絡繰秘伝忍法帖
(からくり・ひでん・にんぽうちょう)
其の二十四
「待人探人探女」
(まちびとさがす・ひとさがす・おんな)
宿
皆 「(`・ω・´)ぬおおおおお、この『なんとか』という絡繰すごぃのぅ。」
佑 「『望遠鏡』ですね・・・。」
皆 「(`・ω・´)ぬおおおおお、なんか、お城が見えるだに。
向こうも、望遠鏡で覗いてるような・・・・・。」
黄金城
萌 「爺!!なんじゃ、この望遠鏡と言う絡繰は・・・・・。」
蹴 「ははっ、遠くを見渡せる千里眼のようなものと聞いておりますが?」
萌 「なんだか、おにぎりが似合いそうな娘が映っておるのぢゃ!!」
蹴 「ふーむ、物の怪の祟りでしょうか?」
お皆は、望遠鏡で覗いており、晴吉が外出すると着いて行こうというのである。
佑 「あの・・・何がしたいんですか・・・?」
皆 「(`・ω・´)曲がり角で、偶然を装いぶつかって、通行手形を落とす!!
すると晴吉様がそれを拾って、二人は恋に落ちる・・・そんな作戦。」
佑 「まぁ・・・お互いが好みだったらね・・・・・・・・・・。」
皆 「(`д´)んかっ!!あたしは晴吉様に恋焦がれてます。」
佑 「(´・ω・`)だから・・・逆は・・・。」
と、何か見つけた、お皆。
皆 「(。`・д・´)ん!?」
佑 「(´・ω・`)ん?」
皆 「なにやら怪しい頭巾の人が、なにやら怪しい取引をしてるっぽぃ。」
佑 「え?」
望遠鏡を取り、その方向を見てみる佑吉。
並ぶ屋台の影に、こそこそと売り買いしている、
佑 「うーん、確かに怪しいけど、あの渡してる品物って・・・『孫の手』じゃ?」
皆 「(。`・д・´)あれは黄金でできるん!!」
佑 「いやいやいやいや、そんなの黄金で作らないでしょ・・・。」
皆 「(。`・д・´)絶対そう!!犯罪の匂いがするぜっ!!行くだに!!」
と、そういう時は色恋度外視のお皆。
だが、現場に駆けつけたら何もなかった。
皆 「んあん!!もうっ!!居ないじゃないのよ。」
佑 「とことん、殿方には逃げられる・・・・・と。」
皆 「(´・ω・`)誰がうまいこと言えと・・・。」
辺りを見回しても、そんな怪しい影も無く。
そんな怪しい買取屋も無く。
音 「(-´∀`-)/ そこのめんこぃお姉さん。」
皆 「(。`・д・´)ノ はいっ!!」
佑 「(;`・ω・´)迷いなく応えたぞ・・・・・。」
すぐ横で屋台を開いているのは、お音(おねね)であった。
自作の絡繰を売り歩いているのである。
普段見た事も無いものは、まだ全然普及していないものも扱っていた。
音 「携帯伝書はいかがですか?これがあれば・・・。
素敵な殿方と、秘密の伝言のやり取りができる、熱い絡繰だよ♪」
皆 「(`・ω・´)むむむ。そういえばあたしのは・・・お城に置いたまんまだ。」
佑 「(`・ω・´)ですな、ここは私も新機種でも。」
音 「(-´∀`-)おねね印の携帯は驚き機能満載だよっ♪」
皆 「(。`・д・´)買ったぞな。」
音 「(-´∀`-) 売ったぞな。(笑)
今なら外に家紋をお入れしております。」
皆 「(`・ω・´)お願いしま!!」
佑 「いいのかな・・・・・。」
二人は最新機種を購入した。
皆 「(`・ω・´)ん、すごいなあ・・・この取扱説明巻物。」
佑 「た、確かに。」
皆 「(`・ω・´)殴ったら人殺せちゃうね。」
佑 「下手な刀より殺傷能力あるなあ・・・。」
皆 「よしっ、じゃ、二手に分かれるのだっ!!見つけたら携帯鳴らすのだ!!」
佑 「((((;゜Д゜))))大丈夫なんですか!?」
皆 「(`・ω・´)こう見えても、珠算は乙ですよ?」
佑 「((((;゜Д゜))))関係無いし、微妙じゃないですかっ!!」
皆 「(`・ω・´)いいのいいの。」
お皆は強引に分かれ、作戦を実行するのだった。
とはいえ、佑吉はお皆の後を着けるだけだったが・・・・・。
続く。
おまけ。
岱 「( ̄- ̄ )y─ 」
星 「ん?どしたん兄貴?????」
岱 「( ̄- ̄ )y─ もう、忘れてるかな・・・・・。」
星 「え???」
岱 「( ̄- ̄ )y─」
星 「((((;゜Д゜))))まさか、この作品が・・・?
確かに最近更新してないけど・・・・・。
普通にありうる。(滝汗)」
岱 「( ̄- ̄ )y─ いや、この『おまけ』何してたっけ?(笑)」
星 「性的行為寸前・・・?」