ST:25
ケーキ屋









   授業後、ケーキショップ「デ・スピサロ」
   もはや、4人娘の憩いの場である。


   どうも、その店のたたずまいから、男性にはウケないようである。(笑)
   無論、気にせずケーキを食べる男性もいるそうだ。(教師とか。)
   (別にいいんですがね。)


たまたま、今日は4人娘に連れられて、ジェード・カイコが来ていた。
だが、店の前で。。。。。



ジェード 「うーん、、、やっぱ男はここはちょっとなぁ。」
カイコ  「確かに・・・・・。」

    入りづらいらしい。。。。。

マロン  「あら?デートとかで女の子が入ろうって行ったら入るんでしょ?」
ジェード 「えっ、、、、まぁ、、、、、なぁ。。。。。(¬_¬)ちら。」

マイコ  「(°з°)?」
メロン  「?」

カホ   (うっふっふ。ジェードさんはね〜マイコさんが好きなんだよー。)
メロン  (Σ( ̄□ ̄;)そうなん!? じゃ、おごらせれば、、、、、。)
カホ   ((¬_¬)なんで、そんな発想になるかなー?)


   6人は中に入った。

店員  「いらっしゃいませ〜♪」

マロン 「あれ?店員が変わってますぅ。」
店員  「今日から入ったんです。よろしくっ!!」

   結構元気いっぱいな子である。

カイコ  「カワイイ子ですね〜。」
ジェード 「そ、そうだな。」

   男陣さっそく反応。

マイコ  「ショートもいいなぁ。。。。。」
メロン  「( ̄▽ ̄)そうだねぇ。ショートケーキもいいねぇ。。。。。」
マイコ  「(`д´)髪型っ!!」
メロン  「( ̄□ ̄;)!!」

   色気より食い気。(笑)


   で、そのまま閉店までいる6人。


マロン  「( ̄□ ̄;)あらっ、もう20時じゃないですかっ。」
カホ   「しまった〜。つい、話こんでしまった。。。。。」
マイコ  「(°з°)もう帰らないとね〜。」
  
   全員、寮に帰ることにした。。。
   魔法学校の寮は年齢で別になっている。
   さらに、同じ年齢でも、男女でまた分かれているのである。

マイコ  「帰るよ。メロンちゃん!」
メロン  「あぅ〜、チョコケーキぃ。。。。。」 21棟

マイコ  「あれ?テッケツ先生!?来てたんだ〜。」

   マイコはコソコソと帰るテッケツを見逃さなかったのである。


カホ   「カイコ君、途中まで一緒にいこ〜。」 17棟
カイコ  「はい〜。」


マイコ  「あ、ジェード!! マロンさんをちゃんと送ってから帰ってね。」
ジェード 「( ̄□ ̄;)!!  う、、うん、いいよ。」
   マロは22棟。ジェードは20棟。
   方向は違います。(笑)


   そして、ジェードはマロンを送って行く。
   以前、帰宅途中でいなくなったからと、マイコの心遣いであるが、
   ジェードにとってはなんともトホホである。


マロン  「ごめんなさいね〜。ホントは他の人を送りたかったでしょ?(笑)」
ジェード 「( ̄□ ̄;)なななな、なにを言ってるんすか?
      俺は、マロンさんを危険から守るためにですねー。」
マロン  「ありがとうございますぅ♪」



    寮同士も結構離れているのが多い。
    基本的に全8棟の中で24棟が一番遠い。
    (24棟は、24歳以上全員。最年棟は、16棟。
     17〜20歳が一番多いのである。
    そして、寮と寮の間にも街はあるのである。

マロン  「こんなとこにもレストランあるんだ〜。」
ジェード 「ずっと前からあるんじゃないですか?」
マロン  「いっつも、恐いから走って帰るんですよ〜。
      20歳以上の棟は遠いからイヤですぅ〜。」
ジェード 「そうですね。」

    ふと、後ろを振り向くマロン。

マロン  「あれ、、、、。あの子。。。。。」
ジェード 「ケーキ屋のバイトの子だ。。。。。」

    新人バイトの子が走っている。

    派手に転ぶっ!!

ジェード 「Σ( ̄□ ̄;)!!」
マロン  「Σ( ̄□ ̄;)!!」


マロン  「大丈夫!?」
店員   「いたたた。。。あ、あれ?アナタたちは。」
ジェード 「意外にひどいケガだな。。。。。」

マロン  「ホイミ!!
    マロンはホイミをかけた。

店員   「うわー。魔法使いなんだー!!」
マロン  「ええ。勉強中ですけど。」
店員   「いいな、アタシも魔法免許欲しいけどさ、、、、
      勉強苦手なんだよね。(笑)」
ジェード 「魔法は、普通の勉強とは・・・・・・。」
店員   「なんか、「学校」ってのが苦手なのよ。」

    ふと、マロンが学校のシステムの1つを思い出す。
    そう、「体験入学」である。

マロン  「一度、学校来てみる? 体験入学なんだけど、、、、、。」
店員   「んー。面白そうだなー。」


    そして、体験入学する事にしたらしい。
    ちょっと男まさりな少女の名前は「シオン」
    見た目のおちつきが、ちょっと年上を連想させる。







マロン  「なんか、楽しみだなぁ〜。」





続く。























メロン  「よ〜く考えよ〜♪ お金は大事だよ〜♪」
マイコ  「意味わかんねぇし。」

マロン  「さてさて、このシオンちゃんがまた大事件の発端になるんでしょうね〜。」

シオン  「って、アタシがなんか悪いことするみたいやん!」


カホ   (この人、、、気が強いんだなぁ。。。。。。)

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