ST:11
高等魔法試験








 ついに高等魔法試験の日がやって来た。
 この日は試験官の前で、ランクB高等魔法を披露する日である。

 まずは筆記試験である。

 実技試験はその場で合格がわかるが、あとで筆記が落第だと、
 「魔法取得」は認められるが、「高等魔法免許」はもらえないのである。

 つまり、使用することが可能なだけで、使用してはいけない状態である。
 (学校内の使用は一応OKである。)




リマ  「さて、みなさん。制限時間は45分ですからね。」




 ここで、生徒(主要4人(笑))の回答を見てみよう。


問題06:高等魔法「ルーラ」「リリルーラ」
     「トベルーラ」「バシルーラ」の違いを書け。


カホ  (簡単じゃん。 えっと、ルーラは一度行った場所を思い浮かべて
     そこへ飛んでいく魔法っと。)

マロン (名前が似てるだけで、こんなに効果が違うものなんだ。。。。。
     でも、リリルーラはルーラに似てるのね。。。。。)

メロン (しゃーんなろー!! リリルーラってなんだっけ?
     バシルーラはステキにドピューンな魔法っと。)

マイコ (リリルーラは、ルーラと違って、人を思いうかべていく「合流魔法」と。)


問題28:高等魔法の中で「天候魔法ラナ」の系統の魔法は何があるか?
      また、その効果を書け。

マイコ  (ラナっ!? 高等にそんなんあったっけ?)

カホ   (ラナリオン。。。。。。ってどんなんだっけ?)

メロン  (楽勝よ楽勝!!ラ・ナ・ル・ー・タ♪ 効果は昼夜逆転!!)

マロン  (えっと、ラナルータは
      昼夜逆転魔法だから、使用禁止の封印魔法で、、、、、。
      ラナリオンは、雷雲召喚魔法っと。)







 なんとか苦労しながらも解いている。4人。


メロン  (んふふ〜♪ な〜んだ、まだ20分もあるじゃん♪ 寝ようっと。)

 と、テスト用紙を裏返して眠るメロン。


マイコ  (あっれ?メロンちゃん、早いなぁ。。。。。頑張ったんだなぁ。。。。。)

カホ   (できる問題からやろう。。。。。)

マロン  (もう1回確認しよう。。。。。)

メロン  (しかし、私魔法合格もらえるかなぁ。。。。。
     この筆記も、、、、って、
     Σ( ̄□ ̄;) 裏にも問題あるじゃねぇか!!



マイコ  (あれ〜、メロンちゃん、まさか、裏面に気づいてないとか!?)



リマ   「あ、皆さん。裏にも問題ありますからね〜。」


マロン  「Σ( ̄▽ ̄;) えっ!?


 なんと、意外にも意外!!マロンが裏を見落としている!!







 そして、筆記試験終了。。。。。
 休憩。。。。。



メロン  「焦ったよぅ。裏にもあるなんて。。。。。」

マロン  「私、リマ先生が言わなかったら気づかなかった。。。。。」

 そして、4人で答え合わせをしている。


メロン  「Σ( ̄□ ̄;)!!なぬぅ!! そこ、じゃないの?
マイコ  「何いってんのよ、どう考えたってじゃないの!!

カホ   「・・・・・。だけど。。。。。」
マロン  「・・・・・。ですね。。。。。」


リマ   (ごめんね、みんな。。。。。ソコ、、、よ。(笑))
 と、熱く見守るリマがいたり。。。。。






実技試験。。。。。


ヒメ   「さて、生徒番号順に「使用する魔法」をのべて、1分以内に魔法発動を成功
     させること。 対人魔法の場合はコチラも用意がありますので必ず言うこと。」

テッケツ 「今日の試験官は、この俺テッケツ。」
ヒメ    「私、ヒメ。」
アラシ  「(;^_^A 魔法警察代表(?)アラシ。」
校長   「魔法学校校長のこの私で行う。」


メロン  (え〜。あのジジイが校長!?)
マイコ  (何いってんの、カンフーと魔法はヨボヨボが使い手なのよ!!)
カホ   (ちょっと!!聞こえたらどうすんの!!)



 そして、順番に行われた。
 他の生徒の間、緊張緊張な4人。。。。。
 50音順のために、カホの順番は早かった。。。。。


カホ   「えっと、、、「ルーラ」やりたいんですけど、ココだと天井が。。。。。」
 ルーラは目的地まで飛ぶ魔法なので、天井があるとダメなのである。

マイコ  「ル、、、ルーラ!! カ、、カホちゃん、、、そんな魔法を!?」

アラシ  「えっと、外でないとマズイので、後回しと言うことで。。。。。」
カホ   「は、、はい。。。。。(〃´o`)=3 」



 そして、、、、、。


マイコ  「私は、、、2つあります!!」

メロン  「Σ( ̄□ ̄;)なぬ!?」
カホ   「想像通りかな?(笑)」

マイコ  「ヒャダルコと、メラミです!!」

 ヒメが席を立った。

ヒメ   「ヒャダルコ私が判定しましょう。。。。。マホステ!!
 魔法を無効化する、紫色の霧がヒメを包む。


マイコ  「行っけぇ!! ヒャダルコっ!!
 マイコの場合、氷系は右手が得意なので、右手で放出!!
 人によっては両手でやるが、マイコの場合は合体魔法をこうりょしての片手である。

ヒメ   「見事ね。。。。しかも、ワンハンド。。。。。ヒャダルコは合格!!」


テッケツ 「メラミは俺が!!」

 テッケツは席を立つ。

テッケツ 「ぬおおおおおおおおお!!来い!!」

マイコ  「はい!! 行っけぇ!!メラミィ!!
  マイコの左手から、メラミが炸裂!!
  それを両手で受けるテッケツ!!


アラシ  「あれ?テッケツさんて、マホステ使ってない?」
ヒメ   「そう言えば、覚えてないはずね。。。。。」


テッケツ 「うおおおおお!!
 ストライーーーーク!!

      熱い、イイ魔法(タマ)だ!!合格だ!!」


メロン  「Σ( ̄□ ̄;) あの人素手だ!! 素手でメラミを受けた!!」


ヒメ   「あいかわらず、ムチャクチャな人だわ。。。。。」
アラシ 「(;^_^A か、、可能なのか!?」



 マイコは合格のようである。
 次はマロン。。。。。


マロン 「私は、、もう迷いません。。。。。自分に眠る魔法は、
     私の考えで使っていきます!!」

テッケツ 「?????」

ヒメ   「そう。。。。OK。。。。。魔法は?」

マロン  「ザキです。」

 悩んでいたマロンに眠っていた暗黒の力はザキ系。
 死の魔法である。成功すれば一撃のもとに魂を葬る魔法である。

ヒメ   「ザキ系は、もちろん知ってると思うけど、人間に使用した場合は
     即、殺人未遂とかつくけどね。。。。。」

テッケツ 「ちょっと待て、ザキは90%成功率ある魔法じゃねぇか。。。。。
     素手じゃ無理だぜ!?
アラシ  「そう言う問題でもないんですが。。。。。
      いいですよ。私がやりましょう。。。。。
      私にはザキ系なんて効きませんから。。。。。」

 アラシが席を立った、、、、、。この同期の中ではNO1とも言える魔法使い。。。。。

テッケツ 「おいおい、効かないなら成功したかわからねぇぞ。(笑)」

メロン  「そうじゃん!?」

ヒメ   「大丈夫よ。そんな事くらい当然わかってるわ。。。。。
      ま、私にはできないけどね。。。。。」


 ちょっとビビってるマロンだが、あまりにもアラシ巡査長が余裕なので
 ザキを唱える。

マロン  「ザキ!!


アラシ  「なるほど、、、できてますね。。。。。
      魂が葬られる前に、シャナク!!

 *DQでは呪いを解くというクソ役にたたない魔法ですが、
   この世界では、ザキ系をかき消す効果がございます。


ヒメ   「シャナクなんて、アナタとリマくらいしかできないわよ。。。。。」



 さて、ついにメロンの番です。



メロン  「えっと、、、、、、、メ、、、メロンをと、、唱え、、、ますっ!!」

ヒメ   「(;^_^A メロンはアナタの名前でしょ。。。。。?」

メロン  「Σ( ̄□ ̄;)はにゃー!! あぅ、、、あ、、ベギラマを。。。。。」

 以前はインパスとか微妙な魔法しか使えないメロンが
 頑張って、攻撃魔法を取得すべく勉強してきたらしい。


テッケツ 「よっしゃ!!捕れる!!

アラシ  「(;^_^A ・・・・・。」



メロン  (ドキドキドキドキ・・・・・・。)

テッケツ 「さぁ!!どんと来い!!」

 気分はまるで
 キャッチボール父さん


メロン  「ベ、、、、ベラギマ!!





 し〜ん。。。。。



ヒメ   「べ、、、ベマ・・・・・?


メロン  「Σ( ̄□ ̄;)!! はぅ!反対だぁ!!
     失敗だああああああああああ!!」

アラシ  「落ち着いて、、、、。1分以内ならOKですから。」


メロン  「ベギラマ!!


 見事成功である!!


テッケツ 「ナイスボール!!
ヒメ    「意味、わかんないし!!」



メロン   「(iдi)やったーーーーー!!できたーーーーーー!!」



 その後で、カホもルーラを見事成功させ、
 全員、実技試験は合格となったのであった。。。。。



 


続く。















メロン  「あ、そうそう、この後私たち全員は、筆記の合格も告げられ、
     ついに高等魔法免許を取得しちゃったのでしたー!!」
カホ   「やったーーーーーーー!!」

マロン  「苦労しましたねぇ。。。。。」
マイコ  「パーーーーーーーッ!!と行くぜ!!」
メロン  「おう!!」










マイコ  「ベラギマ・・・・・・・くすくすくすくすくすくす。」
カホ   「メロンを唱えます。。。。。くすくすくすくす。」
マロン  「皆さん、笑っちゃダメで・・・・・・・くすくすくすくすくす。」


メロン  「(ノ_<。)うわああああああああああああああん!!」

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