ST:04
魔導アイテム






突然の地震。。。。。

カホのスクルトにより全員守られるが、さほど何もなかった。



ゼロ  「・・・・・。 こ、、この感じは。。。。。バラモス配下?」

メロン 「Σ( ̄□ ̄;)?」


カホ  「バラモスの配下。。。。。先生から聞いたことがある。。。。。ヤバいじゃん。」

マイコ 「どういうこと? 外に来たってこと?」




外。


魔法学園に巨大な魔法弾が放たれた。
ギガジャティスほどの魔法陣ですら破ってしまった。。。。。

すぐに魔法警察も出動するのであった。。。。。


署長  「こ、、、これは。。。。。」

男   「これはこれはお久しぶりです。魔法警察署長殿。」
署長  「お、、おまえは、、、竜王!!」

竜王  「覚えておられましたか。。。。。その節はどうも。。。。。
     まさか、私が封印されてしまうとは。。。。。ねぇ。。。。。」

署長  「な、、、なぜ、封印が。。。。。」

竜王  「知れたこと、、、バラモス様が力を取り戻しつつあるだけのこと。。。。。
     そして、またこの人間界で遊ばせてもらいますよ。」

アラシ 「!!、、、、、ここからでも解る。。。なんて魔法力!?」

竜王  「さて、我が新しい配下にふさわしい者を探すとするか。。。。。
     メラゾーマ!!


 竜王はメラゾーマを放つと、姿を消した。。。





魔法警察署。


受付   「そこの方、、、、なんの御用でしょうか。。。。。!!」

 警察署に堂々と入る者がいた。
 見た感じは、神官風の男。。。。。だが、魔族である。。。。。

ハーゴン 「我が名はハーゴン。。。。。娘よ、死にたくなければ、
      ここに捕らわれている男を差し出せ。」
受付   「わ、、、私では、、、なんとも、、、、、。」
ハーゴン 「じゃあ、死ぬか?」

 騒ぎを聞きつけ上司がやって来た。

課長   「ぬぉ!!き、、貴様はハ、、、ハーゴン!? なぜ古き・・・・・・ギャア!!」

 そのまま、腕で突き殺されてしまった。。。。。

受付   「キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!」


 魔法学園を襲撃したのは、警察の戦力を分断するためであった。。。。。

 受付の娘を掴んだまま、奥へと行く。
 人質をとられているので、どうしようもないのである。。。

ハーゴン 「フッ、、、、人間とは、、、、なんとも。。。。。ハッハッハッハッハ。」

 結局魔法力を辿り、地下の牢獄へと来た。。。。。

ハーゴン 「オマエか、、、なるほどな。。。。。私に従え。。。。。」

 牢屋の中の男は、立ち上がった。。。。。

クロス   「あ゛?」





 一方魔法学校内では、緊急発令で生徒は避難させられた。。。。。

竜王   「さすがに、色々な想定はしていたらしいな。。。。。
      ん?ここか。。。。。」

 1つの教室に入った。。。。。

竜王   「どうやら、私を待っていたようだな?」

 教室には2人がいた。。。。ヒメとテッケツである。

テッケツ 「オレたちを狙ってくるとは、いい目を持ってるな。はっはっは。」
ヒメ    「だけど、どうやらここでまた封印させてもらうわ。」

竜王   「ん? 貴様等、、、魔法封印魔法「マホカトール」が使えるのか????」

ヒメ    「あら、この指輪を見てもわからないかしら?」

 ヒメの魔導アイテム「サファイア・リング」である。
 マヒャド級の氷の力を秘めており、大気を凍らせ幻影を見せたり、氷系魔法を撃ち出したり
 「永久氷壁」と言う溶けない氷の壁に敵を封じ込めることもできるのである。


竜王   「なかなかのアイテムだ、私の目に狂いはなかったな。
      貴様等2人共、我が配下に加えてやるぞ。。。。。」

テッケツ 「そう言って、仲間になるヤツがいるとでも?」

竜王   「では、貴様の実力はいかがなもんか、確かめてやるか。。。。。
      メラゾーマ!!
  竜王の得意な火炎極大魔法が辺りを燃やす!!

ヒメ    「フバーハ!!
  光の壁が炎の威力を軽減する。

竜王   「フン、、、ま、これくらいはやってもらわないとな。。。。。。」

ヒメ    「マヒャド!!
  極大氷撃魔法が竜王を包む!!


竜王   「ハッハッハ!! 我が灼熱の鎧「バーニング・メイル」に、
      氷撃など効く訳がなかろう。サファイア・リングの力と同LVだからな。。。。。」

ヒメ    「アレが、アイツの魔導アイテム、、、、鎧とはね。。。。。
      ちょっとマズイわね。。。。。どうしようかな。」

テッケツ 「フッ、、、氷撃が効かないなら、コレはどうだ!!
      俺の魔導アイテムを喰らうがいい!!」

  魔法力の増大と共に、紅き炎がテッケツの右腕を包む。。。。。
  その紅炎がおさまった時、その腕には銃がはめられていた。。。。。

ヒメ   「サ、、サイコガ、、じゃなくて、レオパルドン!!

  この腕にはめた銃こそが、テッケツの魔導アイテム「レオパルドン」
  イオナズン系の力を秘めた銃である。

テッケツ 「喰らえ!! ミッシングトゥルーーーー!!(意味不明)」

ヒメ   「なぜ、炎に、、、、、そ、、その手があったわ。」

  巨大な炎を、爆風で消化する方法は実在する。
  それをやろうと言うのか?

  レオパルドンより、高エネルギーの爆炎が放たれた!!
  炎の鎧を突き抜けるほどの威力である。

竜王  「な、、、なにぃ、、、、危ない所であった。。。。。
     さすがに直撃しては私とてたまらんわ。。。。。
     いいだろう、、またの機会にしよう。。。。。
     2人がかりとは言え、分が悪い。。。。。ルーラ!!

  速攻、逃げて行ってしまった。。。。。


テッケツ 「ふぅ、、、助かったぜ、これフルパワーでブッ放すと、魔法力がなくなるんだよ。」
ヒメ    「呆れた。後先考えずに撃ったの?」

テッケツ 「はっはっは、あのLVがドンドン撃てると勘違いしてくれたじゃねぇか。」
ヒメ    「ま、結果よければいいか。。。。。で、私たちが狙われたってことは。。。。。」
テッケツ 「クロスか?」


 2人は魔法警察へ急いだ。





 迷宮。


ゼロ   「竜王、ハーゴンか、、、、となると、、、、、。」

魔物   「察しがいいな。。。。。魔導士ゼロ。。。。。」

メロン   「Σ( ̄□ ̄;)ぎゃあああああああああ!!」

 後ろに、巨大な異形の魔物がいた。。。。。
 大きな翼、複数の腕。。。。。

マロン   「あ・・・・・・・・・。!!・・・・・・。」

 娘4人はその恐怖で全く動けない。
 外の世界の恐ろしさの最高潮をイキナリ知った感じである。

ゼロ   「魔王級魔物、、、シドー。。。。。」

シドー  「私はまだ目覚めて間もなくてな、、、、竜王達のように、
      魔導アイテムが無いのだ。。。。。ゼロ、、、貴様の魔導アイテムで
      作れ。これは命令ではない、強制だ。」

ゼロ   「力ずくでやってみるか?」

シドー  「そうだな。。。。オマエの死体は無理でも、4つの死体が並ぶだろうな。。。。。」
ゼロ   「!!」


カホ   「も、、、もしかして、、、あ、、、、あたしたち?????」
マイコ  「そ、、、そうみたい。。。。。」


ゼロ   「仕方ない。。。。。解った、、、、
      魔導アイテム「フォース・ファクトリー」!!
      
 ゼロの魔導アイテムは「魔導アイテムを作成する魔導アイテム」だったのである。
 実際、クロス、テッケツはゼロが作ったものである。
 アラシ・ヒメは自分の魔法力の昇華という、ちゃんとした方法で見につけたのである。
 LVの低い者にはそれ相応のアイテムしかできず、人によっては育たずに終わるかも
 しれないので、低LV者には作成しないのが普通である。


ゼロ   「はぁあああああああああああああああああ!!」

 1つの腕輪ができた。

ゼロ   「これは、「リレミト」の魔法力がこもっている。。。。。(脱出魔法)
      すなわち、時空移動魔法だから、もし成長すれば・・・・・。
      だが、かなりのセンスが必要なため、成長せずこのまま終わるかも。。。。。
      おしいな。。。。。こんなもんしか作れないとは。。。。。まだ早すぎた。。。」

シドー  「何を言ってる貴様!!」

ゼロ   「少女よ、オマエのアイテム、、なんのインスピレーションもなく作って悪かった。
     だが、生きていればいつか必ず。。。。。いつか。。。。。」

シドー  「ま、、まさか、貴様!!」

ゼロ   「少女よ、それで外へ行け!! そしてこのキメラの翼で飛べ!!」
     *キメラの翼=ルーラの効果を持つ魔法アイテム。他の町へいける。

カホ   「あ、、、あたし!?」
ゼロ   「そなたとの相性が一番いいんだ。。。。。この魔導アイテムは。。。。。」

シドー  「ゼロ!!貴様!! 5人共殺してやる!!ベギラゴン!!
  極大閃熱魔法が襲う!!

ゼロ   「グッ!! さすがにもう魔法力があまりないな。。。。。
      あの魔法しかないな。。。。。」

マイコ  「な、、なにを?」

マロン  「だめです!!ゼロさん!!」
メロン  「?」

マロン  「自己犠牲魔法、メガンテ。。。。。魔法力の代わりに生命力を全て
      爆発力に変える魔法!!」


ゼロ   「アイツらの教え子なら、、もっと楽しめたのにな。。。。。
      残念だ。。。。。」

シドー  「オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!」

  閃熱がゼロを炙る!!

ゼロ   「そこの少女よ、目覚めし黒き力を悲観するな、己の正義のために
      進め!!」
マロン  「えっ!?」

ゼロ   「そこの少女よ、己の両手に秘めたる力、双方共に己の力である!!
      信じて進むのだ!!」
マイコ  「えっ?」

ゼロ   「そこの少女よ、変貌する力に任せず、制御し己のモノとするのだ!!」
メロン   「え?変、、、、なんだって?」

ゼロ   「少女よ、勝手な重荷で済まないが、自由に生きてくれ。
      さぁ、時空を越えて行け!!」



ゼロ   「シドー、、、今度は永遠の眠りだ。。。。。
      メガンテ!!



  その瞬間、カホの祈りを受けた腕輪はリレミトを発動して
  全員を迷宮から脱出させた。。。。。


 外についた直後、4人が感じたのは、
 大きな爆発と共に消えていく、邪悪な魔法力と、温かい魔法力だった。。。。。



マロン  「!!」



 そして、泣き果てた4人がヒメ・テッケツと共に合流した時、一同は
 ありえない出来事を聞いた。。。。。






ヒメ   「なんですって!!ク、、クロス先生が、ハーゴンを倒し従え闇に消えた!?」

アラシ 「ええ、その風格は、もうどちらが魔族かわからないと。。。。。」


マロン 「闇が覚醒してしまった。。。。。」

マイコ  「え?」

マロン 「先生に聞いたことがある。。。。。私、自分の力が恐ろしかった時、
     話してくれた、、、、、。」

ヒメ   「眠る、、、魔獣。。。。。」





 その後、ハーゴンを従えたクロスは
 バラモスに対抗すべく、居城を構えたと言う。。。。。




続く。。。。。



























あっれ? 笑い所無し? ( ̄▽ ̄)>

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