣士が王の間へ入って来た。

ルヴィ  「アンバー剣士長!! シールドルの兵が城門を!!」
アンバー「解った!!スグ行く!! 城内の第2陣重装兵を呼べ!!」


カイコ  「王様!!私たちにも宿をお借りしている恩義があります。
     どこまで力になれるかわかりませんが、、、、、、。」
王    「おお!!ありがたい!!」
ルヴィ  「絶対に無理はしないでね。。。。。」

   カホたちは王女の護衛に当たった。
   王自身もかなりの剣の使い手で、自ら前戦に望んで行った。。。。。


マリン  「恐いよぅ。。。。お城の中にも入って来ちゃったのかな?」


   と、4人の前に敵兵が数人現れた!!

カホ   「来た!!」

   カホ達のすぐ後ろにこちらの剣士もいた。

剣士  「王女様!!下がってください!!」
   剣士が敵兵の相手をする。。。。。が、敵兵の方が強いっぽい。

カホ   「ボミオス!!

   敵兵の素早さを下げた!!

敵兵   「んん!な、、、なんだ、、、こ、、これは?????」

   剣を扱う者に取って素早さは必要不可欠である。
   剣士によって倒される。


剣士  「そんな効果を及ぼす事もできるのか・・・・・・。」
   剣士たちも驚いている。


   
   さらにすぐ、敵兵が上がってきた!!

カホ  「また来たっ!!」

   今度は8人くらいである。。。


マリン 「あ、お兄様!!」

   マリンの後ろの方にオブシダンの姿があった。

マリン 「お兄様!!助けて!!」
   オブシダンももちろん剣の使い手である。

オブシダン「それくらい自分でなんとかしろ!!」

   と、オブシダンは上の階へと上がっていった!

マリン 「そ、、そんな。。。。。」

ミルミィ 「なんてこと、、、あれでも兄妹!?」


   ミルミィはオブシダンを追って上にあがった。
カホ  「ミルミィさん!?」

カイコ 「カホさん!!とりあえず、目の前の敵を!!
     バギマ!!

   カイコ・カホはしばらくそこで敵兵を食い止める。





   一方、オブシダンを追ったミルミィ。


ミルミィ 「まだ、この階には敵はいないのね。。。。。
     あのバカ兄貴はいったい。。。。。」

   と、窓の外を見た!!なんと敵兵が攀じ登っている!!

ミルミィ 「!!外から!?」

   そして、すぐに窓を破壊し、中に侵入して来た!!

オブシダン「!!」

   その音でオブシダンが駆けつけた。

ミルミィ 「あ!!」


敵兵  「いたぞ、、、スォードルの王子オブシダンだな。。。。。」
オブシダン「ふん、、、オマエごときに。。。」


   と、窓から続々敵兵が入ってきた。


ミルミィ 「うわっ、、、、、ど、、どうしよう。。。。。」

オブシダン「なぜ、1人で来た!!」

ミルミィ  「アナタが妹を見捨てたからよっ!!」
オブシダン「バカな!!例え田舎者でも、オマエたちが3人いれば
      マリンを守れると・・・・・・。
      仕方ない、力を貸せ!! 妹の恩人を傷つけるわけにはいかぬが、
      この人数。。。。。私1人では。。。。。」

ミルミィ  「わ、、、私、、魔法使えないよ。。。。。」
オブシダン「・・・・・・・・・・・・・。そうか。。。。。見を潜めていろ。
      足手まといだ。。。。。。」
ミルミィ  「はい。。。。。」


    剣の使い手オブシダン、10人の敵兵でも互角に戦っている。

ミルミィ  「す、、、すごい、、、、口は悪いけど、、、、、。」

    1人がミルミィに襲い掛かる!!

ミルミィ  「きゃーーーーーーーー!!」


オブシダン「き、、貴様!!欲しいのはこのオブシダンの首ではないのか!!」


    すぐにオブシダンが援護に廻る、、、、その隙がオブシダンの命取りだった。



敵兵   「オブシダン!!取ったぞ!!」


ミルミィ  「オブシダン!! あ、、、、ああ。。。。。。」

    敵兵はさらにミルミィを。。。。。

ミルミィ  「いやあああああああああああああああああ!!
       ベギラマ!!

    なんと、ベギラマを使った!!

    その閃熱にひるんだ敵に、かけつけたルヴィが斬る!!

ルヴィ  「王子!!」

ミルミィ  「ごめんなさい、、、、、、、私のせいで、、、、、、。」

オブシダン「う、、、、、魔法、、、できたじゃねぇか、、、、、。」
ルヴィ   「よかった!!王子、、死んでしまったかと思いましたわ。」

オブシダン「ルヴィ、、、、、母上が、、、この階にいるはずだ、、、、、
       頼む、、、、、、、、、。」


    オブシダンは王女はカホたちに任せて、自分は王妃を守るために
    1人ここに来たのであった。

ルヴィ  「でも、、、、、。」
オブシダン「ば、、、、バカ野郎、、、、だからと言って、、、オマエがここにいて、
      母上が助かるか?、、俺の傷が治るのか?」

ミルミィ 「ルヴィさん、多少の救急セットなら持ってます。
     王妃様をよろしくおねがいします。王子は私が。」
ルヴィ  「解ったわ。。」

    ルヴィは王妃を探しに行った。


オブシダン「ううっ!! おい、、もういいぞ、、、そんな傷薬で
      この斬撃が治るかよ。。。。。」
ミルミィ  「私のせいで、人が死ぬなんて耐えられない。。。。。
      絶対、助けてみせる。。。。。」


    それでも、背中をバッサリやられていて血が止まらない。









   一方カホたちは。


カホ   「ごめんね、カイコさん、、、ウチ、攻撃魔法できんから。。。。。」
カイコ  「私もメラ系・ギラ系・イオ系を覚えないと、、、、鎧には相性悪いね。。。」

剣士   「しかし、その魔法とはすごいものですね。
      鎧の硬度がこんなにあがるとは。。。。。」

   攻撃魔法ができない分、カホはスクルトで剣士を守っていたのである。

マリン  「私も魔法使いたいなぁ。。。。。」

カイコ  「そう言えば、ミルミィさんは?」
マリン  「お兄様を、、、、、、。」

   上の階に上がってみる。

   倒れてる敵兵の山の向こうで、ミルミィが泣いている。。。。。


カホ   「ミルミィさん!! こ、、こんな窓から敵が、、、、、。」

   と、ミルミィが抱えているオブシダンに気づいたマリン。

マリン  「お、、、お兄様!? お兄様!!」

   見た目で大出血が解る。


ミルミィ 「ごめんなさい。。。。。。私のせいで。。。。。。」








   王妃を探しているルヴィ。


王妃  「おお、、ルヴィ!!」

ルヴィ 「王妃様!!ご無事で!!」
王妃  「突然、城内が騒がしくなったと思ったら。。。。。」

ルヴィ 「もう大丈夫です。 ですが、王子が、、、、、、。」

    と、いきさつを話した。

    急いで王妃とルヴィは下の階におりていった。。。。。





    そして、おりた先には、
    燃え尽きようとしているオブシダンの姿があった。。。。。









続く。



























カイコ   「火炎系は必要だなぁ。。。。。」
カホ    「攻撃魔法は必要だなぁ。。。。」
ミルミィ  「魔法は必要だなぁ。。。。。。」




メロン   「( ̄□ ̄;)誰だよ、この3人選んだのは!!」

inserted by FC2 system