ST:87
暗闇に吠える女王











      もしかして、忘れ去られてしまったかもしれない。。。。。

      あの女王。。。。。




ヒメ    「ん?」

      目を覚ました。。。。。

      そこは暗闇だった。。。。。



ヒメ   「ココは、、一体。。。。。
     もしかして、私、、死んじゃった!?

      少々取り乱す。

ヒメ   「ううん。おちつけ私。はいはい深呼吸。深呼吸っと。
     ドコだろう。。。。。一歩歩いてマッサカサマな〜んて。。。。。」


      少し向こうに扉が5つ見える。

ヒメ   「あら? う〜〜〜ん。。。。。とりあえず、、、、真ん中から。。。。。」
     

     真ん中の扉を開けた。


     中にはどこかの光景が映っていた。

     病院のベッドで寝てる自分。。。。。
     生徒が廻りで泣いてる。。。。。

ヒメ   「( ̄□ ̄;)きゃー!! 私死んじゃった!?
     うっそ。ち、、、、違うよね。。。。。」


     と、その右の扉を開けてみた。


     小さな子供がいる。建物のすぐ外だ。
     見た事はない。。。。。


子1   「(ノ_<。)あ〜〜〜〜〜ん。」
子2   「( ̄□ ̄;)泣いちゃった!!」

     1人の子がいじめられている。
     もう1人の子が現れた。
子3   「あ。また泣かした。。。。。
      (^ー^*)ちょっとおいでよ。こっちに。」
子2   「(;´д`)・・・・。や、、、やだよぅ。逃げろ!!」

子3   「あ。逃げた!!」

子1   「(ノ_<。)あ〜〜〜ん。」
子3   「もう、またいじめられたの〜?」
子1   「(ノ_<。)私が弱いからだ〜。」

    ついヒメはその方へ行ってしまった。

ヒメ   「弱い子は、そうやってずっと泣いてる子だよ。
     次は負けないって言う気持ちを持つのが強い子だよ。」
子3   「お父さんと同じ事いってる〜。」
ヒメ   「(^ー^*)そうなんだ。お母さんじゃないんだ?」
子3   「・・・・・・・。お母さん。。。。。いないんだ。。。。。」
ヒメ   「( ̄□ ̄;)!!ゴメンゴメン。そっか。。。。。
     でも、アナタなら大丈夫。強く生きていけるよ。」
子3   「(^ー^*)そっかなぁ。。。。。おばちゃん誰?」
ヒメ   「( ̄□ ̄;)お、、、オバ!!
     わ、私は・・・・・・・・・・・・・。」



     その時。扉の外へ放り出された!!

ヒメ   「きゃーーーーーーーーーーーーー。
     な、、、なに、、、今のは。。。。。
     もしかして、自分を名乗っちゃいけないのかな?」


    今度はこっちにしよう。

    今度は真ん中の左の扉を開けた。



    また小さい子供である。
    桜の舞いちる下で、遊んでいるようである。

子A   「キレイだねー。」
子B   「うん。私、お花だいすきー!!」
子A   「私も〜。」

子B   「私、花火もだいすきー!!」
子A   「私もー!!」


ヒメ   「え!? も、、もしかして、アナタは・・・・・・・・・・」




ヒメ   「きゃーーーーーーーーーーーーーーー。」


    また、扉の外へ放り出された。

ヒメ   「あいたたた。。。。。なぜ?私の名を言ってはいけないの?
     てか、、あの2人は、、、幼い時の私と、スワンだったわ。。。。。
     ココはなんなの・・・・・?」


    と、少し推理してみた。


ヒメ   「真ん中が現在。。。。。左が過去。。。。。だとすると、右は未来?
     でも、未来なんていくつも枝分かれしてるわけだし。。。。。
     その中の1つって事????? だとしたらアレは誰?
     私の子って事? えっ。まってよ、お母さんはいないって。。。。。
     ( ̄□ ̄;)私、早死にっすか?


    推理。

ヒメ   「( ̄□ ̄;)真ん中の扉は、もう死んでる現在で。。。。。
     残された子供が、、未来で。。。。。(ノ_<。)そ、、そんなぁ。。。。。」


    なにやら、相当凹んでる様子です。

ヒメ   「(iдi)あ゛ー。 もっと、いろんなトコ旅行行きたかったなぁ。。。。。
     あ〜。もう、イヌゴン(愛犬)の顔も見れないのか。。。。。
     私のカワイイ息子。。。。。ってあれ?」

    ふと気づく。

ヒメ   「( ̄▽ ̄)> 私、まだ子供産んでないじゃん。


    推理。

ヒメ   「って事は、あの子は他の子で、、、私はやっぱりポックリ。。。。。
     (iдi)えええええええええええええ!?



    おちつけ。


ヒメ   「ちょっとまって、おちつくのよヒメ。うん。
     まだ、私の推理の範囲だから。。。。。一番左行ってみよう。」



    扉は少しかたい。。。。。
    なんとか開けてみる。。。。。


    また、桜が咲いている。。。。。


    今度は、2人の若者らしき姿が。。。。。

若者1  「今度の戦いどうなるんだろな。。。。。」
若者2  「多分、、、最大の戦いだろうね。」


ヒメ   (あ、魔族。しかも女性だ。)


若者1  「ま、やるしかないな。。。。。」
若者2  「人間のためにだけじゃないしね。」
若者1  「そうだな。。。。。しかも、人間・魔族・獣人がそろったんだ。」
若者2  「足ひっぱるなよ。。。。。人間代表。(笑)」
若者1  「人間に負けるんじゃねぇぞ。魔族代表。(笑)」

若者2  「さて。あいつらも覚悟決めたかな。」
若者1  「最後の愛を語ってたりしてな。(笑)」


ヒメ    「あ。わかった!!ん・・・・・・・・・・・・・・・・・・?
      きゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」


     意外に学習能力のない人だ。(笑)



ヒメ   「あいたたたた。。。。。あれは、同じ桜。」

     って、そっちかよ。


ヒメ   「あれが、、前のゾーマとの戦いだとすると、、、、、。
     あれが伝説の4魔導士。。。。。ゼロ。。。。。あと魔族の女性。。。。。
     そして、もう2人のうち、1人は獣人。。。。。
     もしかして、獣人の夫婦!? ( ̄□ ̄;)!!」


     で、推理。


ヒメ   「あの桜がある場所は、、、今、魔法病院のある場所。。。。。
     え、じゃあ、同じ場所の超過去・過去・現在・未来、、って事は。」


     一番右の扉の前に立った。


ヒメ   「ちょっと、怖いなぁ。。。。。」


     推理。

ヒメ   「私が死んでる未来だったらどうしよう。そしたら誰がいるのかな?
      さっきの3人の子供は、未来の4魔導士って、、、3人か。。。。。
      でも、未来って見ちゃいけないような気がするのよね。。。。。
      かといって、ほかに行くとこないし。。。。。」


     開けようとした。

ヒメ   「ダメダメダメダメ〜。やっぱ、未来は見れないや。。。。。
     やめとこう。。。。私が知る事で何か変わってしまうかも。。。。。」


     推理。

ヒメ   「これは、私が現在、魔法病院で寝てる(?)って事ね。
     で、する事ないから(え?)その場に眠る記憶を読んでるって事?
     あ、でも未来は、、、、、う〜〜ん。う〜〜ん。」


     悩んだすえ、一番右の扉へ。

ヒメ   「結局、今、ここ開けるしか行くとこないし。。。。。」


     開けてみた。


ヒメ   「な、、、何ココ。。。。。魔法病院のようだけど。。。。。
     なんか、、、風景がどことなく違う。 人もいっぱいいるし。。。。。
     なんか、薄暗い。。。。。なんか入っちゃいけないような。。。
     そんな予感でいっぱいです。」




     結局止めた。




ヒメ   「って、私。今から何すればいいんだろう。。。。。」






ヒメ   「ココどこーーーーーーーーーーーーーー!?」












続く。












ミルミィ  「ヒメ先生〜〜〜。」

ヒメ    「・・・・・・・・・・・・。」


ミルミィ  「早く、目を覚まして欲しいですね。。。。。
      私は生き返るって信じてますから。」


ローズ  「あまり、この状態でいるのも。。。。。
      やはり、医療機関にも魔法のスペシャリストがいるのかな。。。。。」
アーウィン「しかし、人の生き死にに関係するからな。。。。。
      我々の立場で言えば、人が助かるならいいと思うが、
      やはり、生命というものは。。。。。」


ローズ  「難しいですね。。。。。突き詰めていくと、
      我々は自分たちを否定しなければならなくなる。。。。。」



ミルミィ  「・・・・・・・・・。」

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