特攻野郎X遠征日記
長崎は遠かった!!
「05波乗戦士編」


03月22日(月)








     今日は自称「職業サーファー・趣味公務員」のjamこと、我が愚弟
     のために、波乗りできる海を探す。

     昨日と違って風が強いので、海が呼んでるのかも。


     走ってると、海水浴場がある。
     海の家「BIG WAVE」

X    「海の家がBIG WAVEって言うくらいだから、波デケェんじゃねぇ?」
弟   「かもね。(笑)」

     とりあえず、そこへ降りてみる。

     なんとも、海のエメラルドブルーに感動。


     お。サーファーが1人いるぞ〜。


     聞きに行きたかったが、ちょっとむこうの方。。。。。

弟   「お、水は暖かい。」
X   「どれどれ。。。。。( ̄□ ̄;)ぎゃー!!冷たい!!」

     海はまぁ多少なら暖かいが、そこに行くまでの川のような所が冷たい。

X    「どうするよぃ?」
弟   「とりあえず、保留。他がなかったら、ココにする。」

     どうも、波が少し小さいらしい。。。。。
     でもまあ、できないわけではないようだ。

弟   「やっとこれで報われた〜〜〜。」


     そこから20分くらいの地点など、3箇所ほど見たが、
     波は高いだけじゃだめらしい。。。。。

弟   「う〜〜〜〜ん。。。。。」



     さっきの地点に戻る事にする。



弟   「あ。いない。」

     さっきのサーファーがいない。

X   「駐車場にいる。」

     もう、着替えている。


弟   「波、どうですか?」
若者  「ちょっと小さいですね。」

     まさに地元の好青年である。
     波乗りじゃない私にはサッパリですが、
     弟となにやら話している。
     この島でもスポットはやはりあるらしい。

     波がひいて来たので、もう上がるとのこと。

弟   「う〜〜ん。。。。まぁ、できなくもないな。」
X    「そうだな、完全にひくまでにやろう。」

     と、Xさん、頭にタオル、ズボンをヒザまでまくって、
     上着は完全武装。カメラを持って出陣。


弟   「いいショット撮ってくれよ。」

     と、その時、強風が貝ガラと砂を巻き込んで襲う。
弟   「なんじゃこりゃ! イタタタタタ!!」
X   「イタタタタタタタ!! な、、貝ストームだ。」

    ヒザまでまくってる私には大ダメージ。

突撃〜〜〜♪

浮かぶ弟。


     波が小さいらしく、うまく乗れない。

     こっちから見える範囲で、大きい波を指示する。

X    「あっち!あっち!」
     聞こえるわけないので、超ジェスチャー。
     弟も「あっち?」みたいなジェスチャー。

X    「そうだ、その辺だイタタタタタタタ!!」
     貝ストーム


     波打ち際をハダシで駆け回るXさん。

     弟がこっちに向かって来る。

X    「乗るか!?」

     カメラ準備OK!!

X    「よし!!行けタタタタタタタタタタ!!」
     またもや貝ストーム


     2〜3回乗れたが、カメラのシャッタータイムラグをまだ私が覚えていない。

     でかく「△」のジェスチャーを送る。
弟   「ん?」


X    「微妙だ。。。。。シャッターチャンスが難しいな。
     それにあと6枚しか取れないから、厳選せねば。。。。。」
弟   「う〜〜〜ん。。。。。」


     何回かトライ。


     ついに、ライドオン!!
     こっちも激写!!

     おもわずガッツポーズの弟!!
     こっちもガッツポーズ!!

     ちきしょう。こっちまで感動したぜ。


     と、1時間ほどたった頃だろうか。
     誰かが海岸に来る。

X    「ん?」
弟   「サーファーかな?」

     なにかこっちに向かって話してる。

X    「あれ、さっきの若者じゃないのか?」
弟    「ホントだ。」


     さっきの若者である。

若者  「あっちの方見て来たんですけど、結構波が高くて。」
弟    「え。やるんですか?」
若者  「ええ、少し乗ろうかと。」
X    「お!ええやん。一緒にやったれ〜。」

     なんと、そのポイントをわざわざ教えに来てくれたのである。

     先導してもらって着いた先は、伯父も知らない海。
     まさに地元人しかわからない。

     そこに行くまで30分。
     ここを見て、わざわざ教えに来てくれたから1時間かかったのか。

     なんと素晴らしい若者であろう。


弟   「おお!!」

     さっきの場所と違い、波がデカイ!!」

若者  「ちょっと波がバラバラなんですけどね。。。。。」

X    「どうする?」
弟    「やる!!」


突撃〜♪x2



ちなみに、太陽が出てる時。
これまたエメラルド。



      激闘!!

      始まって結構スグに2人が同時に波乗り!!
      撮影射程内だったが、波乗り時間が短く、
      残念ながらシャッターチャンスを逃す。

X    「ちくしょう!!」

      手前の波に邪魔されない位置へ走るXさん。
      さっきのとこより、砂が暖かく、そんなにつらくない。
      貝ストームは無い。



      そしてまた2人が射程範囲で、ライドオン!!
      が、弟がバランスを崩し、若者だけ撮れた。
X    「ぬぅ!おしい。。。。。」



      そして、若者はウェットスーツではないため
      途中で上がる。
      聞けば来月、偶然にも名古屋に来るとのことで、
      連絡先を聞き、今度は弟が名古屋を案内することに。
      今日のお礼である。



      その後。フィルムを購入し、ガンガン撮りまくる!!
      バッチリ、波乗りを撮った!!(と思う。(笑))



      こうして、海と戦った3人の漢たちの物語は幕を閉じた。

      え?戦ったのは2人じゃないかって?

      ずっと波打ち際をハダシで駆け回ってシャッターを切った
      そんな私も充分に戦った!!
      岩場に近づけば、「あっちあっち」と送り、
      波しぶきをかいくぐり2人を追い、
      シャッターを切る時以外はカメラレンズを潮風から守り、
      メガネについた飛沫を拭い、潮風でズボンを湿らせ、
      波乗り寸前に、カメラをズーム!!ポイントを合わせ激写。
      これを3時間やで!!

      見ていた伯父は、「やはり兄弟だなぁ〜。」としみじみ。


しかもこんな格好やで。(笑)




     あと、砂浜に「CROSS−CITY」ってデカク書いて
     高い所から撮影してみた。
(笑)




     いやはや、日本最西の海で波乗りできてよかったのぅ。
     私もカメラマン、結構楽しかったで。
     その後、指は全然動かなかったけどな。

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