ST:60
李も桃も桃のうち。










     2時間くらい歩いただろうか。。。。。



メロン  「(=_=) 桃〜。ないじゃん。。。。。」
ロレンス 「( ̄□ ̄;)くっそ、、、こんなに長い道だとは。。。。。」

メロン  「( ̄□ ̄;)!!喉を渇かせておいて、桃を食べさせようと言う魂胆!?」
ロレンス 「いや、、オマエしか食べないと思うぞ。」
メロン  「(=_=)・・・・・・・・。」



    ようやく、見えて来た。


    すると、パンダが外に置い・・・・立っている。


パンダ  「?」
メロン  「えっと、大魔導士ヘノ様の、弟子パンダさんですか?」
パンダ  「ええ。」


メロン  (また、MOVAパンダそっくりだなぁ。大きさといい。あ!)
    と、MOVAパンダをバックパックから出す。


弟子   「( ̄□ ̄;)!!こ、、これはエメラルド様!? あ、、あれ?」

メロン  「( ̄□ ̄;)!!な。。。。。」
ロレンス 「そんなにエメラルドってパンダに似てるのか?
      俺には、区別つかないがな。。。。」

    そして、ヘノの手紙を渡した。
    弟子はそれを読んで、、、、、。

弟子   「ふむ。え、明日が「桃の日」なので、お待ちいただけますか?
     明日の正午に集まった方の中からクジで決めますので。」

ロレンス 「!!半日も待つのか。。。。。」
メロン   「( ̄□ ̄;)仕方ないなぁ。。。。。」



     そして、そこで暇潰し。

     魔法書を読むロレンス。。。。。
     即行寝るメロン。






    そして。


弟子   「はいはいはい〜。クジ引きですよ〜。」
ロレンス 「おお。やっとか、待ちくたびれたぜ。」
メロン   「(=_=)ZZZZZZZZZZZZZZZZZZ。」

弟子   「起きてくださいね〜〜〜〜。」

      ボワ〜〜ン!!(ドラの音)


メロン   「( ̄□ ̄;)うわわわ!!ごめんなさい!!ヒメ先生!!
       あわわわ。何ページですか!?スグ読みます!!」

ロレンス  「(;^_^A ・・・・・・・・・・・・。」
弟子    「(;^_^A ・・・・・・・・・・・・。」


     起きてみると、結構人がいた。50人はいるだろうか?
     病人と付き添いの者がほとんどである。

民A   「うちの娘は、生まれつき目が見えなくて。。。。。。」

民B   「私は内臓が、、蝕まれてしまって。。。。。」


メロン  「( ̄□ ̄;)なんか、皆深刻だなぁ。。。。。」




     そしてクジ引き。番号の札を渡されて、後で3人の番号が呼ばれる。
     たったそれだけの単純なクジ。


メロン  「(^ー^*) 7番だ。ラッキーセブンだぁ。」
ロレンス 「26番か。。。。。」




     そして。

弟子   「え〜。7番。。。。。21番。。。。。。26番。。。。。。の方。」

メロン  「( ̄□ ̄;)!!ぬお!!」
ロレンス 「( ̄□ ̄;)!!うお!!」

     なんと、2人共当たった。


メロン  「(^ー^*)わーい。これで弟子入りできるね。」
ロレンス 「意外とあっけなかったな。。。。。」


     と、帰ろうとするロレンス。

メロン  「ちょっと待って〜〜皆さん!!」

     メロンが大声で、帰る民を呼び止める。
  
メロン  「アタシたち、とある理由で桃が欲しかったんですが、
      1個でいいので、、、、、。もう1個を、、、、
      えっと、我こそは重病!!って方いますか!!
      重病だけど、いつもクジにハズレちゃうって人!!」


     メロンはそんな運の悪い人にあげようと言うのだ。
     名乗り出る人の症状を聞いていた。



ロレンス 「なんだよ・・・・・。食いしん坊じゃないのか。。。。。」
弟子   「(^ー^*)あはははは。いい人ですね。」

ロレンス 「本当は食べたかっただろうな。(笑)」
弟子   「あ、あの3つの桃以外の桃を1個持って行ってください。
      効果はなくても、味は同じですから。(笑)」
ロレンス 「ありがとよ。。。。。喜ぶだろうよ。」
     ロレンスはメロンの分の桃を貰った。





     そして、また道を帰って行った。
     今度は民と一緒に話ながら帰ったりしたのでスグついたように感じた。




ヘノ   「取ってきたか?」

メロン  「桃。。。。。」

     と、貰った2個の桃を置いた。

     そして、1つの桃を取った。

ヘノ   「ん?こ、、これは、、、、違うな。」

メロン  「うん。だって、民にあげちゃったんだもん。」
ロレンス 「1個で良いって言ったからな。」


ヘノ   「・・・・・・・・・・。」
     ヘノはもう1つを取った!!


ヘノ   「おお!!こっちも、、、、、、、、、、、、違うな。。。。。」


メロン  「( ̄▽ ̄)> あははは。ごめんなさい。。。。。
     どうしても、今日でないと困る人が、、、、2人いたもんで。。。。。」
ロレンス 「俺のをあげちまったよ。。。。。別に俺たちはいつでもいいし。
     また今度とってこれるし、、、なぁ。」
メロン  「(;^_^A なんか、病の人を差し置いてまで強くなっても。。。。。」



ヘノ   「(〃▽〃)エライ!! 見上げた根性じゃ!!
     てっきり、ハズレを引いて帰って来るってオチだと思ったのだが、、、、、。
     当たりを辞退するカタチを取るとは。。。。。」

メロン  「じゃ、弟子入り?」
ヘノ   「いや。ダメじゃ。(笑)」

ロレンス 「はっはっはっはっは。まぁ、自分で魔法くらい。。。。。」

ヘノ   「弟子はとらん、、、ワシも連れていけ!!」
メロン  「( ̄□ ̄;)え!?」
ロレンス 「( ̄□ ̄;)!?」


メロン  「あれ?だって、ここで番人してるんじゃ?」
ヘノ   「別に弟子(パンダ)は何人もいるぞ?
      それに今はワシは隠居じゃよ。。。。。
      のんびり旅にでもでようかなと。。。。。というのは嘘で、
      実はそなたらも一緒に探して欲しいのだ。。。。。
      「回復の魔法石」を、、、無尽蔵にエネルギーの湧くその石を。
      そしてワシらは、困った人々を助けたいのじゃ。。。。。」

ロレンス 「なるほどな。。。。。ま、戦士系じゃないがいいんじゃないか?」

ヘノ    「魔法を見て覚えるのは自由じゃしな。(笑)」
メロン   「(^ー^*)よーーーーーーーーーーっし!!
       メロン冒険隊!! 3人目は〜〜〜大魔導士ヘノ!!」
ヘノ    「1つ、、、、条件つけていいか。。。。。」

メロン   「( ̄□ ̄;)ゴクリ。。。。。」





     こうして、メロン冒険隊は3人になった。
     マイコ冒険隊と同じ。(笑)




続く。












マイコ   「うわー。魔導士ばっかりだぁ。」
メロン   「(^ー^*)えへへへ。」

カホ    「メロンちゃんが一番、魔法使えないやん。(笑)」
メロン   「(iдi)」

カイコ   「それを言ったら。。。。。」



マイコ   「でさ、ヘノの出した条件って?」
メロン   「( ̄□ ̄;)そ、、、、それが。。。。。。。。。。。」

マイコ   「( ̄□ ̄;)それが?」
マロン   「どきどきどき。」


メロン   「秘密。」



一同    「( ̄□ ̄;)!!」











読者の皆さんには、あの後のヘノのセリフを。(笑)


ヘノ   「そ、、その、、、ぬ、、ぬいぐるみ、、、ワシにくれんか?」

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