ST:82
銃声は響く(3)









     1発の銃声が響いた!!


     デスゲームから放たれた弾丸がジェードを襲った!!


     が、渦巻く雷がその弾丸を弾き返した!!

クジャク 「なるほど。。。さすがですね。。。」

ジェード 「テメエだけは絶対にゆるさねぇっ!!

     2本の雷撃剣でアゲートに斬りかかる!!

アゲート 「くっ!!イオラッ!!

     直前でイオラの爆風を使いフキ飛ばす!!
ジェード 「うおっ!!」

     すぐに体勢を整え再び斬りかかる!!


アゲート 「!!やべぇ!!」


???? 「メガシールド!!

      アゲートの周りを光の壁が守る。
      ジェードの攻撃が弾かれた!!

アゲート  「おお、ジェスパー!!どこいってたんだよ。」
ジェスパー「なぁに、ちょっと腹が減ってただけだ。」

      イメージ的に冷静な軍人のような男ジェスパー。

マイコ   「な、、、仲間!?」

アゲート  「渡した金の分はしっかりやってもらうぜ。」
ジェスパー 「解っている。」


      どうやら、アゲートは金でジェスパーを雇ったようである。



シオン   「クジャクさん、あの壁壊せる!?」
クジャク  「アシュラオー!!」

      アシュラオーがアゲートの方へ向かう。
      ちまちま襲う手下をマイコのマヒャドで凍結させる。

ジェード  「クソ、、、、この野郎!!」
ジャスパー「おっと、無駄だ。。。。。俺自身が俺の魔導アイテム「メガシールド」に
      守られている。魔法効果は効かない。」
ジェード  「!!」

      メガシールド:「マホキエ」を壁にした魔導アイテム。
      よほどの魔法で無い限り掻き消されてしまうだろう。


      アシュラオーがジェスパーに殴りかかる。
      それを避けようともしないジェスパー。

ジェスパー 「悪いな、、、このアイテムは守備魔法「スカラル」を
      何層にもしていてな、直接攻撃も効きはしない。。。。。
      ま、言うなれば俺は無敵だ。」


マイコ   「・・・・・。消滅魔法しか効かない。。。。。絶対そうだ!!」

クジャク  「消滅魔法メドローアですか。。。。。しかし、一度も成功していないし、
       メドロ(ヒャダルコ&メラミ)ですら、満足にできてない。。。。。」
マイコ   「やるしかないじゃん!!」

シオン   「早くしないと!!」

マイコ   「うん。。。。。でもできそうな気がする。。。。。
       メドローアは無理でも、メドロならできる気がする。。。。。」

      と、マイコはナインテイルを使用しない。

クジャク  「分身なしで、できるんですね?」

マイコ   「うん。。。。。」


      マイコは魔法力を練りあげ、両手にそれぞれヒャダルコとメラミを
      発動させ、集中した。。。。。



      ジェードは壁を斬ろうと連続で斬りかかっている。

アゲート 「ハッハッハ!!無駄だぜ。」
ジャスパー「なぜ、無駄と知りながら。。。。。」


ジェード 「金のために戦う、オマエらには解らないことさ!!」


      マイコの魔法がついに!!



マイコ  「合体!!消滅魔法メドロ!!


シオン  「ジェード!!どいて!!」


      ジェードはメドロ発射を知っていてかわす!!

      メドロはジェスパーへと向かう!!


ジェスパー「無駄だといっただろう!!」

      ジェスパーのメガシールドにメドロが炸裂する!!

      が、メドロと同じ数10cmの穴が開いただけだった。

マイコ  「!!、、、だ、、だめだった。。。。。」

ジャスパー「フッ、、、このメガシールドに穴を開けただけでもスゴイぜ。」


ジェード 「開けた「だけ」じゃないぜ!!」
     それを見越したジェードがロードブリティッシュを構えていた!!

ジェード 「食らえよ、、雷の渦を!!」

     その穴から「紫電」を再び叩き込む!!
     今度は逆にメガシールドがその雷の渦を外へ出さず
     中だけで、ジェスパー・アゲートにダメージを与える!!

アゲート 「バ、、、バカ野郎、、、、、出れねぇじゃねぇか!!」

ジェスパー「クッ、、、、メガシールド解除!!」


     メガシールドを解除した、雷の渦は外へと散って行く。。。。。。


     そこへと1人疾走する者が!!


マイコ  「シオン!!」


シオン  「アゲート!!アンタは絶対許さないよ!!」


     シオンが走っていく、拳には力が篭る。

シオン  「行くよ!!精霊「ゴウエンオー」その炎!!
    アタシの怒りの拳に宿って!!


     シオンのカンザシから炎を纏う精霊が現れ、
     そのシオンの拳に乗り移った!!

シオン  「これがアタシの変則魔導アイテム
  「アヴェンジャー」!!



     アゲートの前に立ち、その炎の拳を連続で見舞う!!

シオン  「オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!」


ジェスパー「!! な、、、なんて女だ!?」


     そのままアゲートを倒し、持っているライフル「デスゲーム」を破壊した!!
     激しい光が飛び散った!!

マイコ  「これで、終わりね。。。。。」

     手下どもはソレを見るなり逃げていった。。。。。
     あとにはジェスパーただ1人である。。。。。


シオン  「アンタもまだやんの?」

ジェスパー「ハッ。俺は雇われただけだ。。。。。ま、それだけの働きもできなかったけどな
      アゲートのダンナのやり方には俺も多少ナリ疑問はあったがな、、、、、。
      それでも他人のために、、なんて考えは俺には理解できない。。。。。。」
ジェード 「別に理解しなくて結構。俺たちは俺たちの考えがあるからな。。。。。」


ジェスパー「フン、、、、ま、、、いずれまたどこかで会うような気がするぜ。。。。。
      消滅魔法メドロか、、、たいしたお嬢さんだ。。。。。
      俺のメガシールドを破るとはな。。。。。」
マイコ   「また会っても。また消すからね!!」
ジェスパー「ハッハッハ。残念だが、俺にはすでに弱点を見つけたもんでね。
       俺の魔導アイテムは1つじゃないんでね。」
シオン   「!!」


     そう言うとジェスパーは歩いて消えていった。。。。。



マイコ   「え、じゃあ、メドロに弱点が!?」
ジェード  「ハッタリじゃないのか?」
クジャク  「いえ、、あの人はまだ「力」を持っている。。。。。
       またいずれ戦う事もあるかもしれません。。。。。」


シオン   「さて、帰りますか。」


クジャク   「もう、悪さはできないでしょうね。。。。。これも悪のなれの果て」

     倒れているアゲートを見てクジャクはつぶやいた。。。。。





     4人は街へと帰るのであった。。。。。







続く。















カイコ   「。。。。。。。。なんで、この人は私についてくるんだろう。。。。。」

ガネット  「なんか言ったか?」
カイコ   「え、いえ。。。。。」


ガネット  「お! うまそうなもん、あるじゃん?」

     帰り道の屋台で肉を串にさして焼いたものを売っている。

ガネット  「ん。ウマイじゃねぇかよ。 ほれ。」

     と、2つをカイコに渡す。

カイコ   「え、、、あ、ありがとう。。。。。
      (やっぱり、悪い人じゃないんだよなぁ。。。。。)」


     なんだかんだで行動を共にする2人であった。。。。。




マロン  「あら。この2人で何かメインストーリーになるんですかねぇ。」

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