ST:32
剣と魔法と恋愛と










   魔法花火師スワン。
   今日はヴィクトリの店の前に紙を貼らせてもらった。


スワン  「魔法花火イベント、ひきうけます。マジックファンタジア:スワン
     これでよし。」


   と、1人の少年がそれを目にとめた。。。

少年   「魔法・・・・・花火?」

スワン  「おぅ、少年!!魔法花火どうかな?」

少年   「魔法。。。。。できるんですか?」
スワン  「( ̄□ ̄;)? う、、うん。」

   なんと、少年は別の大陸から来たらしい。。。。。
   名をコハク。。。。。剣士である。
   魔法の国において、剣を携える者はいないので、スワンには珍しい。

スワン  「コレが、剣なんだ。。。。。」
コハク  「あ、危ないですよ。。。。。」

スワン  「そっか、この国、、剣士はいないからね。。。。。」
コハク  「ボクは、その魔法を修行に来ました。」
スワン  「そうね、両方使えたらスゴイじゃん。」

コハク  「いえ、、、、魔法を剣に帯びさせる事はできないかな。。。。。と」


ヒメ   「魔法剣・・・・・・。」

   ヒメ登場。(笑)

スワン  「ヒメ〜〜〜。」

ヒメ   「そこの少年!!いい発想じゃん!?」
スワン 「ま、、、まさか。。。。。」

ヒメ   「魔法学校MOVA入校者募集よっ♪」

スワン 「( ̄□ ̄;)本業以上に、気合い入ってると思うのは私だけかな。」


コハク 「(〃▽〃)・・・・・・・・・・。は、、、はい。」





   またしても入校者ゲットである。

ヒメ   「やったぁ♪ ボーナスだっ♪」
コハク  「えっ?」






   結局、コハクはまず魔法を覚えていく事にした。
   後々に「剣を媒体にして魔法を帯びさせる」そんな修行をやるらしい。

   そしてコハク個人的に魔法花火に興味をしめしたらしく、
   時折、花火つくりを見てたりしていた。。。。。

コハク  「花火ってものを見たいですね。。。。。」
スワン  「年始に上げるわよ〜。」

コハク  「楽しみですね。」






   魔法学校へ入校したはいいが、コハクの国では魔法が無い、
   そんな民族(?)の血なので、魔法力がほとんど無いのである。
   精神力を魔法力に変換するスベが無いのである。。。

コハク  「先生、、、、どうも感覚がよくわかりません。。。。。」
ヒメ   「う〜ん、、イメージ、、、って言っても魔法自体をほとんど見てないし、
     見せると言っても、攻撃魔法になってしまうし、、、、、。」

   ヒメの授業をほぼ全て受けているが、「魔法力」が前提の授業なので
   魔法の知識だけを習得していくのであった。






   あくる日。


スワン  「どう?コハク君は。」
ヒメ    「やっぱり、剣の国の人だから、魔法力が、、、、、。」
スワン  「そっか、、、、頑張ってるのにね。。。。。」
ヒメ    「そこが、、、、、カワイイの。。。。。(笑)」

スワン  「( ̄□ ̄;)・・・・・・。こ、、この女・・・・・。」





   そして、またあくる日。


コハク  「やはり、ボクには剣の道しかないんだろうか。。。。。」

   と、帰りぎわに他の生徒が話しかけてきた。

女1   「うわー。かっけー!!剣だよっ!!」
女2   「。゜(>▽<)゜。かっこいい!!」

男1   「剣か。。。。。」
女3   「ほら、剣がカッコイイって言ってるよ。(笑)」
男1   「あ、、、ああ。。。。。」

女1   「ねぇねぇ、見せてー!!」
コハク  「えっ。」

女4   「ダメですよぅ。ここで剣を抜いたらダメなんですよ。」

   法律で決まっているのである。
   魔導アイテムが刃物の者もいるために、武器関係を一般人が往来する所での
   抜刀は犯罪である。

女1   「(`з´)ちぇー。」
女2   「いつか、冒険に一緒に行こうね〜〜〜。」

男1   「( ̄□ ̄;)!!」
女3   「(;^_^A  意外に鈍感なんだよね、、、、、。」
男1   「(ノ_<。)いいんだ、俺なんか。。。。。」




コハク  「な、、、なんだ、、、?変わってるけど、楽しい人たちだなぁ。。。。。」

   ふと、生徒仲間がいないと思うコハクであった。。。。。







    なかなか覚えない魔法力変換に悩む。

コハク  「魔法剣・・・・・・。いまいち、魔法剣というイメージもわかないな。。。。。」

    魔法を剣に帯びさせる。。。。。
    ヒメは、コハクの剣を魔導アイテムの媒体にするつもりなのである。
    そうなれば、自然に「魔法剣士」ができるのである。

コハク  「しかし、、、、剣の道すら満足でないボクが魔法剣などと、
     思い上がってよかったのだろうか。。。。。」


ヒメ    「(ノ_<。)け、健気だ。。。。。」



    やや落ち込み気味のコハクを元気づけつつ帰るヒメ。



ヒメ   「私はいいと思うな。。。。。別に剣を鍛えてからでないといけないって
     そんなことないと思うよ。
     それに、魔法に限らず、強さとかって、想いにもよるのよ。
     誰かのためにとか、、、、。」
コハク 「(〃▽〃)そ、、そうですね。。。。。」


    スワン登場〜♪


スワン 「あ、ヒメ〜。」

    学校早退して仕事してたスワンがやってきた。

スワン 「ヒメ〜、さっきダーリンと街で偶然あったよ〜♪」
ヒメ   「あら。珍しい事もあるものねー。」


コハク  「(・_・、)えっ、、、、。ダーリン・・・・・?」

スワン  「あれ?そういえば、皆知らないんじゃないのかな?
     ヒメが結婚してるって。。。。。」



コハク  「そうだったんですか。」       _| ̄|○|||




    剣に生き、そして新たに魔法に生き、恋に生きようとした少年は
    儚く散った。。。。。(汗)






    その後も、頑張って魔法を覚えようとするコハクの姿がありました。。。。







続く。。。。。























マイコ   「おいおい、結婚してるよっ!?」
メロン   「Σ( ̄□ ̄;)!! なんとっ。」

カホ    「旦那さんはどんな人なんでしょうね〜。」


スワン  「うふふふふふ。旦那はね・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」












!!





とか、思わせぶりにしといて、実はなんでもないし、ネタバレもしないのである。(笑)
















街で。

カイコ   「あ、、、ジェード。。。。。金物屋かな・・・・・あれは?」




ジェード   「ぬおおお!!剣高いなぁ。。。。。」

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