ST:13
1つの欠片










メロン  「(−_ゞ ぽわぽわぽわ・・・・・・。」

カホ   「メロンさん、寝ちゃダメだって。。。。。。授業始まるよ。」

マイコ  「(−_ゞ ぽわぽわぽわ・・・・・。」

マロン  「マイコさん。。。。。起きて〜〜。」

 昨夜の呑み会で超呑んだ2人。

メロン  「だってさぁ。。。。。
     なんだって先生が来てないのさ!?

 *誰が担当の教師でしょう?(笑)



テッケツ 「いや〜〜〜っはっはっは。スマンスマン。遅刻した。」

 全然普通に遅刻してやってくるテッケツ。

マロン  「事故とかじゃなくてよかったですぅ。。。。。」

テッケツ 「いや、朝食用のマヨネーズが切れてたので買いに行ってたら
      普通に遅刻した。」

メロン  「(; ̄Д ̄) ・・・・・。」


テッケツ 「今日はなんの魔法についてやろうかな・・・・・?」

マイコ  「ベラギマ・・・・・・・・・・・。くすくすくすくす。」
メロン  「(ノ_<。)うわ〜〜〜ん。。。。。」

 思い切り後をひく、高等魔法試験。


テッケツ 「そうだな。ややこしい魔法にしとくか。。。。。」

カホ   「ややこしい?」

テッケツ 「マホステ・マホキテ・マホトラ・マホターン・マホトーン・マホカンタ」

メロン  「(; ̄Д ̄)なんだか、マホマホしいねぇ。。。。。」
テッケツ 「さて、効果を言えるか?」


 と、他の生徒(いたのか?(笑))をさして言わせるテッケツ。
 ほぼ全て言えた生徒はいなかった。。。

テッケツ 「マホステ:魔法無効化魔法:魔法が届かなくなる紫色の霧を発生させる。
       マホトラ:魔力を奪う魔法。
       マホターン:魔法を一度だけ跳ね返すが、そのバリアは一度で砕ける。
       マホカンタ:魔法を跳ね返すが、イオナズンなど魔法力によって発動した
              物理的爆発などのダメージは防げない。
       マホキテ:唱えた者にたいして魔法を使うと、その魔法の魔力を
             吸い取ってしまうが、ダメージは受ける。
       マホトーン:魔法封じ魔法:使用者の魔力に応じた魔力を封じる事で
              魔法を使用できなくさせる。
       マホカンタ:魔法を跳ね返すが、イオナズンなど魔法力によって発動した
              物理的爆発などのダメージは防げない。
              回復・補助魔法も防ぐので注意。
       (封印魔法マホカンティムはほぼ全ての魔法を防ぐ。)

       これが正解だ!!」


メロン  「先生!!」
テッケツ 「なんだ!?」

メロン  「マホカンタ2回言ってます。(笑)」

テッケツ 「(; ̄Д ̄)いいじゃんよ。。。。。
     これらの魔法は防御魔法で、覚えておくと便利だ。
     やはり、相手も魔法で来る以上な。。。。。」
カホ   「マロンさんは、マホターン使えるんですよね?」
マロン  「ええ。でも普通魔法ですから。。。。。」

 マロンのみが今の所魔法防御系を習得している。
 魔法使い同士の戦いにおいてはかなり重要性が高いのであるが。。。。。

メロン  「先生はどれができます?」

テッケツ 「(; ̄Д ̄)・・・・・。
      漢(オトコ)は攻撃あるのみだ!!
   倒される前に倒せ!!


マイコ  「でも、素手で魔法ウケてるから、いいんじゃないかな。。。。。(汗)」
メロン  「そうだね、きっと魔物なのかもしれない。。。。。
     極大魔法もウケちゃったりして。。。。。」
マイコ  「ああ、そうよ。極大魔法練習しなきゃ。」

テッケツ 「おいおい、オマエら、必ずしも極大魔法のが上とは限らないぞ。
      ウマく魔法を使えば、普通魔法でも十分に戦えるぞ。」

メロン  「(`з´)じゃあ、免許の意味ないじゃん。」

テッケツ 「(; ̄Д ̄)・・・・・。いや、取り扱いとかな。。。。。って
      聞いてないなぁ。。。。。」


 授業が終わり、その帰り。

メロン  「ねぇねぇ、デ・スピサロ行かない?」
マイコ  「行く〜。」

 デ・スピサロは学校から寮の帰りの途中にできた菓子屋である。
 超女性に人気のある店である。


メロン  「うっわー!!見てみ見てみ!!このケーキ!!」
マイコ  「おいしそー!!」
カホ   「(ノ_<。) あたしお小遣い少ないからなぁ。。。。。」

  そして、その日はケーキを買っていったのであるが。。。。。











次の日。


ヒメ   「マイコさん、メロンさん、カホさん、ちょっと職員室まで。」


マイコ  「Σ( ̄□ ̄;)!!なんだろう。。。。。」
メロン  「Σ( ̄□ ̄;)!!なんか悪いことしたかなぁ。。。。。」
カホ   「(;^_^A どうして、そんな考えしか浮かばないかなぁ。。。。。」


マイコ  「・・・・・・・・・・。あれ?マロンちゃんは?


 そう、なぜかマロンが呼ばれなかった。。。。。
 
 だが、いつもの当たり前の風景が、1つの事実を曇らせていた。

 マロンは教室にはいなかったのである。。。。。






ヒメ   「じゃあ、お菓子屋さんには一緒にいたの?」

メロン  「(・_・、)・・・・・。お菓子に夢中でした。。。。。」
マイコ  「(・_・、)・・・・・。マロンさんは買い食いしないから、、、、、
      いつも見てるだけだったから。。。。。」

カホ   「ううん、マロンさんはお菓子屋には着てないわ。
      正確には学校を出てから、あたしたちとは別行動になってるわ。」

 いつも4人で歩く時、マイコ&メロンは先頭を行き、カホがついていく
 特別に会話がない時はマロンはその後ろを歩くのである。

 カホはそういうときよくマロンに話し掛けているため、
 昨日マロンの存在がなかったことは知っていた。

 だが、全員でお菓子屋に行こうと言うわけでなかったので、
 先に帰ったと思っていたのであった。。。。。


 マロンはその辺りの時間から行方不明になっているのである。。。。。
 もちろん、寮にも帰っていない。。。。。

 寮は「メロン&マイコ」「カホ」「マロン」と年齢で棟が違うので
 顔は合わさないのである。






メロン 「Σ( ̄□ ̄;)バラモスがさらっていったんだ!!」

ヒメ  「まだ詳しいことはわからないわ。。。。。リリルーラ(合流魔法)で
    追えるはずが、なにかスゴイ魔力の中にいるらしく、追えないの。。。。。」
マイコ 「Σ( ̄□ ̄;)ドコにいるんだろう。。。。。」
カホ  「ヒメ先生!! マロンさんは・・・・・・。」


 不安な生徒を前に、ヒメは言う。


ヒメ  「大丈夫。私に任せて。」





 ヒメは何かを決意したらしい。。。。。。







続く。。。。。






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