ST:06
窓の外で(2)







突然、頭を抱えたマロン。。。。。様子がおかしい。。。。。


メロン  「Σ( ̄□ ̄;)!? どしたの!?」
マロン  「いやだ、、、、、、、いやだよぅ。。。。。」

マイコ  「Σ( ̄□ ̄;)?? いったい。。。。。」

マロン  「!!」
  気を失ってしまったか? だが、それでもフラフラと外へ歩いていく。

カホ   「!!ちょっと、ど、、どこ行くのよ!?」




 外では2人とヒメがにらみ合っていた。。。
 そこへ、リマがかけつけた。。。。。

リマ   「ヒメ先生。。。。。援護しますわ。」
ヒメ   「ありがとう。。。。。でも、かなり厳しいわよ。。。。。」


カイ   「ディアボロス様、、、、どうしますか? さらに来ましたよ。」

 マロンを追って、マイコ、メロン、カホも校庭に来てしまった。

マイコ  「マロンちゃん!!どうしたのー!?」
メロン  「って、魔族ーーーー!!」
カホ   「あ、、、、あれ!?」


ヒメ   「ひさしぶりね。。。。。クロス先生。。。。。」

一同   「Σ( ̄□ ̄;)!!なにーーーーー!!


ディア  「・・・・・・。」
ヒメ   「まさか、アナタがバラモスの軍門に下るとはね。。。。。」

ディア  「ハッハッハ!! 勘違いしてもらっては困るな、私がアイツに下るだと?
      逆だよ、、、、私がアイツを従えるのさ、、、、げんにヤツの放った配下ですら
      私には歯がたたなかった。」

マイコ  「ほ、、、、ほんとだ、、、、ク、クロス先生だ。。。。。どぅして!?」

ヒメ   「結局、、、、、闇の力に喰われたってワケね?」
ディア  「フン、、、なんとでも言え。 眠っていたものは私の力だ。。。。。」


マロン  「!! ううっ、、、、、。」

ディア  「ん? マロンか、、、、、。 どうだ?目覚めてみぬか?」
マロン  「ああああ、、、、、私は、、、、、私は、、、、、、。」

メロン  「Σ( ̄□ ̄;)いったいどうしちゃったの?」

マロン  「私は、私に眠るこの魔法力が、、、、、、恐い。。。。。
     なぜ、こんな不思議な力が宿るのか、、、、、、
     ひとつ間違えば人すら傷つけてしまう。。。。。」
メロン  「まちがえなきゃいいじゃん。。。」

マロン  「私はそう思っていても、、、、、。仮に操られたり、、、、、。
     そんな事でも、、、いつか、この力が無かったら
     助かった命があるかもしれない。。」

カホ   「何いってるの!? アナタのその力で救える人もいるでしょ!?」
マロン  「よくわからないけど、、、だからその力がマイナスに働くのが恐い。。。。。」


ディア  「ハッハッハッハッハッハ!!そんなものは、、、、、、、、。
      覚醒してから考えるといい。。。。。いつでも来い。。。
      その先を見せてやる。。。。。カイ、、、、相手してやれ。」
カイ   「ハイ。」

  リマは4人を避難させ、ヒメと共に身構えた。

ヒメ   「やるしかないのね!?」

リマ   「バシルーラ!!
  敵を彼方へ吹き飛ばす魔法!! だが、、、、。

カイ   「無駄です。。。。。」

ヒメ   「!!古代魔法ジャビ・・・・・。その水で足を捕まえるとは。」

カイ   「終わりです・・・・・・。ジャビオン!!

ヒメ   「ベギラマ!!
リマ   「ベギラマ!!
  2人の閃熱が水を蒸発させる!!


マイコ  「あのカイって子、、、、歳は私たちと変わらないのに、
      古代魔法、、、しかも極大魔法(Aランク)じゃん!?」
メロン  「クロス先生が教えたのかなぁ。。。。。」



ヒメ   「マヒャド!!

カイ   「!!」

  廻りにある水分を凍らせる!!
  動きのとれなくなったカイ。

ヒメ   「このまま・・・・・・・。」


ディア  「おっと、、そこまでだ。。。。。」

  燃える腕が、辺りの氷を溶かす。。。。。

ディア  「便利だぜ、封印魔法(Sランク)はよ。。。。。」

リマ   「あ、、あれは、、、メラキルト。。。。。」
  メラキルトは、バイキルト系の火炎をまとう魔法である。
  ほかにも、氷をまとうヒャドキルトがある。。。。。

ヒメ   「警察が見ているかもしれないのに。。。。。」

ディア  「ああ、警察なら、、、潰すことにした。
   いちいち、人の持つ力に制限するその考えが気にいらん。。。。。」

ヒメ   「アナタ、本気で言ってるの!?」

ディア  「もちろん。。。。。止めてみな。止められるものならな。。。。。
     ハッハッハッハッハ!! 生きていたらまた会おう。
     燃え尽きろ!! メラゾオン!!
  火炎系最強魔法が唸る!!


ヒメ   「!!」
リマ   「大丈夫!! 撃って!!」

ヒメ   「マヒゼロス!!
リマ  「レミーラ!!
  使用禁止の封印魔法。氷撃系最強魔法で相殺する!!
  そしてその発生の瞬間を光源魔法で見えなくする。。。
  もちろん対警察用である。


ディア  「ハッハッハ、、、、結局、使える能力は使うのが一番いいってことさ。。。。。
   行くぞ、、、、カイ。」
カイ   「はい。ディアボロス様。」

   2人はマントをまとい、何事もなかったかのように、
   飛翔魔法トベルーラで飛んでいった。。。。。


ヒメ   「・・・・・・・・。」
リマ   「ヒメ先生、、、、、クロス先生はいったい、、、、、。」

ヒメ   「わからない、、、、本心で言ってるのかどうか。。。。。でも、、、、、。
      メラゾオンは本気で撃ったわ。。。。。あんちくしょーめ。」

メロン  「Σ( ̄□ ̄;)うわわ。ヒメ先生が法を破った〜。」
ヒメ   「(¬_¬)マヌーサ(幻惑魔法)でも喰らったんじゃないの?
      私は魔法弁護士よっ!! 違法魔法なんて使ってナイワヨ。。。。。」

マイコ  「あ、、あれが、火炎最強メラゾオンと、氷撃最強のマヒゼロスか。。。。。
      私もいつか使えるのかなぁ。。。。。」
カホ   「マイコさんは、火炎と氷撃は得意ですもんね。。。。。」

マイコ  「でも、なんか反する力じゃないかな。。。。。」



メロン  「マロンちゃ〜〜〜ん。(iдi)」

 マロンは倒れてしまってる。。。。。

リマ   「精神的にやられてるわ。。。。。とりあえず医務室に運んで。。。。。」
カホ   「はい!」

 マロンを医務室に運ぶ。
 リマが介護をしている。。。。。その横にカホはついていた。



カホ   「マロンさん。。。。。」

リマ   「マロンさんはこれだけ悩んでいたのね。。。。。」
カホ   「あたしも同じ考えを持った事があったんです。。。。」
リマ   「えっ?」

カホ   「あたし、この腕輪貰ったんです。。。。。今は腕輪が「リレミト」を発動できるだけ。
     でも、あたしにもこのリレミトとか時空を操る素質があるような事を言われた。。。
     あたしなんかに、そんな力が本当に眠ってるか不安だったし、
     そんな大きな力を持ってあたしはどうしたらいいのか。。。。。
     でも、それも全部「あたし」なんだから、いいかな・・・・・。って。
     まぁ、その前に「とっとと覚えろや」って感じ。(笑)」
リマ   「そうね。。。。。どんな効果の魔法だって、必ず使い方を間違えないなら
     必ず人を救えるから。」
カホ   「レミーラを目くらましに使うとか?(笑)
リマ   「ボソッ・・・・・。だって、ヒメ先生が無免許で魔法使用なんて、、、、、。
      シャレにならないじゃない。(笑)」

  腕輪を見つめて、カホは問うた。

カホ   「ねーリマ先生。あたし、どんな魔法から勉強しようかなー?。」
リマ   「回復だったら教えてあげるわ。(^ー^*)」
カホ   「回復系に向いてないような気がするけどね。。。。。(汗)」





  教室に戻ったヒメは考えていた。。。。。

メロン  「ヒメ先生〜。」
ヒメ   「・・・・・・・。」

メロン  「( ̄□ ̄;)ヒメ先生?」
ヒメ   「・・・・・・・・・・・。」

メロン  「(iдi)ヒメ゛先゛生〜?」
ヒメ   「えっ? あ、ナニ? ゴハンおかわり?」

メロン  「(iдi)えぐっえぐっ。お弁当の時間じゃないし、
     アタシってそんなハラペコさん?」
ヒメ   「ごめんね、考え事してたわ。。。。。」

メロン  「で、クロス先生はいったいどうしたの?」

ヒメ   「・・・・・・。わからない。。。。。
     でも、ある意味バラモスより危険だわ。。。。。」



 ヒメの予感と不安を知らぬまま、1人の男が現れた。。。。。




テッケツ 「スマン!!寝坊した!!






続く。

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