ST:72
船旅続行











     ディノの城へと続く城下町。。。

トリマリン 「この町は、、ずっと商店街が続いてるんっすね。」
ダイヴァー 「大陸と大陸の真ん中に位置する島国だから、
       いろんな食物とかの流通が激しいんだな。。。。。」

    よく見れば大きな船も止まっている。

ダイヴァー 「その「魔女」とやらもいるかもな。。。。。」
トルマリン 「魔獣使いって、、、、魔獣ってなんですか?」
ダイヴァー 「まぁ、虎とか連れてるんじゃないのか?」
トルマリン 「まさか、恐竜じゃないっすよね。。。。。?」
ダイヴァー 「さぁな。。。。。」

    と、商店街の店に、ド派手な女性がいる。

ダイヴァー 「流れ的に、、あの女か?(笑)」

女     「ダンナ、もうちょっとまけてくれてもいいだろぅ?」
店主   「敵わないなぁ。姉さんにはよぅ。。。。。」
女     「ありがとよっ。ダンナ!いい男だねっ。」

    気の強そうな女が買い物をしている。
    どうやら宝石らしい。

女     「やっぱディノは掘り出し物が多いねぇ。」


ダイヴァー 「なぁ、トルマリン、、、あの女、魔女っぽいな。(笑)」
トルマリン 「でも、魔獣が見当たらないっすよ?」

ダイヴァー 「どっか繋いでるのかな・・・・・。」


トルマリン 「で、どうするんですか?」
ダイヴァー 「イキナリ聞く。」


    ダイヴァーはその女性の方へ行く。

ダイヴァー 「なぁ、姉さんよ。俺と勝負しねぇか?」

トルマリン 「( ̄□ ̄;)イキナリ、戦い!?」

女     「あら。ボウヤ、アタシとやろうっての?
      体力は大丈夫? な〜んてね。(笑)」
ダイヴァー 「な!」

トルマリン 「( ̄□ ̄;)ダ、、、ダイヴァー先生をコドモ扱い。。。。。
       いくつだよ。。。。。あの女。。。。。」

女     「なにやら、ワケありっぽいね?
      納得のいくワケなら、なんでもしてあげるけどね。フフフ。」

     ダイヴァーは4大魔導士の事を伝えた。

女     「はは〜ん。それで、魔法力の強い者を手当たり次第って事かい。
      確かにゾーマを倒すなら、かなり強い者が必要だしねぇ。」
ダイヴァー「ああ、それに救いたい者もいる。。。。。
      姉さんよ。。。。。蘇生回復魔法とかできねぇか?」
女     「ハッハッハ。アタシが4大魔導士の1人だっていうのかい?
      だったら、面白いんだろうけどね。
      アタシはイヴ。ま、魔法はあまり使えないけどね。アッハッハ。」

トルマリン 「もしかして魔女?」
イヴ    「(`д´)!!こ、、このボウヤ、人を魔女呼ばわりかい!!」
ダイヴァー 「ハッハッハ。いや、この辺で強い船護衛の魔女がいるって聞いたからよ。
      そいつも4大魔導士の可能性がないってわけじゃなくってな。」
イヴ    「そうか、、、、なかなか大変な任務だな。。。。。
      ま、アタシはゾーマにも関わらず、自分のやりたい事をしてる旅を
      続けてるだけだけどね。」


ダイヴァー 「姉さん、なんか「切り札」を隠してる気がするな。。。。。」
イヴ    「普通、切り札は隠しておくものだろぅ?(笑)
      ま、アタシも旅を続けるからには、それなりに。。。。。ね。」
ダイヴァー 「フッ、、、どうだ?俺たちといかねぇか?」

イヴ    「バーカ。アタシをナンパするにはまだ早いんじゃないか?」

トルマリン 「( ̄□ ̄;)い、、いや、ダイヴァー先生はもうすぐ三十・・・・・・・。」
イヴ    「アタシは、アタシを熱くさせる男にしかついていかないよ。
      ちょっと、用事あるからアタシは行くよ。
      また、縁があったら酒の一杯くらい付き合うぜぇ。」

     イヴは港に消えていった。


ダイヴァー 「あの女、、、、かなりの魔法力がある。。。。。」
トルマリン 「4大魔導士の可能性アリって事っすか?」
ダイヴァー 「ないともいえないな。。。。。」


     町を進み城へと向かう。。。

     この町の王は、とくに来訪者を警戒してないようだ。



ディノ王  「ほぅ。。。。。ゾーマと戦う算段を取っているというのか。。。。。
      さすが、魔法都市と言われたマジックテリアの魔導士だな。。。。。」
ダイヴァー 「マジックテリアをご存知で?」
ディノ王  「伊達に一国の主をやってはおらん。。。。。
      だが、この国は知っての通り流通は多いゆえに、そんな魔導士が来たなど
      いちいち確認などしていないからのぅ。。。」
ダイヴァー 「では、どこかに偉大な魔導士がいる・・・・・とかは。」
ディノ王  「ないのう。。。。。魔法とは無縁の格闘王なら、おったがのぅ。」

ダイヴァー 「そうですか。。。。。」


     色々とディノ王から話を聞き、城を後にした。
     結局ここでは、めぼしい魔導士の話は聞けなかった。。。

ダイヴァー 「まぁ、、、仕方ないな。。。。。フォウトレスへ向かうか。。。。。」
トルマリン 「そうしましょう。。。。。」



     再び船に乗る。
     今度は別の船に乗ることとなった。

ダイヴァー 「フォウトレスか。。。。。」
トルマリン 「ええ。まだちょっと遠いっすね。。。」


     そして、その夜。


ダイヴァー 「お。あれは。」
トルマリン 「同じ人ですね。。。。。」

     屋台のオヤジがいた。

屋台主   「おお。魔導士さん。」
ダイヴァー 「なんだよ、オヤジ今度も同じ船かよ。」
屋台主   「ええ。フォウトレスまで行くんですよ。」

トルマリン  「なぜ?」
屋台主   「今度屋台で出す新メニューに鳥肉を使うんで、
       仕入れに行くんですよ。」
トルマリン 「ああ、フォウトレスの名物「鳥の燻製肉」か。。。。。」
屋台主   「なんと、フォウトレス出身ですか!?」

     そして、また盛り上がる3人。


トルマリン 「それだったら、燻製肉もメニューにいれてしまえばいいっすよ!」
屋台主  「鳥肉をフライにしようと思ってたんだけどなぁ。。。
      確かに保存がきくし、船旅にはいいな。。。。。」
ダイヴァー 「俺がいい調理法を教えてやろうか?(笑)」


トルマリン 「鳥か。。。。。。」

     ふと、空を見上げたトルマリン。。。。。

     夜空に何かが飛んでいる。

トルマリン 「鳥?いや、、また、翼竜か!?」
ダイヴァー 「何!?」
屋台主   「そんなはずは、、、もう、ディノは離れた。。。。。」

トルマリン 「ひ、、、、人!?」

     なんと、空に浮かぶのは人のようだ。

ダイヴァー 「な、、、なんだ、あれは!?」


飛行人   「・・・・・・・・。フン、、、人間か。。。。。」


ダイヴァー 「あ、あれは、魔族。。。。。しかも有翼魔族。。。。。」

      その名の通り、翼を持つ魔族である。


魔族    「少し、遊んでやるか・・・・・・。メラミ!!


ダイヴァー 「何!!」

      船が燃える!! 他の客が逃げ惑う!!
客     「魔族だー!! 魔族の襲来だ!!」


ダイヴァー 「ちっ、、、、、、、うっ、、、やべぇ、、、酒が。。。。。」

      なんと、酔いが回ってるダイヴァー。

トルマリン 「よし、、俺が!! 雷よ!!」

      トルマリンは雷を手に集める!!

魔族    「ふっ、、、法術士か。。。。。
       ジャビオン!!

      水激が襲う!! トルマリンの廻りを水浸しにする!!

トルマリン 「!! な、、、なに!?」

魔族    「俺に刃向かった罰だ、、、、死ね!!」

      剣を抜き、空から襲いかかる!!

ダイヴァー 「いかん!!スクルト!!

      トルマリンの守備力を上げる!!

      それでも魔族の剣はダメージが大きかった。

トルマリン 「ぐっ・・・・・・・・・・・・!!」




イヴ    「だらしないねぇ。それだけの酒で。。。。。」

ダイヴァー「イヴ!?」

イヴ    「仕方ないね。行けぇ!!マグナム!!

      イヴの持つ魔法石から何かが出る!!

ダイヴァー 「召喚魔法か!?」

イヴ    「召喚!!マグナム!!」



      召喚獣マグナムが出現した!!


トルマリン 「あれが、、、魔獣!?召喚獣のことだったのか。。。。。」
屋台主   「ま、、、、、魔女イヴだ。。。。。」

ダイヴァー 「なるほどね。。。。。しかし、、あの召喚獣・・・・・。」




      イヴの召喚獣はいったい!?

      そして、魔女イヴのその実力とは!?








続く。














マロン   「イヴさんは、召喚魔法免許持ってるんですねー。」

メロン   「作者も忘れたような免許だね。」

マイコ   「私たちも取れるのかな?」
カホ    「ウチらは、魔法じゃないのかな?」

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