ST:56
八百八町(2)













      宿に戻り、状況を報告する。


ミト    「そうでしたか、、、、、。」
スケィド 「しかし、お奉行が、、、、、。」

シオン  「それじゃ、この町は誰が守るって言うの?」

カークス 「とりあえず、今日はもうこの辺で。。。」

      夜が明けるのを待った。
      事実をマンゲツ屋の主人にも話しておくつもりであろう。


      一夜明け、全ての状況を話した。

店主   「なんてこった、、、、お奉行様が、、、、、。」
女将   「いったい、、どうすれば、、、、、。」

マイコ  「あれ?おツキさんは?」

女将   「あの子は、朝早くから弁当の材料を仕入れに市場へ。。。。。」
スケィド 「それはマズイんじゃないですかね・・・・・?」

店主   「一応、若い衆が一緒だが。。。。」


      突然、誰かが倒れこんできた。

若い衆  「おやっさん、、、、すみません、、、突然、、何者かが、、、、
      お嬢様を、、、、お嬢様を、、、、、。」

      若い衆の身体には刀傷があった。。。。。
ジェード 「エチゴ屋、、、、許せねぇ!!」

ミト    「証拠を残してるとは思えませんが、、、、、。」


ジェード 「スケィドさん、、、、もしかして。」
スケィド 「神社の蔵・・・・・・か?」

カークス 「スケ、神社に何かあるのか?」
スケィド 「昨夜、、、奉行が言っていた。。。。。」


      そしてミトは、おツキ救出へ、カークスを向かわせる。

マイコ  「カークスさん!!私も行きます!!」
カークス 「いえいえ、危険ゆえ、私だけで。」
マイコ  「(`з´)ぶー!!」

      でも、ついていくマイコ。
      さらについていくシオン。


ミト    「スケィド、、、行きましょう。」
ジェード 「俺も助太刀しますぜ、ミト様。」
スケィド 「ジェード殿、、、しゃべりが我々のように。。。。。(笑)」




     カークスは神社へと急ぎ、蔵を見つけた。

カークス 「!!か、、鍵が、、、、。参ったな。。。。。」


シオン  「危ない!!カークスさん!!」
     シオンがカークスを突き飛ばす。

カークス 「!!ん!!ど、、どうした!? シ、、シオン殿!?」

     なんと、矢が飛んで来ていたのである。

浪人   「へっへっへ。おとなしく食らってりゃいいものを。。。。。」

     20人くらいの荒くれ者が現れた。

カークス 「面白い。。。。。お2人、、下がっておられよ。」
シオン  「ナニいってんの。アタシの強さ知らないな〜?」

浪人   「撃て!!」

     数人が矢を撃って来た!!

カークス 「!!」


マイコ  「鋼鉄盾魔法!! アスト!!
     普通魔法で、小さな鉄の盾状のバリア作り出す魔法だが、
     矢を防ぐには充分である。

浪人   「!!な、、、、なにぃ!?」

カークス 「こ、、、、これが魔法か。。。。。」

マイコ  「へへ〜ん。そんな遠くからやられちゃ、厄介だからね〜。
     メラミ!!

     火球が弓矢使いを襲う!!


浪人   「な、、、、なんだ!? よ、、妖術か!?
      あの妖怪を斬って捨てろ!!」

     刀を振りかざし襲って来た!!

     格闘術で応戦するカークス。
     全ての刀をかわし、確実に拳を見舞っていくシオン。
     魔法で敵を燃やすマイコ。


カークス 「その若さで、その格闘術。。。。なかなかのもの。。。。。」
シオン  「へへっ。だから、言ったじゃ〜ん。」


     敵を片付けるのに、時間はかからなかった。


マイコ  「カークスさん、、、蔵の鍵、持ってないですよー?」
ツキ   「鍵はエチゴ屋が持ってます〜〜。」
     蔵の中から、おツキの声がした。
カークス 「なんと。。。。。しかし、おツキ殿が無事でなにより。。。。。」

     蔵の扉をパンチするシオン。
シオン  「ダメだ、、、、破壊できないね。。。。。」

マイコ  「私が、アバカムできればいいのにな。。。。。」
     *アバカム:開錠魔法、鍵を開けてしまう極大魔法。

カークス 「ちょっとさがっていてくだされ。。。。。
      おツキ殿!! 扉から離れていてくだされ!!」


     カークスが腕まくりをした。

シオン  「いくらなんでも、コレは壊せないよ!?」

カークス 「神懸り!!「剛力」!!
     うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!」



     攻撃力を増大した腕で、蔵の扉をブチ破った!!

シオン  「( ̄□ ̄;)!!すごい、、、、、かっこいい〜〜〜。」
マイコ  「( ̄□ ̄;)!!魔法よりスゴクない? バイキルト以上では?」
     *バイキルト:攻撃力2倍。


     蔵を強引にあけた。
     中にはおツキがいた。

ツキ   「(ノ_<。)お父ちゃんが!!マンゲツ屋が危ない!!」
マイコ  「急いで戻りましょう!!」







     一方その頃。
     ミトはエチゴ屋に乗り込んでいた。


エチゴ  「ほほぅ、、これはまた、、私共がでっちあげたと申されると?」

ジェード 「だから、そう言ってるだろ!? 奉行にお菓子を渡してたじゃねぇか!!」
エチゴ  「ほほぅ、、あの時のネズミはそちであったか。。。。。
     で、おツキをさらったと言う証拠でもありますかな?」


カークス 「ここにな!!」

スケィド 「おツキ殿!!」

     カークスたちが、おツキを連れて来たのである。

ミト   「さて、これで言い逃れはできませんね。。。。。」


エチゴ 「お奉行様!!」


     様子を聞いていた奉行が姿を現した。
奉行  「この輩共、、、まとめて斬ってしまえ!!
     であえぃ!!であえぃ!!


     30人くらいの用心棒が廻りを囲んだ。



ミト   「なるほど。。。。。全て消してしまおうという事ですか。。。。。」


奉行  「ここで死ぬがいい。。。」


     奉行は拳銃をかまえていた。。。。。


続く。











メロン  「王道!!」
スワン  「私も出たい、、、、、、。」


メロン  「8時42分には、「もういいでしょう!!」って言うんだよ。(笑)」

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