ST:22
魔法病院









 魔法病院で、看護婦をも務めるリマ。
 今日はリマの回復魔法の授業でした。



メロン  「リマ先生〜〜〜〜♪」
リマ   「はぃ♪」

メロン  「やっぱ、魔法病院では、院内にメラゾーマとか
      飛び交ったりするんです?」
マイコ  「飛び交ってんのは、メロンちゃんの脳内じゃないの?(笑)」

リマ   「魔法で補助・援護しながら、医術でって感じだし、
     メラゾーマは使わないぞ〜。」
メロン  「´ρ`)y─┛~~ですなぁ。。。。。」


カホ   「でも、なんで魔法看護婦になろうとしたんですか?」
リマ   「初めはただの憧れ。。。。。で、実際なってみてやっぱり
     辞めようと思ったんです。。。。。ある日までは。。。。。」

マロン 「ある日? 聞きたいですぅ!」


リマ  「そうね、ちょっと今から病院へ書類を取りに行かなくちゃいけないから。
    その後ならいいですよ。」

   で、マイコ・メロン・カホ・マロン・カイコはついていく事にした。。。。。


   魔法病院。。。。。重い症状の患者が運ばれてくるのである。
   おもに、手術などで患者の体力を魔法で補ったり、色々な意味での
   快復を行う場所である。


女    「あ、リマさ〜ん。今日は非番なんですか?」
   と、話かけてきたのは、後輩看護婦ミルミィ(19)である。

ミルミィ 「あ。魔法学校の生徒さんだ〜。いいなぁ。私も学校行きたかったなぁ。。。。。」
マイコ  「おいでよ〜。」

   しかし、ミルミィは看護婦としてのキャリアを積みたいために、
   あえて、魔法もあいた時間に独自で勉強しているのであった。。。




   と、病院の一室。食堂へ集まった。

リマ   「さて。じゃ、お話しようかな。」

カホ   「待ってました〜。」


   そして、リマは10年前の話をするのであった。。。。。。

   当時。リマは17歳。まだ魔法看護婦見習いの見習いであった。
   なぜなら、魔法が使えなかったのである。。。。。

   そして、先輩のローズの下で魔法と看護の勉強な毎日であった。





    「303号の患者さん、キアリー消毒の時間です!!」
    「は〜い、どうしました〜?」


  慌しい様子のナースセンター。


   突然、急患の知らせが飛び込んで来た!!

看護婦 「急患です!! 魔物に噛まれた際に毒に犯されたとの事です!!
     患者の年齢は10歳くらいの子供です!!」

ローズ 「先生に連絡して!!すぐ手術の用意を!!
     あと、看護婦にはキアリー担当を2人!!回復担当を2人!!」
看護婦 「はい!!」



   そして、少女が運ばれて来た。
   左腕を蛇の魔物に噛まれたらしい。しかも何回も噛まれて、
   傷だらけな上に毒に犯されている。。。。。
   早く治療しないと、腕を切断するハメになるらしい。。。。。


   3時間もの手術で毒部切除を行った。
   このまま感染がなければ、皮膚移植をするとの事である。


   患者が子供と言うことで、誰か常に1人つけると。
   担当はリマになった。

姉    「ミーちゃん。大丈夫だった?」
ミー   「うん。。。。。でも痛かった。。。。。」

リマ   「頑張ったね。。。手術。えらいなぁ。。。」

姉    「では、すみませんがよろしくお願いします。」

   どうやら、姉妹2人で暮らしているらしく、姉が働きに出ないと生活できないので
   ずっと付き添うわけにもいかないのである。。。

   リマは常に気を使って、患者の症状を事細かにメモしていた。
   いつか必ず役に立つ事があるだろうと。


   ある夜。眠れないとの事で、リマは話をしていた。


ミー   「お姉ちゃん。手、キレイ。。。。。」
リマ   「えっ。。。。。」

   そうである。魔物に噛まれまくったために、皮膚はボロボロである。
   毒感染が完全に無いと判断した場合に皮膚移植に移るわけなので、
   今はまだ傷だらけの腕である。

リマ   「大丈夫よー。ミーちゃんもまずはケガ治したら、先生が治してくれるからね。」
ミー   「ホントに治るぅ?」
リマ   「ホントよー。大きくなったらもうお姉ちゃんと同じように〜。」
ミー   「私も大きくなったら、お姉ちゃんみたいにキレイになれるー?」
リマ   「なるなるー。(笑)」

ミー   「ミーちゃんね〜。大き・・・・・・・・・・・・・・・うっ!!」

リマ   「!! ミーちゃん!? 先輩!!先輩!!」

   リマはローズのいるはずの部屋へ行くがいない!!

   すぐに、看護婦にローズを探すようのに言う。
   なんと、別患者の手術中で、今、ローズ以外でキアリーなどの
   魔法看護婦がいなかったのである!!


ミー   「お姉ちゃん!! 痛いよぅ!! 」

   どうやら、腕の毒の感染が始まったようである。
   どんどん腕が緑色に変色し、膨れ上がってきている!!

   魔法の使えないリマは、ただ、手をにぎり祈るだけである。。。。

リマ  「どうして、、、、、私は、、、、、魔法が、、、、、、、。」

   30分くらいたっただろうか・・・・・。

   毒の感染の痛みに意識も朦朧としている。。。。。

リマ  「先輩!!早く来て!!」


   そして、ようやくローズが来た!!


ローズ 「感染!? リマっ!!心拍数は!?」
リマ   「(iдi)ごめんなさい!!はかってないですー。」

ローズ 「!! 早く!! キアリー!!


   患者の体力のサポートでベホイミ。
   毒の進行を抑えるキアリーを交互に唱える。。。。。

   そして、別の手術が終わってすぐ、手術となった。

   リマは手術室に入るまで、手を握っているだけだった。。。。。





  そして、大手術は行われた。

  もし、毒の感染が腕の神経全てに廻ってしまったら、腕を切除するしか
  ないのである。

  この「毒の感染」は魔物特有の毒に見られる症状であり、
  手術した時は正常でも実はその時点で感染してる部分が存在し、
  後で発病するのである。




姉   「ミーは? ミーは大丈夫ですか!?」
リマ  「あ、お姉さん。。。。。毒の感染が始まってしまいました。。。。。」
姉   「どうなっちゃうの?」

リマ  「ごめんなさい!!丁度、先生が別の方の手術をしていたので、
    今からなんです。。。。。私が、、、、解毒魔法を使えていれば。。。。。。
    ごめんなさい。。。。。。ごめんなさい。。。。。。」

  リマは激怒されるのを覚悟で全てを話した。

姉   「そっか。。。。。じゃ、先生に任せるしかないね。」
リマ  「(iдi)。。。。。私がキアリーさえ。。。。。キアリーさえ。。。。。」




  そして、手術は何時間もの時間をかけて行われるのだった。。。。。





続く。。。。。


























メロン  「(; ̄Д ̄)続いちゃったよぅ。。。。。」
マイコ  「ミーちゃああああああああああああああああああん!!」
マロン  「(iдi)・・・・・。どうなったのでしょう。。。。。」
カホ   「助かるに決まってるじゃん。。。。。」

カイコ  「(; ̄Д ̄)ですよね。。。。。もちろん。。。。。」


メロン  「(; ̄Д ̄)まさか、、、腕が。。。。。」

マイコ  「きゃあああああああああああああああああああ!!」

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