ST:74
水面下で













     雷撃の網が狭くなる。

ダイヴァー 「コイツは感電LVかな?」
イヴ    「アッハッハ。ためしてみたら?」


     このままでは2人とも感電してしまう。。。。。

ダイヴァー 「さて、このまま死ぬか。。。。。?」
イヴ    「こんな美人と死ねるなら本望だろ?(笑)」
ダイヴァー 「で、、、出よう。。。。。」
イヴ    「(=_=)こ、、この野郎。。。。。」


     そして、イヴが魔石を出す。

イヴ    「出ておいで!!サンダーブレード!!」
ダイヴァー 「ん?」

     1本の刀が魔石より召喚された!!

ダイヴァー「な、、、、刀なんか召喚できるのか!?」

イヴ   「そーよ。とっとと勝負つけちまおぅ。
     サンダーブレード!! エサの時間だよっ!!」


     刀を雷撃の網に突き刺す!!

ネフラ  「!!こ、、、この刀は!!」
ジルコ  「!! 雷撃が吸い込まれる!? ば、、ばかな!!」

     咄嗟にネフラは雷撃の網を解除する!!

ネフラ  「くっ、、、このアマ、、、、、、。」


イヴ   「アッハッハ。知ってたようだね。さすがは雷撃法術士ってとこか。」
ダイヴァー「ん、、、、なんだ、その刀がどうかしたのか?」


イヴ   「コイツは、「雷撃を無尽蔵に喰っていく刀」なのさ。。。。。
      あのままだと、全ての魔法力と精神力を喰ってしまってただろうに。。。。。」


トルマリン「( ̄□ ̄;)!!恐ろしいな。。。。あの人。。。。。。」



ジルコ  「!!ネフラ様、、、、どうしましょう。。。。。」
ネフラ  「厄介なモノを。。。。。」


ダイヴァー「じゃあ、今度は俺の刀だな。。。。。
      クリムゾンエンド!!ブレード!!

      真紅の刀ができあがった。。。

ジルコ  「炎の魔導アイテムだろう?? 私の水の力で。。。。。」

      水の帯がクリムゾンエンドを包む。

      恐ろしい量の水蒸気がたつ!!

ジルコ  「ほほぅ。。。。集束された超高熱の刀って事か。。。。。
     だが、ネタがバレれば、どうってことないな。」


      そのままダイヴァーが振りかぶり、ジルコの足元に刀を刺した。

ダイヴァー「今、オマエは一度死んでいた。。。。。」


ジルコ  「!! なにぃ!!私の水でもその炎が消えなかったというのか!?」

ダイヴァー「オマエの力じゃ、この炎も消せやしまい!!
      メラゾオン!!


      封印火炎魔法の轟炎を手の上で踊らせて見せる。。。


ジルコ  「くっ、、、、メラゾーマまでじゃなかったのか。。。。。」

ダイヴァー 「イヴ、、、行くか。」
イヴ    「そうだね。。。。。」


トルマリン 「?」


ダイヴァー 「ハッ、来訪客のもてなし方に悪意しかねぇよ。」
イヴ    「そうだね。こんな国、こっちから出ていってやるよ。」

ダイヴァー 「トルマリン、オマエには悪いが、この国は最低だ。」
トルマリン 「ダイヴァー先生・・・・・。」




男     「トルマリン!!」

      1人の男の声がする。

トルマリン 「サーペン!!」
ネフラ   「サーペン王子。。。。。」

      この国の王子であり、トルマリン・ガネットの連れでもあるサーペンであった。

サーペン 「いったいなんなんだよ。。。。。」
トルマリン「いや、実はな。。。。。」



      と、経緯を話す。

サーペン 「ふーむ。。。。。まぁ、喧嘩にもなるわな。(笑)
      さて。。。。。」

      と、ダイヴァーの方へ寄る。

サーペン 「アンタが火炎魔導士か。。。。。」
ダイヴァー「なんだ?次はオマエがやるってのか?」

サーペン 「いや、、、ウチの国の者が失礼をした。
      即刻オヤジの方へ通させてもらいたい所だが、今、この国にはいない。。。。。
      事実上、今は全て俺の指示で動いている。。。。。
      俺たちもゾーマをほうっておくわけにはいかないゆえに。。。
      もし、この国の情報で欲しい情報があるなら、この我が名のもとに
      全てチカラになります。」

イヴ   「へぇ。王子っつったら、それを盾にするバカなヤツばっかだと
      思ってたけど、しっかりしてるじゃん。どっかのオヤジより。(笑)」

ネフラ  「。。。。。。」


トルマリン「すまない先生!! でも、オヤジは、、、、。」

ダイヴァー「わかっている。それだけこの国の警備をしてるって事だし、
      自分達の仕事に誇りを持ってるって事だろ?」
ジルコ  「!!」


ネフラ  「ダイヴァー殿。。。。。申し訳なかった。。。。。
     いかなる理由であれど、1人の人間として行き過ぎた行動であったことを
     深くお詫び申し上げる。」
ジルコ  「私も、お詫び申し上げる。。。。。」

ネフラ  「この海域では最強である。と思っていたのだが、世の中は広い。。。。。
     我々は天狗になっていたのかもしれぬ。。。。。」

イヴ   「だいたい、国王がいない緊急事態ならそれはそれで言えばいいじゃんよ。」
ネフラ  「い、、いや、、、それは。。。。。」



サーペン 「しかし、何の情報を?」

イヴ    「この海域で、強大な魔法力を持つ魔導士を探すんだろ?」

ダイヴァー「それもある。。。。。だが、俺が探すのは「魔王殿」。。。。。」

      元ゾーマの居城であり、現在は海中深く沈んでしまった
      海の廃墟である。。。。。
      そこから魔界へと行けると言われている。


イヴ    「魔族の魔導士が目当て? でも、普通の人間に耐えられる水圧じゃ
       ないだろうよ?」

      人間より丈夫な身体を持つ魔族なら海底も問題ないのである。。。


ダイヴァー 「・・・・・・・。ここにいない・・・・・。
      さては、、、、国王は「風の法術士」だな。。。。。」
サーペン  「!!な、、、、なぜそれを。。。。。」

ダイヴァー 「だとしたら、、、、当たりだな。。。。。」


イヴ    「????? 国王が4大魔導士?????」
トルマリン 「????? 全然話が見えない。。。。。」



      そして、ダイヴァーはサーペンと共に城へ向かったのであった。。。。
















続く。















スワン  「ああ、ひさびさ。。。。。ゾーマも復活するし、、、、、。
      心優しいスワンちゃんの心温まる恋の話とかないのかな?」


カホ    「ヒソヒソ (恋って、まさかあの人とかな?)」
マロン   「ヒソヒソ (スワンさんって、変わり者好きって言ってたから
       お似合いなんじゃないですか〜?)(笑)」




スワン   「おい、そこの2人!!ちょっと来なさい!!」


カホ    「逃げるでー!!」
マロン   「はいはいな〜。」      

inserted by FC2 system