ST:81
銃声は響く(2)











     盗賊の襲撃を待つジェードたち、もちろんそんな不謹慎な事を
     待たざるを得ないのもわけがあるのだが。
     それでも、今回の襲撃が終わるまで様子を見るということは、
     今回の犠牲者を見送ると言う事になる。。。。。

     今日もクジャクを含めた4人は街にいる。。。

ジェード 「くそっ、、、なんかいい方法はないのかよ。。。。。
     誰も犠牲にならない方法が。。。。。。」
シオン  「ここに来た時にブン殴ってもいいんだけど、それだと全滅はできないし。。。」

     そうである。アジトに何人いるかわからない以上、
     この街に来たヤツらだけ倒してもダメなのである。

クジャク 「さっきも言った通り、最悪その銃使いだけを狙う事もできますが、
     相手の他の戦力がわからない限り、迂闊に手は出せません。」

     クジャクは銃使いと同LVの者、もしくはその上の者がいるとにらむ。


     こうして日は過ぎたのである。。。



シオン 「ねぇ、、今日だよね、、、、、、。」


     プレーナに宣告された「ザキ」発動の日は今日である。

ジェード 「きっかり3日だとすると、後4時間くらいしかない。。。。。」



     と、偵察していたマイコがジェードたちの所へ飛んで来た。
マイコ  「見つけた!!絶対怪しいヤツ!! えっとね、、あっちの方向!!」

     マイコの指差した方向を探索魔法フローミで追う。

ジェード 「見えた!!コイツか。。。。。なんか手下っぽいな。」
シオン  「スグ追う?」

マイコ  「フローミ中は、ジェードはこっちは見えてないから、無理ね。」
クジャク 「私が背負って走りますよ。」

     華奢なイメージがあるが、しっかり鍛えてあるクジャク。

     そしてクジャクがジェードを背負い、逃げる盗賊をシオンと追う。
     マイコは途中、被害者らしき人から話を聞き、
     弾丸は撃ちこまれてない事を確認した。

マイコ  「絶対、許さないんだからっ!!」

     スグに3人を追った。。。。。


     盗賊は、街を抜け山道へと入っていく。

クジャク 「こ、、この道の先は、、、神社!?」
シオン  「ジンジャって、、神様を奉ってる所だったっけ?」
マイコ  「そんな所に悪党が!!」

     マイコの怒りは上昇する。


    そして、神社についた。

ジェード 「出て来い!!クサレ盗賊共!!」


    その呼び声に出てきたのは手下。

手下  「アゲートのダンナ。。。。。なんかガキ共が来てますぜ?」

    奥から、見るからに悪そうな男が出てきた。。。。。

アゲート 「ん?なんだい、お嬢ちゃん。ヒーローごっこはお家でしな。」
手下   「ハッハッハッハッハ!!」

マイコ  「(`д´)!!コイツら絶対ブチのめす!!

    マイコたちの容赦なき先制攻撃!!

ジェード 「ライデイン!!
マイコ  「メラゾーーーーマッ!!

    2人の魔法で、手下を一掃する!!

クジャク 「降臨!!アシュラオー」

    6本の腕を持つ3mくらいの式神が現れた!!
    シオンと共に、迫り来る手下を殴り倒す!!

マイコ  「な、、、なによ、、、あれ、、、反則じゃない?(笑)」


アゲート 「ほぅ。。。。。式神のクジャクか。。。。。。
     そっちのガキ共は、魔導士か。。。。。
     ザキ!!
    即死魔法ザキで攻撃してきた。

マイコ  「!!やばい!!」

    クジャクの式神アシュラオーがそのザキを手で掻き取った!!

アゲート 「バ、、、バカな!? 、、、、、面白い、、、、、。」

    アゲートの手が輝く。
    そして、長い銃身を持つライフルが現れた。

アゲート 「俺の魔導アイテム「デスゲーム」なら。。。。。」


シオン  「あ!!アレが、、、、、、。」
ジェード 「プレーナの、、、、、あの野郎!!」

     ジェードの両手が輝き出す!!
     魔導アイテム「ロードブリティッシュ」である!!

     激しい雷の嘶きが、剣となりその両手に現れる!!


アゲート 「ほう、オマエも魔導アイテムが使えるとはな。。。。。
     だが、銃の方が強いって事、思い知らせてやるぜ!!」


     射撃の用意のために後ろへ下がるアゲート。
     手下共が、道を塞ぐ。

クジャク  「アシュラオー!! 道を、、、、、、、、、
      さすがに人数が多すぎる。。。。。」
シオン   「ちっくしょー!!アタシにもっと力があれば!!」

     シオンも手下をなぎ倒すが、手下の中にも魔法を使う者がいて、
     簡単に倒せない。
シオン   (誰かが、回復魔法を使ってる。。。。。ソイツを見つけないと。)


ジェード  「ちくしょう。。。。。切り開けるか!?」

マイコ   「やってみる!! ナインテイル!!
     マイコの魔導アイテム「ナインテイル」
     そのシッポが輝き出し、マイコは2人に分身した!!

マイコA  「いくよ!!」
マイコ   「OK!!]

マイコA&B 「
     少し時間差を作り、2発のメラゾーマを放つ!!
     巨大な火炎の渦が手下をなぎ払っていく!!


マイコA  「今よ!!ジェード!!」


アゲート  「なんだよ、コイツら、、タダのガキじゃねぇな。。。。。」


     アゲートまでの道が開いた!!
     ジェードは剣を構え走っていく!!
ジェード  「覚悟しろ!!

アゲート  「だが、少し遅かったな。。。。。まず、オマエからだ。。。。。」

     アゲートはすでに銃を構え発射準備をしていた!!

マイコ   「!!ジェ、、、ジェード!!ダメ!!戻って!!」
ジェード  「必殺!!「紫電」!!


     いつのまにかつけた必殺技名「紫電」
     疾走し、敵を斬る技らしい。

     そして、狙いを定めるアゲート!!






    1発の銃声が響いた。。。。。





続く。



























ダイヴァー 「へぇ。この国にも、カップラーメンはあるんだな。」
イヴ     「ちょっと、アタシにこんなもの食べさせる気?」

    いつの間にか合流してる屋台店主。

店主    「次の出航まで営業ないんで、生モノはなくて。。。。。」
トルマリン 「たまにはいいじゃないっすか。」

店主    「しかも、運がいいと商品券が入ってます!!」


イヴ    「無いじゃん。」
ダイヴァー 「日頃の行いだろ?(笑) あ、俺も入ってないな。。。。。」

店主   「しかし、お城でご馳走くらいでるでしょ?」

ダイヴァー「そーゆーのイヤなんだよね。俺。」


    カップラーメンを食べる4人であった。。。。。








イヴ   「ちょっと!!なんか、浮いてきたんだけど!!

ダイヴァー 「あ、金券じゃん。」

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