ST:09
紅く







ヒメは生徒たちに、10年前の話を聞かせていた。


↓回想。



またある日の事。

 授業が全て終わっての話。


スワン  「あぁ〜。疲れた〜〜〜〜。」
ヒメ    「やっと、終わった〜。」

クロス  「なんじゃい? また徹夜か?」

スワン  「うん。。。。。だって楽しいんだもん。」
ヒメ    「ねぇ〜、つい時間を忘れて。。。。。」

テッケツ 「スゴイ熱のいれようだな。。。。。」

 と、話を聞いていたツグミが口をはさむ。

ツグミ  「それでいて、授業中寝たりしないのはえらいわね。」

スワン  「ええ。授業や試験には差し支えないようにしてますから!」

ツグミ  「偉いわねぇ〜〜〜〜。どっかの誰かと大違い。」

クロス  「なんでやねん!!ワシラは授業に差し支えそうな事はなにもしてなく
      早く寝るでー!!」

ツグミ  「(`皿´)じゃあ、なんでテメエは授業で寝るんだよっ!!
クロス  「イタタタタ。先生いてぇ〜〜〜!!」

  ツグミのアイアンクロー炸裂。

テッケツ 「ハッハッハ。」
ツグミ  「O−_−)=O)X_X)オマエもじゃあああああああ!!」」
テッケツ 「グフー!!」

  笑うテッケツには鉄拳制裁。



  と、その時。
  魔法警察が来た。


警官  「ツグミさん!! 学校の裏手にブラックドラゴンが出現しました!!」
ツグミ 「Σ( ̄□ ̄;)ブ、、、ブラックドラゴン!?」

 *ブラックドラゴン・・・・・かなり高LVのモンスター。吐くブレスはベギラゴン級。

警官  「あ、、、、あれは!?」

 なんと、見える位置の空にも、飛来するモンスターの影が!!

ツグミ 「グ、、、グリーンドラゴン!?」
 
 *グリーンドラゴン・・・・・ブラックドラゴンほどでないにしろ強い。

クロス 「しかも、3匹!?」
ツグミ  「参ったなぁ。。。。。あとの先生は?」

警官  「フバーハを使えるほどの教師は。。。。。」

ツグミ  「校長はどうしたのよ〜〜〜〜。
     しかたないわ。。。。。行くわ。。。。。」

スワン 「私も行く!!」

ツグミ  「まだ、あなたたちには早いわ!!」

 スワンたちのLVではブラックドラゴンはかなり危険である。

スワン 「ううん、この氷の花火とか役に立つかなーって。。。。。」
ツグミ  「わかったわ、一緒に来て!!ただし、私の命令は絶対に聞いて!!」
スワン 「はい!!」

 ツグミとスワンは用意をする。
 急ぎ教室を出る前にツグミは。。。。。

ツグミ  「ヒメ。クロス。テッケツ。。。。。任せたわよ。。。。。」
テッケツ 「スワン、、、死ぬなよ!!」

スワン  「私のお気に入りのでっかい青い花火が打ちあがったら、
      私は必ず生きて帰るって思ってね。」
ヒメ   「うん!!約束だからね!!」


テッケツ 「グリーンドラゴンか。。。。。よし。。。。。」


 選ばれた3人は、外に出た。
 無論グリーンドラゴンの標的は3人に定まる。

クロス  「いいな!!一人一殺だ!!」


 それぞれが、離れて散る。
 Gドラゴンもそれぞれを追う。


テッケツ 「フッ、、悪いが、一番のりさせてもらうぜ!!
      行け!!レオパルドン!!
 テッケツの魔導アイテム。右腕にはめる巨大な銃。
 そのレオパルドンが内部でイオナズンの圧縮を始める!!

テッケツ 「よし!!行く・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・!!」

 その魔法力をためてる間にもGドラゴンは攻撃してくるのである!!

テッケツ 「!! しまったな。。。。。なんとかして時間をかせがねぇと。」



 一方ヒメは、ドラゴンのブレスをマヒャドで相殺。
 フバーハはまだ習得してないのである。

ヒメ   「サファイアリング!!

 ヒメの魔導アイテムサファイアリング。
 まだこの頃は、魔導アイテムもLVが低く、ドラゴンのブレスを完全に防ぐ冷気を
 身にまとわせる力はなかった。。。。。

ヒメ   「凍らせる!? 吹雪で鈍くする? 氷の刃で貫く!? どうしよう。。。。。」

 まだ、戦闘経験は浅い3人だった。



クロス  「ちくしょう。。。。。俺だけ不利じゃん。。。。。」

 氷撃系「ヒャド」の得意なヒメ。
 爆発系の得意なテッケツ。(イオはできない。)
 に、対して
 火炎系「メラ」の得意なクロス。。。。。

 ドラゴン系にはメラゾーマがあまり効かないのである。。。。。

クロス  「面白い。。。。。魔導アイテム「ギルティ・ダイス」!!
     込める魔法は、、ザキ!! これなら、6分の2で80%か。。。。。
     いや、まだ死にたくないから、6分の4なら成功するだろう。。。。。
     しかし、これでザキが成功しても40%。。。。。
     だったら、普通に唱えた方がいいのか?????
     Σ( ̄□ ̄;)!!もしや、これ
     ダメージ魔法込めないと意味ないじゃん!?」
 
 そうである。当たりの面を増やせば増やすほど、威力は落ちるのである。

クロス  「そうか、、、6分の1にメラゾーマを込めれば、メラゾオン級だな。
      メラゾオンなら、たとえドラゴンとて燃えるだろうよ。。。。。
      はずしたら、、、、自分にメラゾーマか。。。。。
      (;^_^A 死なないよなぁ。。。。。」

 クロスはダイスを投げた!! 2〜6ならハズレ!!


 見事「1」!!
 サイコロから噴出した爆炎がGドラゴンを包む!!
 さすがにこの火力ならば龍のウロコも焼き尽くすのであった!!



 そのGドラゴンの様子を見る、Gドラゴン。
 そのスキにテッケツのレオパルドンが魔法力をためる!!

テッケツ 「唸れ!!魂の咆哮!! 喰らえ!! 魂の一撃!!」

 圧縮されたイオナズンは、部分破壊力はイオラーガに匹敵した。



クロス  「やったな!! って、こ、、、これ、魔法力カラになるな。。。。。」
テッケツ 「うう、、、、、すさまじい疲労感。。。。。1発しかうてねぇ。。。。。」
クロス  「は!ヒメは!?」


 ヒメは、龍の廻りの大気を徐々に冷やしているのである。。。。。

ヒメ   「そろそろね。。。。。マヒャド!!

 廻りの冷えた大気の中でのマヒャドは威力を増した。
 マヒゼロスの威力でGドラゴンを凍らせて粉砕した。。。。。



ヒメ   「やった!! どう?スワンは?」



 少し離れた裏手へと走る。。。。。

 巨大なブラックドラゴンが見える。。。。。


 次の瞬間!!
 すさまじい、爆発が起こった!!


ヒメ   「あ、、、、あの、、、あの光は、、、、メ、、、メガンテ!?」

 自己犠牲魔法メガンテは魔法力をほとんど使わない代わりに、
 生命力を全て爆発力に変えるので、魔法の爆発とはことなった光を発するのである!!

クロス  「ば、、、ばかな!? ツグミ先生が!?」
テッケツ 「う、、嘘だろ!? そんな、、、あっけなさすぎるぜ!?」

クロス  「ち、、ちげぇよ、スワンが、、新しい花火を爆発させたんだろう!?」


ヒメ   「今日は2つしか持ってない、、、、、メラミを数十発詰めた攻撃用と、
     スワンが一番気にいってる青いヒャド系の結晶を散りばめた花火と。。。。。」

クロス  「じゃあ、ツグミ先生のメガンテ!?」

テッケツ 「俺は信じねぇぞ!!」
 3人は、もっと近くに駆け寄った。

 なんと、まだ、ブラックドラゴンは生きていたのである。。。。。
 その数秒後、、、、、。

 地上で、1つの花火が爆発した。。。。。

 その花火の色は。。。。。。














とそこまで話した時、ヒメの目には涙が。。。。。

ヒメ    「・・・・・・・。」

メロン   「ヒメ先生。。。。。」

マイコ   「ツグミ先生と、、、、、スワンさんは?」

カホ    「無事だったんだよね!?」









ヒメは少し、黙っていた。。。。。









続く。



















メロン   「(iдi)スワンさん無事だよね?」
マイコ   「でも、スワンさんも、ツグミ先生もこの学校でみたことないよ?」
カホ    「(iдi)そんなの、、かなしすぎるよ。。。。。」
マロン   「実際、、、花火の色は?どうだったの。。。。。」

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