ST:37
アナザーワールド










恒例の1人屋上黄昏



マイコ  「はぁ〜。なんで、私魔導アイテムないんだろう。。。。。
     多分、作者が今朝やっと名前が思いついたとかだよっ。そうよ。」



     |ギク| ̄Д ̄)



マイコ  「はぁ。。。。。」








テッケツ 「つーわけで、今日のテッケツ先生はピオリム・ボミオスの授業だ。」

カホ   「意外に重要なんだよね。」


     と、ソコへ校長が。

テッケツ 「お、おやっさん!!(笑)」


    魔石の話であろうか。。。。。
    しばらく、話をしていた。。。
    話が終わって、校長は教室を見渡した。。。。。もの珍しそうに。。。。。

マイコ  「校長先生〜♪」

校長   「なんじゃな?」

マイコ  「校長先生の魔導アイテムはどんなのですかー?」
校長  「ワシのか。。。。。全然役に立たないぞ。。。。。」


    授業脱線。 
    教師も見たことないので、ついつい来てしまう。

マロン  「なんでしょうねぇ。」


ヒメ    「そういえば、見たことなかったわね。」
ダイヴァー「ああ。。。。。」




校長   「死の世界へ行ける箱。「デス・ゲイト」じゃ。。。。。」

    箱がドワーンと具現化してきた。。。

メロン  「なんじゃ? このキッタナイ箱は。」
カホ   「こらこら。(笑)」


ジェード 「開けると死ねるんですか?」

校長   「そうではない。。。。。開けた者は1時間だけ死の世界へと行ける。」
ヒメ   「死の世界・・・・・があるの?」

校長   「霊界だな。。。。。」


カホ   「1時間で戻ってこれるんかなー?」


    校長は説明をした。
    入ってから1時間だけ、門が存在する。
    1時間以内に戻らないと戻れなくなるのである。
    死んでしまった者と会話をするために使われるが、
    実は死者を蘇生させることができる。
    蘇生させたい者と共に門をくぐり出口へ向かうだけである。
    (死者のみでは開門は不可能である。)

    ちなみに一度死の世界を訪れた者は箱を使用する事は不可能である。

    また蘇生した者の記憶にある人間も二度と死の世界には行けない。


カイコ  「ということは、死んだ仲間を助けたりすると、そのパーティは
     もう誰も死の世界へは行けないんですね。」

校長  「そうじゃ、でなければ何度でも蘇生可能だからのぅ。
     使う時は、皆に惜しまれて死んでいった者とかだったからのう。」

カホ   「身体はどうなるんですか?」

校長  「基本的に寿命や病死した者は結局、死ぬ直前に戻るので
     意味が無いわけじゃ。。。。。もともと不慮の事故で死んだ者を
     蘇生される魔導アイテムじゃからな。」






マイコ 「ふ〜ん。こんな箱がねぇ。。。。。」


    パカ。



校長  「!!」



    マイコが箱に吸い込まれる。


ダイヴァー 「マイコっ!!」
    ダイヴァーが掴む。

マロン  「ダイヴァー先生もっ!? 箱閉めなきゃっ!!」

    マロンが箱を閉める。

    なんと、マロンも吸い込まれてしまった!!









テッケツ 「おいおい。。。。。」

校長   「なんたるセッカチな子じゃ。。。。。」

ヒメ    「別に死んじゃうわけじゃないんでしょ?」

校長   「1時間とは結構短いんじゃ。。。。。
      死の世界とて広さは現世と同じじゃしな。」



     ふと、何かを思いついたメロン。

メロン   「でもさ。だったらツグミ先生蘇生できるんじゃないの?」

ヒメ    「!!」
テッケツ 「そうなのか。。。。。?」

校長   「ツグミ?????そんな教師、いたかの?」
ヒメ    「・・・・・・・!?」










  死の世界。




マイコ   「うわあああああああ。」

マロン   「いたたた。私まで吸い込まれたですぅ。。。。。」

ダイヴァー 「こ、、ここが死の世界。。。。。現世とは逆なのか。。。。。」

   現世の景色とは鏡写しに逆である。
   時間軸は現世と同じである。

   つまり、死者はその年齢のままで、物だけが歳を経ていく。。。。。


マロン   「死んだ人はここで「生活」してるって事なのかな?」

マイコ   「だとしたら、スゴイ人の数じゃないの?」

ダイヴァー 「霊体同士には質量とかはないんじゃないのか?」

   あまり詳しくしすぎると、作者が困りそうである。(汗)


マイコ   「ちょっと見て廻ろうよ〜。」
マロン   「1時間たったらあの門が消えちゃうんだよっ!」

   そうである。マイコたちの後ろにある門は1時間で消える。



マイコ   「あ、すっご〜い。メラ出たよっ。魔法使えるんだー。」

    そのようで。。。。。

    何気に魔法を使ってみたり、、、、、。
    マイコは周りを少しうろついてみた。

マイコ   「でも、私、死んだ人に知り合いなんて。。。。。」
マロン   「あ。。。。。そうだ。。。。。」

ダイヴァー 「・・・・・・・・・・・・。」

    マロンはダイヴァーの手をとった。

マロン   「ダイヴァー先生!!行きましょう!!」
ダイヴァー 「・・・・・・・・。どこへ。。。。。」
マイコ   「?」

マロン   「今、、想い描いた人の所へ。」
ダイヴァー 「し、、、しかし。。。。。」

    戸惑うダイヴァー。

マロン   「もう、二度とココへはこれませんよ?」

ダイヴァー 「ど、、、どこにいるか、、、、わからない。。。。。」

    ダイヴァーをパチンと叩くマロン。


マロン   「何動揺してるんですか?(笑) リリルーラで追えますよね?
       あの人の魔法力を。」

    合流魔法リリルーラの追尾は「個人の魔法力」で行うのである。
    追尾したい仲間の魔法力を辿るのである。

ダイヴァー 「そんな事ができ・・・・・・・・・」
マロン   「いいから、早くっ!!」
マイコ   「(`з´)?????」




    ダイヴァーはリリルーラを使った。

    3人は空高く舞い上がり、とある街へと着いた。



ダイヴァー 「こ、、、ここは。。。。。俺たちが10年前に修行していた所だ。。。。。
     教師になってからここへは来てないな。。。。。」
マイコ    「(^ー^*)そっか。ツグミ先生だ。」



マロン   「あ、、、、、あの人。。。。。シオンさんにそっくり。。。。。」




    マロンが見た先には、まぎれもなくツグミの姿があった。
    当時の年齢(30)のままで。

    この世界にいるという事はツグミはやはりあの時、
    メガンテで死んでしまったのである。


マロン   「行ってらっしゃい〜。」

ダイヴァー 「い、、、いや、、しかしだな。。。。。」


マイコ   「いい歳して、照れてんじゃないのよー。(笑)
    マイコちゃんキーーーーーーーーーーック!!」



    蹴り出されてしまったダイヴァー。








ツグミ   「!!ク、、、、、、、、クロス。。。。。」

ダイヴァー 「ツグミ先生。。。。。」








続く。





















マイコ   「ココで終わりかよっ!!」

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