ST:05
窓の外で







 ハーゴンの案内により1つの城へと来たクロス。

ハーゴン 「こ、、ここなら、、いいかと。。。。。」

クロス  「堕ちた城か、、、、、、ま、いいだろう。。。。。
      おい、人間型の魔物持ってないのか?」

ハーゴン 「!!、、、、クッ、、、、持っております。。。。。」

 ハーゴンはどうやら、不本意ながら配下となったらしいが、、、、、、。

クロス  「フン、、、、適当に配置しておけ。。。。。」

ハーゴン 「ハッ、、、、、、。」





 魔法学校。。。

 あの迷宮の事件依頼、元気のなかった4人娘だが、
 今ではなんとか授業にも出ている。。。。。

カホ  「(〃´o`)=3  う〜ん、、、、、なんかしっくりこないわぁ。。。。。」
マロン 「どうしたんですか? カホさん。」

カホ  「あたしの魔導アイテムの名前。。。。。」
マロン 「いいのが思いつかないんですか?」

カホ  「なんて言うか、、、ここぞって時に。。。。。
     叫びやすいヤツ?(笑)」
マロン 「(笑) 確かに呼びにくいとね。」

メロン 「( ̄ー+ ̄) タラコファイヤーとかどう?」
マイコ 「そんな食いしん坊な名前、メロンちゃんくらいしかつけないわよ〜♪」
メロン 「 _| ̄|○||| 」


マロン 「目覚めし黒き力。。。。。か。。。。。」

マイコ 「ああ、、、、、ゼロさんの言葉ね。。。。。両手に秘めた力、、、、、って
     なんなんだろう?」

マロン 「多分、私たちの魔導アイテムの根本たる何かでしょう。。。。。」

メロン 「私は、何かに変身しちゃうのかなー?」

マイコ 「しかしなぜ、、、、、。」

メロン 「そこなのよね、私たちの育つ末に任せるならねぇ。。。。。」

カホ  「あたしのは仕方ないとして、ネタバレさせる理由は。。。。。」

マロン 「でも、私は、、、、、その言葉のおかげで少し悩みがとけたわ。。。」
マイコ 「あ、そういえば言ってたね。。。。。私もちょっと思い当たるとこあるんだよね。」

メロン 「Σ( ̄□ ̄;) あっれ? アタシなんかあったかな?」



ヒメ   「ハイ!そこ、もうすぐ授業です!!」

メロン  「Σ( ̄□ ̄;)ビクン! はい〜!」

ヒメ   「今日は回復系の授業です、特別講師に先生を連れてきました〜。」

リマ   「みなさん〜こんにちわ〜、魔法看護婦のリマと申します。」

メロン  「Σ( ̄□ ̄;)うわー。癒されてぇ。。。。。」
マイコ  「おいおい、オッサン。。。。。(笑)」


リマ   「えっと、まずですね。回復系について勘違いしてもらいたくないのはですね。
      ホイミ系っていうのはですね、細胞の活性化なんですよ。
      ですから、少々の傷とかは癒えてしまいますが、基本的に体力回復なんですね。
      ですから、武器での大きなケガを治すのは無理なんですね。」

カホ   「なるほど。。。。。」

リマ   「一応羅列しますと、
     ホイミ :回復は微々たるものですが、基本魔法として覚えておけば、
          後々上級な魔法も覚えるので、冒険の基本ですね。
     ベホイミ:よほどの事がない限り、回復を補える魔法です。
     ベホマ :敵が極大魔法を使うような戦いでは必須です。
          特殊効果のない魔法でのダメージならほぼ全快します。
     ベホマラー:ベホマの回復力を広範囲に広げ一定間合いの人を回復させます。
     ベホマズン:究極の回復魔法です。この魔法はほとんどの傷すら治してしまいます。
          また、そのすさまじい回復量は複数の人をも癒せると言われてます。
     マホイミ:この魔法は暴走する過剰回復魔法です。
          生命の水を注ぎすぎる魔法なので、生命体に対しては逆にダメージに
          なります。うまく回復をコントロールしないとベホマなどはこの魔法に
          なってしまう場合がありますので、生半可な覚え方をしないようにして下さい。
     
     回復とは言え、人体の生命を操る魔法です。
     真剣に覚えて下さいね。」

マロン  「私はこの魔法絶対覚えたい。。。。。」

メロン  「リマ先生は、どこまで使えるんですか? 患者さん助けまくりですか?」


リマ   「・・・・・。 さっきも言った通り、ベホマズンでないと傷は治せません。
      結局手術の体力を私たちが補うかたちになります。
      1回の手術で魔法力がカラになったりしますので。。。。。
      あと、病気にもあまり効き目はありませんよ。
      伝説の古代魔法には病魔に犯された細胞すら治す魔法があると聞いた事が
      ありますけどね。
      私は、ホイミ・ベホイミ・ベホマまで使用できます。

      あとは、解毒魔法キアリー、麻痺治療魔法キアリク、解呪魔法シャナクとか。」

カホ   「シャナクって、すっごいLVなんですよね。。。。。」

マイコ  「ザオリクとか蘇生魔法ってどうなんですか?」

リマ   「ザオリクは生命を操る魔法として、法律で禁止されてます。
      って、ザオラルですら魔法を使用できる者なんて見たことありません。
      もちろん、この魔法も死んでしまった人が「大怪我」や「病気」の場合は
      意味が無いんです。。。。。この魔法は「魂」を呼び戻す魔法で
      回復とは違いますから。。。。。「魂」だって何度も呼べるわけではないです。。。」

メロン  「ゲームみたいに、死んだ!!蘇生!!ってわけじゃないのね。」
リマ   「それこそ、生命に対する冒涜ですわ。」


リマ   「後はですね・・・・・・・・」


 突然、窓ガラスが割れた!!

ヒメ   「敵!?」

メロン  「Σ( ̄□ ̄;)きゃー!! 刺さった!!ベホマくれー!!」


ヒメ   「あ、、あれは?」

 校庭に魔族とおぼしき者が飛んで来た。
 ローブをまとった者を従えている。。。


男    「ふぅ、、、、、飛翔魔法トベルーラ。。。。。思ったより難しいな。」


 すぐに魔法警察が駆けつけた。最近は警戒態勢に入っているので
 何人かが学校にも配置されていた。


警官   「魔族!?」

男    「・・・・・。 またこんなザコが、オマエらで私をどうしようというのだ?
      なぁ、、、カイよ。。。。」
カイ   「全くですね、ディアボロス様。。。。。人間なんて。。。。。」

警官   「捕らえるぞ!! 封印の糸で!!」

ディア  「ん? マホカトールでも浴びせた糸か? それで私を?」
カイ   「ディアボロス様、、、、ここは私が。。。。。」

 カイと呼ばれた部下らしき者、、、、まだ学校の生徒くらいの年齢である。


カイ   「ジャビマ!!」   
 渦巻く水が、警官の顔を包む。
 呼吸を止めるためであろう、、、、1分ほどして解除した。

警官  「!! ブハーッ!! クッ、、、、こ、、これは古代魔法!?」


 ヒメが駆けつけた。。。。。
 その様子を校舎から見てるマロン。

マロン  「あ、、、あれっ、、、、?」
マイコ  「どしたの? 知り合い?」

メロン  「Σ( ̄□ ̄;) 父か!?」



ヒメ   「全く、いちいち干渉してほしくないんだけどなぁ。。。。。」

警官  「ヒメさん、、、、我々ではこの魔族には。。。。。」

ヒメ   「あら? この子、、、、、魔族じゃないわ。。。。。」

ディア 「魔法学校教師屈指の魔法使いか。。。。。」

ヒメ   「!!、、、、、こっちも魔族じゃないわ。。。。。」

警官  「なんですって!?」

ヒメ   「人間よ。。。。。2人共。。。。。」




マロン 「!!・・・・・・。 あぁ、、、、、。あ、、、、、。」
カホ   「ちょっと、マロンさんしっかりして!!」

 マロンの様子がおかしい。




リマ  「・・・・・・・。 私も援護に・・・・・。みなさんはココにいて!!」


  リマはヒメのところへ向かった!!





続く。

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