絡繰秘伝忍法帖
(からくり・ひでん・にんぽうちょう)
其の十八
「表山道東西行」
(おもて・さんどう・ひがしへ・にしへ)
滝までの山道
蘭 「ふぅ・・・結構きついわね。」
山 「それは多分、運動不足だからでしょうね。」
蘭 「否定はできない。」
岱 「(´;ω;`)うひぃ・・・疲れた。」
蘭 「((((;゜Д゜))))!?か、絡繰なんじゃ・・・・・。」
岱 「(´;ω;`)一部地域除く・・・・・。」
絡繰仕掛けでも、疲労はするようだ。
まだまだ生身の部分も多そうである。
蘭 「ま、まだなの?滝の音は何気に聴こえるんだけど・・・。」
山 「そうですねぇ・・・。あ、ちょっと雑草抜きます。」
と、山道の横になぜか畑が。
岱 「((((;゜Д゜))))なんでっ!?」
蘭 「((((;゜Д゜))))こ、こんなとこまで畑に!?」
お山は、ちょっとした場所でもすぐに耕して畑にする癖があった。
なんの土地かはあまり考えてなかったりする。
雑草抜く事少々。
再度出発。
山 「あ。」
蘭 「ま、また畑!?
あなたね、今日は案内の依頼で来てるのよ!!」
山 「あ、はい、そうでした・・・・・。」
先を急ぐ一行。
山 「|後|・_・)・・・・・。」
蘭 「ん?」
山 「|後|_・)・・・・・。」
蘭 「あ゛ー!!もう!!解ったわよ!!ちょっとだけ抜いてきなさいよっ!!」
山 「あ、すみません。」
振り返った畑の雑草を抜きに行く、お山。
岱 「なんだ極悪非道じゃないんだな。(笑)」
蘭 「誰が極悪非道ですって!?」
岱 「あんまり怒ると、かわいい顔が台無しだぜ?」
蘭 「え・・・・・?そ、そんな・・・・・。」
岱 「(´゚艸゚)こいつ、単純!?」
蘭 「ぶっ殺す!!」
どこからともなく日本刀が現れる。
岱 「あぶねー!!おい、畑の人!!まだなのか!!」
山 「あー、はいはいはいはいはいはい。」
と、何か赤い野菜を持っている。
山 「はい、西紅柿(とまと)です。草抜いてる間に、川で冷やしておきました。」
蘭 「あら、おいしそう。」
山 「兄の方もどうぞ。」
岱 「ほぅ。」
蘭 「あら、よく冷えてておいしいわ。」
岱 「甘味と酸味もしっかりあるな。」
山 「ええ、土もちゃんとこだわってるんですよ。」
岱 「(。`・д・´)もしゃもしゃもしゃもしゃ。」
全然聞いてない。
ようやく滝の音が大きく聞こえてきた辺りでまた畑を見つける。
蘭 「ああ・・・またなのね。」
岱 「ん?なんか、荒らされてないか?」
どうやら、野菜を誰かが持っていったのであろう。
見たところ、人間の仕業のようである。
山 「いいんですよ。それだけ野菜がおいしかったって事ですから。」
蘭 「盗む方がそれを当たり前にすると、困るんだけどね。」
山 「お腹がすいて、私の畑だけの被害だったら問題無いのですが・・・。」
蘭 「んー、まぁ、一応、今いいこと言った?(笑)」
岱 「ぷかぁ( `・д・´)y− え゛?」
蘭 「全く聞いてない・・・・・。」
そして、流れる滝の裏側にある洞窟へと進む。
蘭 「さて、こっからが正念場ね。」
岱 「えー、まだー!?」
蘭 「うるさいわね・・・。さ、こっからはいくらなんでも、畑は無いでしょ?」
山 「わさび園があります・・・・・。」
蘭 「もう、好きにして・・・・・。」
どうやらここからの道のりも長そうであった。
一体、いつになったら黄金の菩薩像を手に入れれるのだろう?
続く。
おまけ。
萌 「いつになったら、秘伝忍法帖を手に入れるのぢゃ!!」
凛 「ま、まぁ、姫様。わ、私と蹴鞠でも致しましょう。」
萌 「おお、つい最近新しい蹴鞠を作らせたのぢゃ。」
凛 「(´・−・`;)ひどく嫌な予感がするのですが・・・・・。」
萌 「黄金で出来た鞠ぢゃ!!」
凛 「(´・−・`)姫様・・・・・それ蹴けるんですか?(汗)」
ぽこん。
萌 「(`д´)痛ーーーーーーーーーーーーいのぢゃっ!!」
凛 「((((;゜Д゜))))わあああああああああああああああ!!」