絡繰秘伝忍法帖
（からくり・ひでん・にんぽうちょう）


其の二十一
「真妖怪道中記」
（しん・もののけ・どうちゅうき）

　　　　　　　　　　　城下町


凛　　「(´･−･`；)あの・・・お龍さん・・・なんでそこに居るのでしょうか・・・。（汗）」

龍　　「だって、あたし暇だもん。（笑）」

凛　　「なにも・・・私の頭の上に座らなくても・・・。」
龍　　「い〜じゃん！重いわけじゃないんだし。」


　　　　　　　　　　　幽霊である、お龍に重さなどはなかった。

　　　　　　　　　　　ちょうど城へ向かうお凛が捕まったのである。


星　　「お凛さ〜〜〜ん☆」

凛　　「あら、お星さん。」
星　　「変わった・・・頭飾りですね・・・。（汗）」

龍　　「あれ？あたしが見えるの？」



凛　　「えーっ！？　じゃあ、他から見たら、私まるで変な娘じゃないですか？」

龍　　「おかしいなあ・・・普通の人には見えないはずなのに・・・。」

星　　「((((;゜Д゜))))・・・・・。」



　　　　　　　　　　お星も城に行くところだったのである。

龍　　「じゃ、あたしもついてく〜♪」
凛　　「えええええええ！？」

龍　　「そんなにあたしが見える人居ないから大丈夫大丈夫。」





星　　「(　´･−･`)」
龍　　「ん？そんなに珍しい？（笑）」

星　　「ううん・・・なんていうか・・・不謹慎かもだけど・・・
　　　　　　もし、自分が死んでも、そうやってまた現世でお話できたなら
　　　　　　ちょっといいかなあ・・・なんて・・・。」
龍　　「（＾皿＾＊）　もちろん、儲けもの。（笑）」

星　　「(´･−･`)でも、苦労もなんとなく解ります・・・・・。」

龍　　「（＾皿＾＊）湿っぽくいかないの。
　　　　　　何事も、上昇志向で。」

星　　「(´･−･`)はい！」





　　　　　　　　　　　　　道行く人は、誰も幽霊をみる事ができない様子。

龍　　「ほら、誰も見えてない。（笑）」

凛　　「だからって、そこに座らないでくださいよ〜。」

星　　「構図的には面白いんですけどね。（笑）」







　　　　　　　　　　　　　黄金城

萌　　「・・・・・。」

凛　　「・・・・・。」

萌　　「お凛・・・・・。そなた『物の怪』に好かれる性質なのかぇ？」
凛　　「((((;゜Д゜))))えーーー！！」

龍　　「なんか、この町見える人多いわね。」


蹴　　「？」
舞　　「？」


　　　　　　　　　　　　お龍の姿の見えない蹴田とお舞は何の事か解っていない。


萌　　「確か、お風から貰った『秘伝忍法帖』も何か変ぢゃったのぅ。」

凛　　「ええ・・・。」

萌　　「久々に呼んでみるのぢゃ。」

凛　　「((((;゜Д゜))))ええっ！？用事が無いと、人（？）によっては怒りますよ！？」
萌　　「（〃▽〃）『わらわが呼んだ』以上の用事があるのかぇ？」


龍　　「すげーじゃん。なんて自信満々な人なんだ・・・・・。」
星　　「そこが姫様のいいところです☆（滝汗）」


　　　　　　　　　　　　萌に言われるままに、召喚を始める。


凛　　「ああ・・・『蛇』だけは出ないでください。（怖）
　　　　　　(」゜□゜)」秘伝忍法帖、地の巻よ！！我は求め訴えたり！！」














　　　　　　　　　　　　　ぼわーん。













馬　　「お初にお目に掛かりまするは、十二支が一つ、司るは『馬』で御座います。
　　　　さてさて、本日はこの私めを召喚いただきありがとうございます。
　　　　すばらしく雲一つない青空の今日、数ある中から、この私め・・・・・。」
萌　　「(。`･□･´)もうよい。」
星　　「(´ﾟ艸ﾟ)∴ぶっ！」


　　　　　　　　　　　　　萌姫の用件終わり。（笑）




凛　　「ああ・・・なんか前世で会ったような馬さんが、さっそく姫様に・・・・・。」

星　　「不憫ですね。（汗）」




舞　　「すごい！馬だー！！」

蹴　　「まぁ、十二支に居ますからね。」

凛　　「あ・・・あの・・・実はその姫様が見てみたいというのが『用事』でして・・・・・。（汗）
　　　　　　　こんな事で呼んでしまってすみません・・・・・。」
馬　　「なるほど・・・では・・・
　　　　心地よいお茶の一時でも過ごして帰還するとしましょう。
　　　　こんな雲の綺麗な日に、何もせず帰るのも無粋なものです。
　　　　一紳士としてこのような貴重な機会をみすみす捨てるのも・・・。」
凛　　「（´･□･`；）（汗）（汗）（汗）」


星　　「なんか理屈っぽいなあ・・・。紳士って・・・・・・・・馬じゃん。」

凛　　「（´･ω･`）どうしよう、なんか依頼しないと・・・。」

星　　「よっし！！じゃあ、私を背中に乗せて走れ！！」

馬　　「と、申されましても、私姿形こそ馬であれど、このように二足歩行に進化し
　　　　この類稀なる聡明な頭脳をも持ち合わせており、
　　　　あなたの希望に添える『馬』とは少々違うものかと思いますが？」
星　　「うわ・・・なんか・・・すごい・・・いらっとくる。」





舞　　「馬さーん、人参だぞぉ〜♪」


　　　　　　　　　　　　　突然お舞が人参を投げてみる。





馬　　「やっほーぅ！！」

　　　　　　　　　　　　速攻人参に飛びつく馬。



凛　　「((((;゜Д゜))))しっかり『馬』だー！！」
星　　「((((;゜Д゜))))やっほーぅじゃないわよっ！！」

龍　　「ああ・・・なんか不思議な生き物だな・・・。」

馬　　「いやはや、なんとも有機栽培で作られた良い人参。
　　　　　　甘すぎず、渋すぎず、それでいて風味も良く、
　　　　　　ほどよく香る土の匂い・・・。」

星　　「もういい！！帰って。（笑）」


　　　　　　　　　　　　お凛から忍法帖の巻物をぶん取ると馬に押し付ける。

星　　「ぐーりぐりぐり！！ぐーりぐりぐり！！
　　　　ほーら☆　帰ーれー！！」

凛　　「(´･−･`)うわあ・・・。」



















龍　　「なんか・・・面白い城だな・・・・・。ここに住み着くか・・・？」

凛　　「これ以上・・・・・問題増やさないでください・・・・・。」







　　　　　　　　　　　　　続く。












































おまけ。


音　　「岱ちん！岱ちん！岱ちーーーーーん！！」



星　　「呼んでるよ？兄貴。（笑）」

岱　　（今度は何を開発したんだろう・・・。）



音　　「（＾−＾＊）今度はすごいよ！！十二体合体！！」

岱　　「(　`☆д☆´)え？」

星　　「あ、食いついた・・・。（笑）」

音　　「自分の必要な装備と、空中換装したりっ！！」

星　　「なんだか、すごい事になっちゃてるねぇ。」




岱　　「で、何と合体するんだ？」


























音　　「(*´ー｀)仏像。」

星　　「((((;゜Д゜))))ええええええええ！！」

岱　　「((((;゜Д゜))))だめだから！！」