第肆の箱
31「門」0914 誰しも門を目指して行く。。。。。 たとえ、どんな理由であれど一度門にたどりついた者には 「またこれる」という気が湧き上がる。 それを「自信」として取るならよい、 決して「甘え」として取ってはならない。。。。。 「当然」としてくぐっている「門」 もう一度、目指していた頃を。。。。。 |
32「黒き衣」0914 ナニモノにも染まらない意を持つ黒き衣。 それは、本体の弱さの証。 弱いからこそ、強気意志の表れを 衣としてまとう。。。。。 「干渉」の「拒絶」 その理由はどこに。。。。。? |
33「龍の掌」0922 いつ、その掌は握り締められるだろう。。。。。 既に掌握されている。。。。。 握り締められる事自体より、 それを眼前にして何もできなくなる方が恐い。 龍の掌。 実はもう、握り締められかかっているかも しれない。。。。。 |
34「花火」1022 大空高く上がりし花火よ、 その存在はかまわない。 ただ、同時に上がるのはどうだろう? 幾百幾万幾億の眼が見ているというのに。 上がった空はおまえたちのモノかもしれない。。。。。 だが、忘れるな、 空に輝く事を許された権利を。。。。。 |
35「キミ」1026 買い与える事が優しさか? 相手に合わせるのが優しさか? カタチだけの色のない自己満足か? 好きだといえば愛なのか? わかちあえば友達か? 流行だからやるのか? 風潮だからやるのか? そこに「キミ」はいるのか? それが「キミ」なのか? 全て同じに見えるよ。 そこに「キミ」である必然性はあるのか? 「キミ」にしかない何かはあるのか? |
36「傘」1026 雨を凌ぐだけの傘。 いつも凌いでるだけだった。 傘の大きさに気づいた時、 傘の大事さに気づいた時、 傘は閉じて仕舞われる。 雨なら自分が受ければ済む。 それで傘があるのなら、 よろこんで雨を受けよう。 さされなくなった傘。 大事にされている傘。 傘はどっちが幸せだったのだろう。。。 |
37「舞」1026 踊るのに煌びやかなドレスはいらない。 重すぎる宝石もいらない。 自分が踊りたいのなら、 体1つあればそれでいい。 本当は自由に踊りたいなら、 見せかけの自分はいらない。 着飾って座っていても、 たとえ、称えられようとも。 そこに踊りたい自分はいない。 靴もいらない。 踊りつづけるのなら、 どこだっていい。。。。。 いつだっていい。。。。。 自分の感じた時が、その時だ。 |
38「雲」1115 雲は形を変え続ける。。。。。 掴みどころもなく。。。。。 常に。。。。。 いてほしかった、形も、 そう思ったその時しか彩らない。。。。。 雲は形を変える。。。。。 今日もまた。。。。。 掴めない。。。。。 |
39「渇き」1115 渇ききった喉。。。。。 どんな清い水を飲んでも飲み足りない。。。。。 いくら飲んでも潤うのは一瞬。。。。。 その刹那の時間でも潤うなら、、、、。 例え潤いでなかったとしても、 そう感じるなら、、、、、。 それだけでもいい。。。。。 少しでもいい。。。。。 |
40「複製」1118 あの人に似ている。 ただ、それだけである。 内面が全然違う。。。。。 似てるだけであの人を汚すな。 複製よ、たとえ連想であれあの人を汚すな。 歪んだ想い。 複製はいらない。。。。。 |