ST:41
過酷すぎる特別授業












    今日もいつも通りの授業であった。



ヒスイ  「本日はここまででございます。例え魔法としてできなくても、
      魔法力を変換する努力はいつか身を結びます。頑張ってください。。。」


カホ   「ふぅ〜。新しい系統の魔法は難しいなぁ。。。。。」

マロン  「具現化魔法ですか? マホチェインもそうですよね。。。。。」
マイコ  「使用禁止だけどね〜。」

    マホチェイン=封印魔法。

    めずらしく授業に出てたスワン。

スワン  「そういえば、封印魔法も免許が取れるようになるらしいよー。」
カホ   「( ̄□ ̄;)そ、そうなん?」
スワン  「うん、アラシさんが言ってたよ。そのうちだって。」

メロン  「また、ヴィクトリさんとこで呑んでんだー。」

スワン  「うん。(笑)あ、でも封印魔法で犯罪した場合は、かなり重い
      刑になるみたいですよ。魔法警察自体のLVアップもしなきゃって。
      警官募集もするらしいです。
      あ、そんなことよりも、あの店、かっこいい人入ったの。」


マイコ  「ああ、ホークアイさんだ。。。。」
マロン  「(;^_^A そうですね。。。。。」






     今日は、その授業を出てなかったカイコ。
     別の授業に出ていたらしい。。。。。
     どうやら、攻撃魔法を覚えてるらしい。。。。。


カイコ  「うーん、、、、合体魔法も捨てがたい。。。。。あ。。。。。」




     帰り仕度をするマイコ。

カイコ  「マイコさん、、、ちょっといいですか。。。。。?」

マイコ  「( ̄□ ̄;)!!はっ!!もしや、告白っ。
      やっべぇ。私モテ女?(自信過剰。)」

     ちなみに、ジェードはあれ以来入院中。



     と、マイコを魔導場へ呼び出す。
     *魔導場:魔法を練習する体育館みたいなもの。


カイコ  「合体魔法。。。。。コツは。。。。。いったい。。。。。」

マイコ  「( ̄□ ̄;)(違うじゃん。)ああ、合体魔法っていっても、
     私、ホイミメラと、ホイミヒャドしか。。。。。
     合体魔法は高等魔法を合成できないと、免許取れないし。。。。。」

カイコ  「両手から魔法はでるんですが、、、全く合成できないんですよ。」

マイコ  「なんか、魔法力を左右ほぼ一致させるみたいで、
      それは結構難しいらしいですよ?
      私の目標メドローアは、左右同じにしないといけないんだけどね。。。。。
      てか、メラゾーマとマヒャドがまだできないし。(笑)」
カイコ  「そうですか。。。。。私には素質が無いのでしょうか?」


マイコ  「うーん。普通に魔法は覚えられるんでしょ?」

カイコ  「それが、、、、、。だから、最近は基本的な魔法を覚えているんですが、
      全然で。。。。。もしかしたら、元古代魔法系の方が得意なのかな。と」
マイコ  「それもあるかもね。私もメラ系・ヒャド系が得意だし。
      カホちゃんは、補助魔法が得意みたい。」

カイコ  「そうなんですか?」


     ふと、後ろから。

ダイヴァー「何を悩むカイコ。。。。。どんな魔導士になりたいのだ?
     あれもこれも中途半端なヤツより、何か1つだけ極めた者の方が
     俺はいいと思うがな。。。。。」
カイコ   「私は、、あれもこれも、、、、極めてみたいです。」

ダイヴァー「いい、こころがけだ。。。。。だがな、人には得手不得手と言うものがある。
      なぜ、俺がオマエに「水撃系ジャビ」を覚えさせたか、、、、、。
      まぁ、、いい、、自分の覚えたいモノを覚えろ。。。。。
      仮にそれが不得手なモノでも、勉強してマイナスになることはない。
      色々学んで、自分の道を見つけるのがいいかもな。。。」

マイコ  「ダイヴァー先生はどうやって自分の魔法の道を決めたんですか?」

ダイヴァー「いや、、はじめに「メラ」教えてもらうだろ?、もし、ヒメみたいにヒャド系を
      極めるなら、次にヒャド覚えなきゃいけないだろ?
      でも、メラを極めるなら次にメラミを覚えれば最短で極大まで。。。。。
      ってな。(笑)」


マイコ  「( ̄□ ̄;)めんどくさがり〜。」
カイコ  「アッハッハッハッハ。なんだか、悩んでた自分がバカみたいです。
      ありがとうございます。ダイヴァー先生。」

    そして、カイコは気が晴れたらしく、帰って行った。


ダイヴァー「どうした?」
マイコ   「えっと、、、、その、、、、。」

ダイヴァー「魔導アイテムか?」


マイコ   「うん。。。。。」

ダイヴァー「魔導アイテムって、なんだと思う?」

マイコ   「魔法を極めた人がそのイメージを魔法力で具現化したアイテム。
      もしくは、効果のための思い入れのあるアイテムを魔法力で、
      魔導アイテムに昇華させたもの。。。。。かな。」

ダイヴァー「まぁ、ハズレでもないな。。。。。
      ビックリするものを見せてやろうか?」

     マイコは不思議に見ていた。
     ダイヴァーの手から轟炎が。

マイコ   「メラゾーマ!?」

ダイヴァー「いいか、例えばメラを極めた者が、炎のイメージで
     魔法力を固める。。。。。すると、、、、剣になったり。」

     なんと、炎の剣ができている。。。。。

ダイヴァー「または槍。。。。。」

     今度は炎の槍になってる。。。。。

マイコ   「( ̄□ ̄;)あれれれれ!?」

ダイヴァー「俺は自分で「炎を武器」にしたかった。。。。。
      メラ系を極めた者としてな、だからヒメ・テッケツ・アラシが
      それぞれのアイテムを持ってるもコレと同系統だと思う。。。。。

      だがな、何も「魔法」の「効果」でないといけない事はない。
      魔導士だからつい「魔法」の効果を思いついてしまうが、
      大袈裟な話、自分を小さくするアイテムとかでもいいわけだ。」

マイコ   「( `ー´)うんうん。」

ダイヴァー「魔導アイテム魔導アイテム言ってないで、自分の欲しい能力を
      もう一度考えてみろ。。。。。」

マイコ   「(iдi)ノ!!やってやるもん!!
      ダイヴァー先生!!私頑張る!!」
ダイヴァー「いいだろう。。。。。俺に勝ったらいいコツを教えてやる!!
       だが、この剣を受けられるか!?
      我が、魔導アイテム!!クリムゾンエンド!!


マイコ  「( ̄□ ̄;)!!やっぱり2つ目持ってるぅ。。。。。!!」
ダイヴァー「誰も魔導アイテムは1人1つとは言ってないからな。
      ちなみに俺のこれは片手に3つづつ6個の指輪だ。
      炎をいろいろなカタチにできる。。。。。せめてマヒャドでないとなぁ。。。。。」


マイコ  「(iдi)絶対勝ってやるううううううううううううううう!!」


      剣を振りかざすだけで、炎が飛ぶ!!
      マイコはソレをヒャダルコでしのぐ。

マイコ  「(iдi)うぐっうぐっ、ヒャダルコじゃいっぱいいっぱいだあ。。。」


ダイヴァー「死ねええええええええええええ!!


マイコ   「(;°◇°)わあああああああああ!!」

      紙一重で交わす。
マイコ   「(iдi)これ、マジで殺される。。。。。」


ダイヴァー「行くぞ!!メラゾーマ!!
      なんと、剣先からメラゾーマがシッポのように炎をまとう!!

マイコ   「うわあああああ!! マヒャド!!

      死ぬ気のマヒャド。

マイコ   「(iдi)あぐっあぐっ、マヒャドができた。。。。。
      でも、どうしよう。。。。。どうやって炎を。。。。。」

ダイヴァー「メラゾーマ!!

マイコ   「(iдi)ぎゃー!!炎のシッポ恐いよぅ〜!!」


      なんとか、かわす。。。


      ふと、シッポつながりで、九ノ尾キツネのシッポを見た。
マイコ  「私もマボロシとか使えたらなぁ。。。。九ノ、、、、、、!!」


ダイヴァー「トドメだ!!クリムゾンエンド!!ジャベリン!!

     小型の槍のカタチに変える。
     これで貫くつもりなのだろう。。。。。
     しかも、1本ではない。


マイコ  「(iдi)うわぁ。く、、、来る。。。。。」


ダイヴァー「くらえ!! メラゾーマ!!



      ジャベリンがメラゾーマを纏い飛んで来る!!



マイコ   「(iдi)うわわわわわーーっ!!
       死んじゃう!!死んじゃう!!」



     そして、1本のジャベリンがマイコの足を貫いた!!


マイコ   「(iдi)きゃあああああああああああああああ!!
      熱い!!痛いよぅ。。。。。殺されるよぅ。。。。。」


ダイヴァー「終わりだ。。。。。コレくらいで死ぬのも、運命だな。。。。。
      クリムゾンエンド!!トマホーク!!
      今度は投げ斧である。

      これを食らってはさすがに痛いどころの話ではない。


      ダイヴァーはまたメラゾーマを唱え、トマホークを投げた。。。


      と、ドコからか見ていたメロンが飛び出してきた。


メロン  「(iдi)マイコぢゃ〜〜ん!!死んじゃうよ〜ぅ!!」



マイコ  「あ、ダメ!!危ない!!」








続く。










カホ  「飛び出し注意〜♪」
メロン 「( ̄□ ̄;)!!」





テッケツ 「そして、メロンはクリムゾンエンド・トマホークでバッサリ逝きましたとさ。
      ちゃんちゃん♪」


メロン  「( ̄□ ̄;)!!」

マイコ  「( `ー´)oきっと、マイコちゃんの氷の剣とかが。」

マロン  「そんなの、イメージしてたんですか?」

マイコ  「( ̄□ ̄;)ぜ、、、、全然。」

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