魔術都市
146話「列車の旅?」









          魔導超伝動列車内


ミナ 「(。`・д・´)ノ やほーい!!ミナの勝ち〜♪


         なにやらボードゲームを広げているようである。


フウ 「ちょっと待ちなさい、アナタが作ったものでしょう?」

ミナ 「(。`・д・´)面白いよね?」
ナナ 「かなりウケるんですけど?」

ミナ 「(。`・д・´)魔法不動産ゲーームぅ!!
ロプ 「でもこの、土地を求めて来た人の発展の資産で競うのも面白いですね。」

ナナ 「だよね?駅前にラーメン屋とかテッパンだし?」
ロプ 「そうですね。」

フウ 「ってアナタは全土地を農家に貸してるから、全然儲けになってないじゃなくって?」

ナナ 「そういうアナタも宝石店ばっかとかヤバくね?(笑)」


ミナ 「(。`・д・´)ふふふ。土地柄とそこに居る客層を見極めないと勝てないのです。」

フウ 「もう、ヤメですわっ!!」





         少し離れた席で、弁当を食べてるMJ達。



MJ 「こういう列車で食事をするのもアリですね。」


         さらに少し離れたマナに話しかける。


MJ 「???」


         返事もなく食事をしてるので、ちょっと覗いてみた。


MJ 「マナさんって…意外にかわいい弁当箱なんですね…カピバラですかね。」

マナ 「ちょっ!!覗くなんてマナー違反よっ!!」

MJ 「そ、そういうものなのですか。(汗)」







        結構ヒネルトジャー領も遠く、かなりの時間がかかっている。

        最初は遊んで居たミナ達も疲れて居眠りをしている。


        ただ起きていたのは、ロプロシアとナナティオである。


ナナ 「♪〜〜♪〜〜〜♪」

       ナナティオが小箱から出たヒモを耳に当てている。

ロプ 「それは何ですか?」

ナナ 「あ、コレ? 極大音楽魔法メロディアってあるじゃん?」
ロプ 「ええ、お噂は聞いております。」

ナナ 「その魔法石に歌を録音して入れておけば、この魔導ちょー伝動システムでいつでも聴けるていうか?
     マジヤバくね?
ロプ 「そうですね、大変ヤバイでございますね
     とても貴重なものなのではないでしょうか?」

ナナ 「ま、コレも結構高いんだけど? 貰ったもんだからさ〜、あたいには大事なもんでさ〜。」
ロプ 「(^ー^)とても良い事だと思います、そのアイテムもそれだけ大事にして貰って嬉しいですよ。」

ナナ 「えーっと、ロプロシアさんだっけ?」
ロプ 「【ロプ】と呼んで頂いて結構ですよ、ナナティオさん。」

ナナ 「あ〜、あたいも堅苦しいのイヤだし〜?【ナナ】でいいよ。」
ロプ 「解りました、ナナさん。」

ナナ 「あ〜も〜、【さん】とか要らないし〜?」
ロプ 「いえいえ、親しき仲にも礼儀ありと申しまして。」

ナナ 「言いたい事解るけどさ?硬くね?なんか、他人行儀って言うかさ〜?」



        そういえば、ロプロシアは誰に対してもそんな呼び方であると再認識した。

ナナ 「友達じゃなくね?ってまぁ、学校のクラスメート?みたいな?あははははははっ!」

ロプ 「うっ…。」←友達居ないのかなと思い始めた。

ナナ 「どう?ロプも聴いてみる?」
ロプ 「そうですね、お願い致します。」











        とくにこれと言ったトラブルもなく、列車はヒネルトジャー領に入った。

        さらに駅はここから先のようだ。




MJ 「しかし、エボルシャスの魔法石は、スワン先生かマシン先生が持ってるのでしょうか?」

マナ 「そういえば聞かされてはいないわね。
     もしかしたら、自白魔法セナハで、私達からバラされないようになのかもしれないわね。」

MJ 「結構、物騒な考え持ってるんですね。」





 

        車内に警報が鳴り響いた!!


マナ 「!?」
MJ 「アラーム!!」

スワ 「マシン先生!!」
マシ 「イエス!!」

        マシンは状況を確認に車両の外へ出た。


フウ 「なんですの?」
アイ 「(−_ゞ うるさいなあ…。なんだよこの音。」

ミナ 「(−_ゞ ん?ゴハン?」





        『緊急警報、巨大モンスターの攻撃にあっています。
          シャッターが閉まりますので、窓から離れて下さい。』



ロプ 「窓!?」


        窓をガードするシャッターが降りた。

        他の乗客達も、驚き戸惑っている。


ミナ 「あで?ナナティオさんが居ない!?」











        続く。

















































おまけ。



ヒメ 「((((;゜Д゜))))はっ!!」

テツ 「どうしたでゴザる!?」

ヒメ 「湯、湯呑みが割れた…。」

テツ 「湯呑みと言えば、ヒメ先生お気に入りの、あの白犬の湯呑みでゴザるか…。
    ま、まぁ、カタチある物はいつかは壊れる…。
    いつまでも悔やんでいても仕方なかろう…。」

ヒメ 「(´・ω・`)でも、こういう時って、なんか悪い事ありそうな感じしない?
    心配だわあ…。」

テツ 「ん?なんだヒメ先生の湯呑みじゃないのか?」

ヒメ 「(`・ω・´)私のはココに。」






テツ 「最近勘がスゴイのか知らないが、なんとなく誰の湯呑みか解った気がするんでゴザる。」

ヒメ 「(^ー^;)だとしたら、新しい能力の覚醒かもしれない。(汗)」













テツ 「フオオオオオオオオオオ!! 独立陸軍騎兵傭兵第102部隊の限定モデル湯呑みが…。
     雨の日も風の日も、コレで共に戦い茶をすすった伝説の湯呑みが…。」

ヒメ 「ごめんなさい…代理の湯呑みがコレしかないんだけど…。」

テツ 「いいんだ…カタチあるものは必ず壊れるんでゴザる。それにコレに変わる湯呑みなんて…。」

ヒメ 「私の息子が生まれた時、かわいさのあまり湯呑みにプリントしちゃったんだけど…。」




テツ 「!!おお!!これは良い、かわいすぎて使えないではないか。」

ヒメ 「((((;゜Д゜))))半分冗談だったんだけど。」

テツ 「(〃▽〃)」

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