ST:61
地下で蠢く力










     場所は魔法学校。





マロン   「という、結果になりました。」
女生徒   「へぇ〜〜〜〜。そっかぁ。。。。。うん、わかりました!!
       さすがですね〜。」
マロン   「いえいえ。 でも、あくまで占いですから、決めるのはご本人ですよ。」
女生徒   「ありがとうございました!!なんか、道が開けた気がします!!
       また、皆に宣伝しておくね。」



     どうやら、占いをしていたようである。
     水晶球を片付けるマロン。

マロン   「(^ー^*)♪」

カホ    「さすがやね〜。マロンさん。もう、慣れたって感じやね。」
マロン   「そんなぁ。。。。まだまだですよぅ。。。。。素人なのに、
       お金取っていいんですかぁ?」
カホ    「50G(約50円)やん。たったの。
       一応、占いだってチカラ使うんだから。それくらいええやん。
       もっと当たるようになれば、もっともっと取ればええんやで♪
       Ψ(`∀´)Ψ」
マロン   「(;^_^A アハハハハ。」

     その安さもまた魅力の1つであり、いつしか校内での口コミで
     マロン占いは有名になっていった。(ただし、一日3人まで。)


     そして、職員室へ。

マロン  「ヒメ先生。部屋の鍵返しに来ました。」
ヒメ    「はい〜。」
マロン  「いつもいつも、ありがとうございます。
      私の占いなんかのために部屋を貸してもらって。」
ヒメ    「別に使ってない部屋だからね〜。
      なんだったら、店にする? そしたら学校に住めるよ。(笑)
      マロンさんは寮が遠いし。」

カホ   「あ。ええやん。マロンさん、やろうよー。」
マロン  「(;^_^A そ、、そんな、お店持つなんて、おこがましい。。。。。」
カホ   「ちぇ。面白そうなんにな。(笑)」


テッケツ 「お〜い、ヒメっち〜〜〜。校長が呼んでるぜ。」

ヒメ    「え?私?」
テッケツ 「ああ、あと、ダイヴァーは、、、、いないな。。。。。
      ヒスイ先生は、、、いた。 一緒に来てくれ。地下だ。」
ヒスイ  「もしかして、ゾーマが、、、、、、。」


     3人は地下へ行く。ゾーマの封印されてる魔石のある部屋である。

校長   「おお、、、見てくれ。。。。ゾーマの魔石が、、、、、。」

     なんと、ゾーマの魔石にヒビが入っている。

ヒメ   「校長、、、もしかして、目覚めてしまうのでは?」
校長   「中のゾーマに魔法力が戻りつつあり、恐らくそのウチ。。。。。」

テッケツ 「今のウチに海底に沈めるか?」
ヒスイ  「しかし、ここに封印されてるのは、ゾーマの魂だけですよ?」

テッケツ 「え?石にうかぶ姿がゾーマじゃないのか?」
ヒスイ  「いいえ、これは魂だけが凶凶しく、具現しただけです。」

校長   「ヒスイ先生。。。。。ゾーマの本体はドコにあるんじゃ?」
ヒスイ  「わかりません、、、、ラピスが守っているのか、それとも
      他の遺跡、、、、、はっ!! も、、、もしや、邪神殿。。。。。」

校長   「なるほど、、、邪神殿。。。。。
     しかし、あれは海底に沈んでいる。。。。。」
ヒスイ  「そうですね、海中の魔物くらいしかたどり着くことはできませんね。」

テッケツ 「ふーむ。。。。。破壊してきたらいいのか?」
ヒメ    「(;^_^A どうしてアナタは、そう破壊的思考しかないの?」


|壁|_・)  そー。


校長   「誰じゃ!!」


カホ   「( ̄□ ̄;)!!ビクン!!」

ヒメ   「(`д´)コラァ!! 地下には来ちゃダメって言ったでしょ!!」

カホ   「(ノ_<。)ごめんなさい。。。。。でも。
     占いの部屋の真下ですよね。。。。。ここ。。。。。」
マロン  「実はさっきヒメ先生に言おうとしたんですが、占いの部屋で、
     下からスゴイ魔法力を感じるんです。。。。。何かを呼んでるような。」
ヒメ    「えっ?」
校長   「呼ぶ?」

マロン  「ええ。。。。。で、それが今日は特に強くて。。。。。」

ヒメ   「まぁ、もしかしたら、アナタたちと戦う事になるかもしれないし。。。。。
     これが、、あの四天王を束ねるゾーマが封印された魔石。」
ヒスイ  「あ、、四天王は、私を含め、そんなに強くはないですよ?」

テッケツ 「なに?」

ヒスイ  「私たちが束ねる部隊長なだけで、私たち以上の魔物や魔族は
      いくらでもいますわ。。。」
テッケツ 「ドコに?」

     ヒスイは↓を指差した。

     魔界である。


カホ   「魔界って簡単にいけるの?」

ヒメ   「死の世界と同じく、その間を移動するには「扉」が必要。。。。。
     それが、魔法力で作る穴であり、魔導アイテムで作る扉だったり。。。。。
     ま、ぶっちゃけカホさんの魔導アイテム:ゼロディメンジョンもそう。」
カホ   「( ̄□ ̄;)!!」


テッケツ 「そのアイテムは、以前ゾーマと戦った4大魔導士のうちの2人のアイテムだ。
      同じモノが2つあってな。2つ合わせると扉が開くらしい。。。。。」
ヒメ    「2つともなくなって、今は、ゼロが作ったソレしかないけどね。。。。。」
テッケツ 「ああ、ゼロが死んでしまった以上同じ物が無いからな。。。。。」



カホ   「ふ〜ん。。。。だから託されたんや。。。。。ウチに使えるんかな?」

マロン  「大丈夫ですよ。」

カホ   「ウチも、オリジナルの魔導アイテム欲しいわぁ。頑張ろ。」
マロン  「(^ー^*)うふふ♪」

カホ   「( ̄□ ̄;)・・・・・・?」


ヒメ    「あ、マロンさんも魔導アイテムでき・・・・・・・・・。」
マロン  「(iдi)!! ヒメ先生〜。内緒にしてたのにぃ。。。。。」
ヒメ    「( ̄□ ̄;)!!あららっ。。。。。ごめんなさい。m(__)m」

カホ   「( ̄□ ̄;)ええええええええええ。いつのまに。。。。。」
マロン  「(^ー^*)コレですよ。」


     水晶球である。

マロン  「(^ー^*)私のは戦闘とかそんなんじゃなくて、人を癒すってことで、
      作ったんです。 魔法を中にこめて、ゆっくりちょっとづつ開放するアイテムです。
      いつもはホイミを入れて、少しづつ少しづつ身体を癒すんです。
      身体の細胞が少しづつですが、癒されて、心も癒される。。。。。
      そんな、森のようなアイテム。「エヴァーグリーン」」
カホ   「( ̄□ ̄;)ええなぁ。。。。。ウチ、このアイテムもロクに使えないから
      他のなんて、、、できへんわぁ。」


テッケツ 「違うな。。。。。オマエの心のどこかに、オマエだけの魔導アイテムを
      作る信念があるはずだ。。。。。自分の信念を貫く魔導アイテムがな。」
カホ   「(〃▽〃)いや〜ん。かっこええわぁ。」
ヒメ    「(;^_^A・・・・・・・・。」



校長   「ラピスがナニをたくらんでいるかだな。。。。。
      早く倒してしまった方がいいかもな。。。。。」
ヒスイ  「ラピスは、、、、かなりの強敵ですよ。。。。。
      彼女は、、変身タイプの魔族なので。。。。。」


ヒメ    「・・・・・・・・。いいわ、、私とアイツで行くわ。。。。。」

ヒスイ   「ダイヴァー先生ですか?」
ヒメ    「(;^_^A ええ。」



      ヒメとダイヴァーがタッグでラピスを倒すようである。。。。。




      いよいよ、ゾーマ軍(?)との戦いも佳境に入ってきたようである。







続く。











テッケツ 「(iдi)ぬおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!
     なぜ、俺ではないのだぁああああああああああああああああああ!!
     あんちくしょーめ。あんちくしょーめえええええええええ!!」
カイコ   「( ̄□ ̄;)び、、びく。」

カホ   「あれ?カイコ君、、、どこ行ってたん?」
カイコ   「( ̄□ ̄;)・・・・・・・・・。」


マロン  「そう言えば、ダイヴァー先生もいないですね。」


ダイヴァー 「はっはっは。俺なら、いるぞ。(;^_^A」
マロン   「ドコ行ってたんですか?」
ダイヴァー 「( ̄・ ̄;)¨ ♪〜♪♪〜」



ヒメ    「あ!!いた!! ほらほら行くよっ!!」

ダイヴァー「うわあああああああ。なぜ俺が、よりによってこんな。。。。。。」
ヒメ    「(^ー^*)こんな?(に゛っこり)」

ダイヴァー「( ̄□ ̄;)・・・・。こ、、こんな美人とご一緒できて光栄です。」
ヒメ    「(^ー^*)よろしい。」
















ダイヴァー「美人でも、、、、コワイ。」

ヒメ    「(`д´)!!んかっ!!」

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