ST:67
船旅












      4大魔導士を探すために学校を飛び出したダイヴァー。
      もちろん、ゾーマ復活は世界中に知れ渡ったために、ダイヴァーも知っている。
      先を急ぐ2人。

ダイヴァー 「フォウトレスは法術国家だろう?」
トルマリン 「そうです。魔導士の噂くらいは聞きますが。。。。。」
ダイヴァー 「ま、魔法が無い国では、魔法を使わずにひっそり暮らしてるとも言える。
      だが、大いなる力を持つ魔導士だからな、必ず他人のために
      何かをしてるとも言える。。。。。」

     2人は港町に来た。まずはアトラを出るのである。

トルマリン 「ダイヴァー先生どうしたら? フォウトレスに行くとして
      ちょうどアトラの裏側なので、東から行くか西から行くか。。。。。」
ダイヴァー 「東だな。船旅になるな。。。。。」

トルマリン 「でも、なにもフォウトレスでなくとも良いわけですよね?」
ダイヴァー 「うむ。。。。。だが、なんとなく、、、な。。。。。」


     そして、2人は大型船に乗り込む。

トルマリン 「もし、俺がルーラが使えたら一気にいけるんですか?」
ダイヴァー 「いや、ルーラで大陸1つ越えるとしたら、魔法力はもたないな。
       アトラを往復するのでも無理だな。
       せいぜい1回でマジックテリア内が限界だな。俺だとな。」
トルマリン 「あ、そうだ、先生。俺、雷撃使いなのに、デイン系ができないんですが
       なぜですか?」

ダイヴァー 「そうだな。雷撃を使うのが当たり前だからじゃないか?
       魔法力を変換するのとは全然違うと思うからな。
       デイン系だけじゃなく、他もできないだろう?」
トルマリン 「ええ、実は。」
ダイヴァー 「法術は産まれ持った「魔法力」と似たような「法力」が源だが、
       それを自分のセンスのみで発動するのだからある意味簡単だ。
       だが、魔法は「決められた効果」に変換するのだから、
       少し難しいだろうな。。。。。ま、魔法にこだわる事はないだろ?
       俺なら雷撃を極めるのもいいかと思う。。。。。」
トルマリン 「しかし、攻撃だけでは。。。。。」

     どうやら、トルマリンも魔法学校の生徒として、
     またこの世界の住人として、ゾーマの復活を重大に思っているのであろう。

ダイヴァー 「ゾーマは、、オマエたち次世代の敵なのかもな。。。。。」
トルマリン 「えっ?」

ダイヴァー 「なんでもない。。。。。さて、船に乗ってるウチに休んでおくか。」
トルマリン 「はい。」


     長い船旅である。早速ダイヴァーたちは休んだ。
     大陸に降りてしまえば、あとは走りつづける事になるかもしれない。


     しばらくして目覚めたダイヴァー。

     すっかり夜になっていた。
     甲板に出てみた。

ダイヴァー 「ほぅ。甲板で屋台とはな。。。。。」
屋台主   「へぃ。夜だからって皆寝てるとは限りませんし。」

     廻りには結構呑んでる人もいた。

ダイヴァー 「俺も1杯もらおうか、、、、、。」
屋台主   「ウォッカでもいきますか?ダンナ。」
ダイヴァー 「いや、、、り、、林檎酒ロックで。。。。。」

ダイヴァー 「なぁ、、大魔導士知ってるよな。。。。。」
屋台主   「え?」

     ゾーマを封印した者の正体は、世間には知らされていないのである。
     それは4大魔導士の都合なのである。。。。。

屋台主   「しかし、船旅も危険になりましたわ。ゾーマ復活のせいで、
      魔物が以前より増えましたからね。」

     ゾーマの操る、死人系・悪魔系・霊体系が増えたのである。

屋台主   「また、こういう船も警備の者がつくんでしょうね。」
ダイヴァー 「なぁ、オヤジ、そういうのは誰がなるんだ?」
屋台主   「そうですね。各国の船会社が募ったりする寸法ですよ。
      あとは有能な戦士・剣士・魔導士・闘士などに頼んだりするんですよ。」

ダイヴァー 「・・・・・・。オヤジは過去にそういう強者に会った事あるのか?」
屋台主   「そうですね。。。。。魔女が印象に深いですな。(笑)」
ダイヴァー 「魔女!?」

屋台主   「ええ。なにやら魔物を使う女性なんですが、イメージで
       私らは「魔女」って呼んでますよ。ああ、本人に言ったら殺されるかもな。
       はっはっはっは。」

ダイヴァー 「オヤジ、その魔女にはどうやったら会える?」
屋台主   「こういう、デカイ船に乗ってるからな。。。。。そうだな。
       えっと、次は南国ディノだから、その次のジェルスはでかい港町だから
       来た船を調べれば、確率高いな。」
ダイヴァー 「そうか。。。。。」
屋台主   「ダンナ〜。情報料として、もう少し呑んでくださいよ〜。
       魔物が増えて、乗船客が減ったもんで。。。。。」

ダイヴァー 「そうだな。。。。。もう1人教え子いるから呼んでくるぜ。」


      トルマリンもムリヤリつき合わせた。

トルマリン 「ウマイっすね!!おやっさん!!これ、最高っす!!」
屋台主  「兄ちゃん、味の解る男だな!!」
ダイヴァー 「いや、これはウマイぞ。とくにこのカニは最高だ!!」
屋台主  「船屋台の利点ですからね。」


      と、他の客が騒いだ。

ダイヴァー 「どうした!?」

女1    「空に魔物が!!」

ダイヴァー 「!!な、、なんだあれは!?」
屋台主  「恐竜の魔物です!! 南国ディノが近いから、、、、、しかし、、、、
      普通に襲ってくる恐竜はいないはずなんですが、、、、、。」

ダイヴァー 「マヒャド!!
      やはり火を吐くイメージの魔物には氷撃!?

      恐竜を凍結させる!!

屋台主  「( ̄□ ̄;)!! うおおお。。。。。ダ、、、ダンナ魔導士だったんですね。」


      と、その後も少しだが、翼竜が襲って来たりしたが、
      撃退していった。。。。。


     そして、南国ディノに着いた。

     ここはジャングルな国で、野生の恐竜が普通にいる国である。

ダイヴァー 「なぁ、、、この国は大丈夫なのか?????」



     一応気になったダイヴァーは国の中へ行ってみる事にした。

トルマリン 「もし、あの翼竜みたいに襲って来たら。。。。。」
ダイヴァー 「ああ、、、こんなに犬や猫のようになじんでるとはな。。。。。」

     町の人間は普通に恐竜に乗っていたりしている。


ダイヴァー 「一応、この国のトップでも様子を聞いておくか。。。。。」



     2人はディノの城へと向かったのであった。。。。。









続く。
















マイコ   「あっれー?マイコ編はまだかなー。」
メロン   「メロン編も待ってるよー。」

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