ST:92
繋がっていく糸












     修行にあけくれるマイコたちであったが、
     クジャクの命令で、マジックテリアに帰る事となった。。。。。
     だが、キョウからは乗り継がないとマジックテリアに着かないのである。
     しかも、バンリ経由で時間もかかってしまうのであった。

マイコ  「ひさびさだなぁ。。。。。って半年くらいか。。。。。」
ジェード 「そうだな。。。。。しかし、なんでまたイキナリ?」
シオン  「光と闇が集結するって、、、、、、。
      ゾーマとか魔族が???」
マイコ  「わからないけど、なにかと魔法学校は狙われるのね。。。。。
      世界一の魔導士養成所だからだよね。。。。。」
ジェード 「って事は世界最高の教師に教わってるって事か。。。。。」

マイコ  「た、、、、多分。。。。。」


シオン  「でも、クジャクさんってなんか、マジックテリアと情報を交換してるのか
     って思う事たくさんあるよね?」
マイコ  「でね、私が思うに、クジャクさん、実はかなりの魔導士なんじゃないのかな?」

ジェード 「でなきゃ、俺等に教える事はできないよな。
     昔、魔法剣士だったんじゃないのか?」
マイコ  「あんまりイメージできないけどね。」


     舟はバンリでとまる。
マイコ  「えっと。乗り換えだよね。」
シオン  「アトラ行き、、、、。あ、結構大きい船だね。」

     魔導士っぽい人が結構乗っている。
     魔法学校卒業生であったり、熟練者が新魔法習得のために
     来校するのであろう。。。。。ゾーマ復活のための魔物の氾濫も
     原因の一つである。


マイコ  「出航までは時間あるのよね。。。。。」


     陸におりて少し歩いた。。。。すると、。
     マイコたちを呼び止める女がいた。

女    「ちょっと、そこのガキ。待ちな。」
マイコ  「誰よ。」
ジェード 「マイコちゃん!!そ、そいつアイツらと同じローブだ!!」

     その女はアゲートたちと同じ青いローブをまとっている。

女    「あ、私だけど、怪しいガキ共見つけたんだけど。」
     と、誰かと話しているようである。
     だが、廻りに誰もいない。。。。。

マイコ  「何? 誰としゃべってんの? アタマに春が来てる人かな?」
ジェード 「かもな。。。。。」

女    「ガキ共、口の聞き方に気をつけな。命令さえなければ、
     スグに殺して、魔法石だけ奪ってもいいんだよ。」


     しばらくして1人の男が現れた。
     オニキスである。マイコたちは初対面である。
     アゲートも魔石ギルドの一員だったのである。


オニキス 「違うな。。。。。もっとバカっぽい女だ。。。。。」
女     「充分バカっぽいと思うけど?」

マイコ   「ブチン!! 何よアンタたち!!さっきから聞いてれば!!」

オニキス 「アヤメ、また、見つけたら知らせろ。」
     どうやら、その女はアヤメと言うらしい。

ジェード 「コイツら、通信する方法があるらしいぞ。。。。。」
シオン  「魔導アイテムかな?」

アヤメ  「アッハッハッハ。ま、ガキ共に封印魔法は使えないだろうね。
     封印魔法の1つ、「メールーラ」知らないのかぃ?」

     メールーラ:伝心魔法。電話のように離れた者と情報を交換できる。
     だが、封印魔法であるためにその習得は困難である。
     通信できる条件として、
     @:魔法力を直接飛ばすので、

       ルーラが使えるような空の広がる場所であること。
     A:相手もメールーラを習得していること。
     B:メッセージを特定の者だけに飛ばすため、
       相手の魔法力の周波数のような「魔法アドレス」を
       認知していること。
     の3つが挙げられる。



シオン  「メールーラ。。。。。封印魔法、、、、この女、結構な使い手って事ね。」

アヤメ  「さて、コイツら始末していいんだろ?」
オニキス 「構わんさ。コイツらも、魔法学校の生徒だな。。。。。」

      マイコたちの服についてる紋章で生徒だと言う事は解る。

オニキス 「死にたくなければ、魔導アイテムの魔法石を差し出せ。」
ジェード 「差し出すとでも思ってるのか?」


アヤメ  「ロクト!!

      石化魔法ロクトである。
      ロクトロンは完全石化させる魔法である。

マイコ  「うわっ!! イキナリ!!」
シオン  「な、、、足が!!」

      足元など、部分だけを石化するのである。
      脅迫するといった場合には最適の魔法である。
      だが、ロクトロンと違い、キアリテスで治ってしまうのである。


アヤメ  「まだ、考えは変わらないかしら?」
マイコ  「・・・・・・・!!」


      遠くに土煙が立っている。
      誰か走って来ている。


ギブソン 「テンチュー!!
      ギブソンはオニキスに廻し蹴りを決める!!

オニキス 「な、、なんだコイツは!!」

メロン  「スーパーメロンキーーーーーーーーーック!!
      そしてメロンも蹴りを見舞う。(ハズレ)


メロン   「見つけたわよ!! ロレンスの仇!!」
オニキス 「フッ、、、死んだか。。。。。」
メロン   「(`皿´)ブッころーす!!」


マイコ   「メメメメメロンちゃん!?

メロン   「( ̄□ ̄;)!!(今きづいた。)マイコちゃん!!

マイコ   「コイツら、なんなのよぅ!?」

メロン   「魔石ギルドって言う、おバカな集団!!
      アタシの大切な人の仇取らせてもらう!!」

マイコ   「大切な人?????(できた・・・・・のかな? まさかね。)」


オニキス 「コイツだ。。。。。まぁ全員の魔法石を貰っておくか。。。。。
      いくぞ、アヤメ。」

アヤメ   「魔導アイテム「キラー・ザ・キラー」

      アヤメの姿が消えた。。。。。ように見えた!!

メロン   「きゃああああああああああ!!」
マイコ   「えっ!!なに!?」


ジェード  「こ、、高速移動だ、、、、そして、あの爪。。。。。
       あれが、あの女の魔導アイテムなんだ!!」

      両手首に装着する爪系の武器。。。。。それがキラー・ザ・キラー。
      高速魔法ピオリムの魔導アイテムであろう。

アヤメ   「殺してあげるわ。。。。。」

      再び高速移動に入るアヤメ。



アヤメ   「!!」

ギブソン  「ミーには、見えるネ。」

メロン    「ギブソン!さすが!!そっちは任せ・・・・・・・・・きゃああああああ。」

      またも、切り裂かれるメロン。

オニキス  「フッ、、、余所見はダメだな。。。。。
       俺の「ジャック・ザ・リッパー」の切れ味も味わっておけ。。。。。」

      オニキスの魔導アイテムは一定空間内を無数に切り刻む、
      バギ系の魔導アイテムである。


マイコ   「イキナリ重傷じゃん。。。。。
       えーーーーーーい!!メラゾーーマ!!

      オニキスはメロンの首を掴み盾にする。

メロン   「わああああああああ!!熱いよーーー!!」

マイコ   「( ̄□ ̄;)!!な、、、なんてこと。。。。。」



      足の石化した3人。
      なんとかアヤメを相手するギブソン。
      しかし、やはりオニキス相手にメロンでは歯が立たない。


      ヘノ。早く全員の乗船券を買って戻ってこい!!(笑)


      メロンはオニキスに勝利できるのか!?










続く。






















ダイヴァー  「ああ、わかった。。。。。俺は今からフリーダムを目指す。
       そっちは? え?まだ式神の魔法石の発掘が終わってない?
       わかったわかった。OK。」


ツグミ    「あれ?ダイヴァー、メールーラできたの?」
ダイヴァー  「ああ、っていっても相手が1人だからあまり使えないけどな。」

ツグミ    「アタシもできるんだけど。」
ダイヴァー 「( ̄□ ̄;)!!さ、、さすが先生。」

ツグミ    「でなきゃ、世界中の情報なんて集められないでしょ?」
ダイヴァー  「確かに。。。。。」







ダイヴァー  「(・_・、)相手は誰なんだろう。。。。。」

inserted by FC2 system