ST:40
魔法料理人大会












     獄炎鳥と戦う、ヴィクトリ。



     獄炎鳥が火炎弾を吐いた!!威力はメラゾーマ級である。

ヴィクトリ 「メイルストローーーーム!!
     中華鍋の魔導アイテム「メイルストローム」でなんと!!
     火炎弾を受ける!!
ヴィクトリ 「炎が恐くて、料理人はやってられんけぇのぅ。。。。。」


マイコ   「うっわー。すっごいな、、、テッケツ先生位無茶。」

マロン  「ホークアイさんは、火炎弾をよけようともしてないよっ。」
マイコ   「きっと、防御系の魔導アイテムなんだ。。。。。」



ホークアイ 「(^ー^*)はははは。熱いじゃないか。こんなにヒャドしてたら
       シモヤケになってしまうなぁ。」


マロン   「ああ、しっかり食らってからヒャドで冷やしてるんですね〜。」
マイコ   「( ̄□ ̄;)!!避けろよっ!!受けろよっ!!


マロン   「もしかして、あれで獄炎鳥に対して、自分は敵意がないことを
      見せてるんじゃないでしょうか?」
マイコ   「いやでも、、多分、あの人、、あれが。」
マロン   「ですよねぇ。。。。。」


      そうである。特に何も考えてないらしい。。。。。


ホークアイ 「ごめんよ、獄炎鳥。。。。。。」
     ホークアイはバンダナを取り出した!!
     バンダナをマヒャドで凍結させて、ブーメランのように投げた!!
     獄炎鳥の首をはねた!!

マイコ   「( ̄□ ̄;)!!やり手だ!!」
マロン   「す、、、、すごい。。。。。」


ホークアイ 「ヴィクトリ。お先に。」

     そう言うと、ホークアイは調理場に戻り料理を始める。
     獄炎鳥を取ってきたのは一番である。


     と、ヴィクトリは火炎弾を弾き返し、その隙に獄炎鳥の後ろへと
     廻りこみ、巨大包丁で獄炎鳥を狩った。。。。。
ヴィクトリ  「一丁あがりっ!!」





     そして、その後も何人かが獄炎鳥を取り、調理し始めたが
     おそらく制限時間にすら間に合わないだろう。。。。。


ヴィクトリ 「マイコちゃん、食材から豚バラ持ってきてくれ。」

マイコ   「は〜い。」

     マイコ、そしてマロンも食材コーナーへ行く。

     獣のエリアにはさまざまな肉などが置いてあった。

担当者  「どうしました?」

     その食材説明の担当者のお姉さんである。

マイコ  「いえいえ、豚バラ取りにきたんです〜。」

担当者  「はいはい。それならこちらにありますよ。」

     ふと、マイコの目に不思議な動物が飛び込んだ。

マイコ  「これは、、、キツネ?」

担当者  「ええ、九ノ尾キツネです。尻尾が9本もあって、
      結構魔法力の高い魔物なんです。珍しいですよ。
      あ、でも肉とかは食べないですね。」

マロン  「えっ?これは剥製?」

担当者  「ええ。ただ、珍しいからオブジェで置いてあるだけです。」

マイコ  「。゜(>▽<)゜。きゃ〜。尻尾フカフカ。欲しい〜。」
担当者  「(^ー^*)アクセサリみたいに、お尻に尻尾をつける人もいますよ。
      多少なり、魔法力が宿ってますから、お守りになりますし。」
マイコ  「(°з°)欲しいなぁ。。。。。どっかにいますか?」

担当者  「(;^_^A うーん、まぁ、私たち料理大会開催者は簡単ですけど、
      じゃあ、1つだけあげるよ。」
マイコ  「。゜(>▽<)゜。きゃーーーー!!いいんですかー!!
      ありがとうお姉さん!!」

マロン  「(^ー^*)よかったですねぇ。」

     マイコは九ノ尾キツネの尻尾を貰って、お尻につけた。




     そして、豚バラ。

ヴィクトリ 「おう、どうもな。。。。ん? 尻尾はえてんのか?(笑)」
マイコ   「貰っちゃった〜。」
ヴィクトリ 「九ノ尾キツネか、、分身したりする厄介なキツネだな。。。。。」
マイコ   「へぇ〜。そうなんだ〜。」

    やはり、過去に会い見舞えているのであろう。





    数時間後。料理時間が終わり、料理の審査である。
    結局できた者は2名だけのようである。


ホークアイ 「獄炎鳥丸焼き+αでございます。」

マイコ   「( ̄□ ̄;)名前まんまじゃん。」


審査員A 「おお、本当に丸焼きなだけかと思ったら、中に、、、、ゴハンが!!」
審査員B 「本当だ、、、、こ、、これは、、、、。」
ホークアイ「モチ米でございます。ただのゴハンにならぬように蒸し焼き状態に
       なってますので、モチ米だけでも鳥のウマサが味わえるかと。。。」
審査員C 「うむ。。。。これは、ウマイ。。。。。」


マイコ   「(=_=)あれ、食べたいなぁ。。。。。」

マロン   「というか、ヴィクトリさんの料理、、なんなんでしょう?????」

     あっちもこっちも見てた2人はほとんど見ていない。
     とくにアシスタントは用意するだけの事だったらしい。(笑)


ヴィクトリ  「お待ち。」


審査員A  「なんだ、コレは!?  ラ、、、ラーメン!?」
審査員B  「こ、これを鳥料理と言えと?」

ヴィクトリ  「一食即解!!喰ってみろ!!」

審査員B  「スープが鳥なのか。。。。。?」
審査員C  「いや、鳥も入ってるが、野菜がメイン。」
審査員A  「このチャーシューみたいなのが鳥か?  いや、、、豚バラだ。。。。。」
審査員B  「?????どこが鳥なのかわからんが、鮮烈な鳥の味が。。。。。」

      と、麺をすする。。。。。


審査員A  「ぬおおおおおおおおおおお!!こ、、これは!!」
審査員B  「鳥の麺!?」


ホークアイ 「ん?麺生地に鳥のスープを混ぜたのか?珍しくもなんとも。。。。。」
審査員C  「食べて見るがいい。。。。。」


     ホークアイは麺を食べた。。。。。

ホークアイ 「こ、、、これは、、鶏肉を麺状に!!

ヴィクトリ  「そうだ、、鶏肉を野菜スープで煮込み軟らかくしつつ弾力を持たせ、
        麺状に細く斬った。。。。。喉越しを邪魔する筋をなくすのに
        苦労したぜ。。。。。」


審査員B  「ふむ。。。。。ほぼ均一に斬るこの能力。。。。。」
審査員A  「この煮込みも、火力微調節できねば、、、、、。
       ほう、魔導アイテムが鍋とは、、まさに生粋の料理人じゃ。。。。。」






審査員A  「では、判定を。。。。。。勝者はヴィクトリ選手!!」

マイコ   「。゜(>▽<)゜。きゃーーーー!!」
マロン   「。゜(>▽<)゜。何もしてないけど、きゃー!!」
ヴィクトリ 「当然だな。。。。。」


審査員A  「その技術もさることながら、一番の判定基準は、
       「鳥料理」で、ラーメンを出す、その斬新さ、そして
       その条件を踏まえた立派な鳥料理であった。。。。。」

ホークアイ 「鳥料理と聞いて、丸焼き・唐揚げ・蒸し焼き程度しか
       思いつかないなんて、ボクはまだまだって事か。。。。。」



審査員B  「しかし、獄炎鳥を倒すとはなぁ。。。。。(笑)」
審査員C  「それだけでもスゴイですな。」
審査員A  「他の倒したものは、元冒険者だったりするが。。。。。」


       なんと、ドームの中心に獄炎鳥の肉が置いてあったらしい。
       ただ、獄炎鳥をかいくぐって取ってくるだけでよかったとのこと。


ヴィクトリ  「( ̄□ ̄;)!!」
ホークアイ 「( ̄□ ̄;)!!」





マイコ   「先に言えよぅ。。。。。」




      こうして、料理大会は幕を閉じた。。。。。。


      今日もヴィクトリは、店で鍋を振るうのであった。

      しっかり修行してるホークアイだった。。。。。




続く。
















マイコ   「しっぽ〜。」フリフリ。

メロン   「(・_・、)いいなぁ。。。。。」

マイコ   「しっぽ〜。」フリフリ。

メロン   「アタシもヴィクトリさんに取ってきてもらおうかな。。。」


マイコ   「メロンちゃんは、ヒゲあるからいいじゃん。(笑)」
メロン   「( ̄□ ̄;)!!」


カホ    「竜になったら、ホンマのシッポはえんでー。」
メロン   「( ̄□ ̄;)!!」

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