ST:53
ただならぬ入校者











    封印魔法免許試験やら、古代魔法解禁などで、
    生徒の増えて来た魔法学校であるが、、、、、。

    奇妙な生徒が2人入って来たのであった。

    その2人は、魔法学校の校門でたたずんでいた。。。

ガネット 「ふぅん、、、、ここが魔法学校とやらか?」
トルマリン「なんでも、マジックテリアで一番の魔導士養成所らしいな。」
ガネット 「ふん。魔導士がどの程度のもんだってんだ。。。。。」

    2人の青年。。。。。歳は二十歳くらいか。
    ガネットは赤い髪。トルマリンは黄色の髪をしている。

    そして、事件は2人が入校して間もなく、
    授業中に起こったのである。


    その時の担当はヒメであった。


ガネット 「だからさぁ。俺たちと勝負してくれればいいんだよ。」
トルマリン「そうそう、、魔法なんて俺たちからすればどうって事ないんだよ。」

ヒメ   「その自信はドコから来るんでしょうね。」

カイコ  「普通魔法免許も無いじゃないか。。。。。」

ガネット 「あ?」

     つっこんだカイコに迫るガネット。

ヒメ   「やめなさい!!まぁ、免許なくても「使える」場合もあるしね。。。
     それにどうやら、魔導士では無いらしいからね。。。。。
     いいわ。相手してあげるわ。」
カホ   「ヒメ先生!?」

ヒメ   「安心して、例え何がでたって、こんなガキ(失言)に負けるほど
     私はヤワな鍛え方はしてないわ。」

トルマリン「へぇ、、、、じゃあ、負けたら、、、、、、、、、、、。
     俺たちと付き合ってもらおうか。。。。。」

ヒメ   「いいわよ。もしアナタたちが勝ったら、好きにしていいわ。
     ただし、私が勝ったら、二度と授業を邪魔せず
     大人しく授業を受けると約束しなさい。」
ガネット 「勝ったらな。。。。。」





     他の人の目も考え、魔法道場にて「実戦授業」と言うカタチを取ったヒメ。

カホ   「ヒメ先生、アイツら何者かわからんへんのに。大丈夫なん?」
ヒメ   「大丈夫。ちょっとブッ殺すだけだから。
     (^ー^*)に゛っこり。」

     戦闘開始である。
     どちらかが戦闘不能・もしくは降参したら勝負が決まるのである。

ヒメ   「あら?2人同時じゃないの?」

     ガネット・トルマリンは別々に戦うらしい。
ガネット 「ふん、女相手に2人で戦れるかよ。」

ヒメ   「あら、つまんないのね。」


ガネット 「行くぜ!!」
     ガネットの手から炎があがる!!

マロン  「あれ????メラ使い?」
カホ   「あれ、ちゃうでー。炎の魔導アイテムちゃうかな?」
カイコ  「そうですね。。。。。」

     ヒメに炎をぶつける!!
ガネット 「食らえ!!」



ヒメ   「あら。この程度?」

     軽く手で払う。


トルマリン「ガネット、、、あれが噂の魔導アイテム、、、サファイアリングだ。。。。。」

     サファイアリングの冷気で炎を消したのである。

ガネット 「ふん、、、俺の炎の火力はこんなもんじゃねぇぞ!!」

     炎の弾が数発、発射された!!

ヒメ   「フバーハ!!なるほど。。。。。法術士ね。」



カイコ  「法術士?」


マロン  「?????」

ヒメ   「魔法と違って、発声術も関係なく、カタチも威力も自在。。。。。
      アナタは火炎の法力を持つ者って事ね。」
ガネット 「正解。。。。。と。」

     魔法と違い、持って生まれた能力が法力である。
     基本的に魔法力とは別に備わった超能力みたいな物である。
     他にも、冷気の法力や硬度の法力などがある。


ヒメ   「しかたないなぁ。。。。。コレ使うか。。。。。」

     ヒメが取り出したのは。。。。。

カイコ  「ムチ?????」

カホ   「女王様っ!!」


ヒメ   「( ̄□ ̄;)そういわれるから使いたくないんだよなぁ。。。。。
     後でゼロに貰ったもんなんだけど。。。。。」

マロン  「って、事は魔導アイテム!?」


ガネット 「ほう、、、新アイテムとは光栄だな。」



     ヒメがムチを唸らせて、一歩づつ近寄る。

ガネット 「ふん!」

     火炎弾を発射し、様子を見る。
     ヒメはムチで叩き落す。

     そして、そのままガネットの腕に巻きつける。

ガネット 「それがどうかしたのか?」

ヒメ    「さて、その強がりもいつまでもつかなー。」

     ムチが黄色く輝いている。

ガネット  「ぐわああああああああああああああ!!」

トルマリン 「ほぅ。。。。。電撃か?」

     なんと、ムチのデイン系魔法の効果で感電させている。


マロン   「ライデインを纏ったムチ・・・・・・?」
カホ    「( ̄□ ̄;)!!恐いなぁ。。。。」



ヒメ    「どうだったかしら?クイーンズ・ロアの味は?」

ガネット  「くっ、、、まだやれるぜ、、、、。」

     ガネットは巨大な火炎の柱を発生させた!!

ヒメ    「いいかげんにしなさいっ!!メラゾーーーマ!!

     火炎同士が打ち消しあう。


ヒメ    「私火炎系は得意じゃないんだけどな。。。。。
      そんな私のメラゾーマと同等なんて、、、。
      よくもこの程度で大口たたけたわね〜。」
ガネット 「これで終わるか!!ファイアーレイン!!」

     巨大な火炎弾を天井に向けて撃つ。
     上空で回転しつつ、炎の雨を降らせた!!


ヒメ    「あら。。。。。」


     炎の雨がひとしきり降ったが、、、、、、。


ガネット 「こ、、、、これは、、、、、、。」
トルマリン「なんと、、ファイアーレインが凍っている。。。。。」




ヒメ    「氷撃最高魔法。マヒゼロス。アナタたちにはもったいないわね。」



トルマリン「面白い。。。。。俺がやろう。。。。。」

     今度はトルマリンが出てきた。


トルマリン「行くぞ!!」
     トルマリンはひざまずいた。


ヒメ   「ん? 溶けた氷、、、、、、。!!」


トルマリン「そのまさかだ!!」


     足元の水たまりを通じて電気を流した!!

     トルマリンは帯電の法力の法術士であった。
     ヒメは避けたとはいえ、少量の電撃を食らってしまった。

ヒメ   「なかなか、高圧の電流なのね。。。。。」
     足が痺れてしまったようだ。。。。。


トルマリン「その足で、どれだけかわせるか!?」

     トルマリンが腕を弓矢を引くように構えた。。。。。。

     なんと、雷撃を矢のように撃っている!!

ヒメ   「参ったな。速いトコやんないと。。。。。」

     ムチで振り払う!!
     そして、またトルマリンの腕に絡みつかせた。

トルマリン「!!」


ヒメ   「捕まえた〜。」


トルマリン「しまった!!・・・・・・・・・・・・とでも言うと?
      俺に電撃は効かないぜ?」
     トルマリンにもしライデインを放っても、その電磁力を全て吸い取って
     自分の力にしてしまうであろう。



     トルマリンはそのままムチを手繰り寄せ、ヒメを引っ張っている。




ヒメ   「ライデインを吸収するって言うの!?
      テッケツなみにムチャクチャね。。。。。」









続く。



















マロン  「ヒメ先生も、魔導アイテム2個目!?」
カホ   「だ、、大丈夫やて、マロンさんもそのうちドカーンって見せ場が。。。。。」

















マイコ  「あ〜〜〜。潮風最高〜〜〜〜。
     これで、マジックテリア、、、ううん、我が故郷の大陸アトラともお別れか〜。」
シオン  「次の大陸には何があるのかなー?」

inserted by FC2 system