魔術都市
143話「ロストワール」









          クエストボード前
               
           ついに、クエストボードに貼り出された。

           【ロストワール (魔法石返還護衛クエスト)】



           なんと、正式に募集している。

           すでに、フウゲツとロプロシアの名前は記されていた。



リン 「(`・ω・´;)で、出ましたね。新しいクエスト…。」
ミナ 「(。`・д・´)マジか。」

ミル 「あれ?仲良し3人組の一人居ないよ。」

アイ 「誰がさわやか3組だよ…。」
ミル 「言ってないし。」

ミナ 「暗黒娘、母国じゃないの?帰らんの?」
アイ 「ふんっ、あんな所、誰が帰るかっ!!」

リン 「(´Д`;)ただ事ではない様子です。」
ミル 「縦巻きさんが居ますので、ミナさんは今回は見送りですか?」

ミナ「(。`・д・´)…思考中。」



           マナは、申請書に自分の名前を書いた。
           と、ついでにMJの名前も書いた。


MJ 「え?自分も行くんですか?」
マナ 「まぁ、いいじゃない。」


           定員は少なかった。
           問題は、どの教師が行くのか???

           それ次第である意味、クエストの難易度が変わるからである。


           一人だけ判明していた。
           【スワン=ヴァルキリア】

           スワンが教師に就任してから、初の【教師としてのクエスト参加】である。


リン 「スワン先生ですかっ。」

スワ 「初めてで自信無いけど…。」

リン 「( ´∀`)何言ってるんですか、元々教師大抜擢なので大丈夫ですよ。」

スワ 「単なる人手不足です…。(汗)」
リン 「( ´∀`)あのヒメ先生の下でやったんですからっ。」

スワ 「なんか、魔獣の扱い方とか…そんなのばっかりだったような…。」

ネネ 「(^ー^*)でも、帰ってきたら結婚するんですよね。」

スワ 「そ、そのつもりだけど。」





ダイ 「それはイカンな。」
テツ 「うむ、全くだ。」

スワ 「な、なんでですか!!」

テツ 「戦争前にそのセリフを言うとだな…。」
ダイ 「死亡フラグが立つぞ…。」

ミナ 「(。`・д・´)縁起でもない事いうな、オッサン3人。」


クウ 「((((;゜Д゜))))」←言ってない。

スワ 「そんな驚かすのはナシです。」

クウ 「じゃあ、私をクエストパートナーに選んでくれたら、キミの安全を保障するよ。」

リン 「(´・ω・`)ある意味、一番危険だと思います…。」




ダイ 「まぁ、スワン、クエストにもう一人教師を連れて行って良いそうだ。
     明日までに選んでおいてくれと、校長が言っていた。」
スワ 「解りました。」





テツ 「新兵器でもひっさげて、マシン殿が行くのはどうだ?」
マシ 「ウップス。校長の命令とあらば。」

ダイ 「あれ?あの氷の女王はどうした?」
テツ 「そういえば見ないでゴザるが、もし居た時に殺されそうな呼び名は止めた方がいいでゴザるよ。」

ダイ 「また、恐ろしい魔法を契約したんじゃないだろうな?」
テツ 「充分恐ろしいでゴザるが…。」

クウ 「女性は刺激的な方が燃えるじゃないか。」
ダイ 「限度がある…。」





        と、職員室からヒメが出てきて、クエストボードに数名の名前を書いて
        また、忙しそうに職員室に戻って行った。


クウ 「ああ…今日の事務担当だったんですね。」
テツ 「いや〜危なかったでゴザるな、暇だったら何をされていたか。」

ダイ 「全くだ…頭にツララ刺さるだけで済んだ…。(血)」
テツ 「((((;゜Д゜))))!!」




        【ロストワール魔石返還護衛クエスト】
          教師『スワン=ヴァリキリア』
            『???』

          生徒『フウゲツ=ヴルメンバード』
            『ロプロシア=チェリロサム』
            『マナ=サラカーピバル』
            『モジャール=ジゲンダイキャスター』
            『ナナティオ=トームカジュサー』
            『???』



ミル 「???ナナティオさんって、誰だろう???」
リン 「新入生じゃないですかね???」

ミル 「なかなか積極的な新入生多いんだね。」







マナ 「申請から登録が凄まじく早いんだけど…。」
MJ 「あれっ?自分も決定したんですね…別にいいんですけど。」

マナ 「もし、私が想像する強襲があるのなら、アナタの力を借りたいの。」
MJ 「えっ?まぁ、自分なんかで何かできるのであれば、いいですよ。」


ミナ 「(。`・д・´)…。」←ヒヨコが気になりはじめている。







        そして、深夜。

        学食でラーメン屋にやってくる男達。

        薦められるままに、ラーメンを注文するマシン。


ダイ「なぁ、魔石返還なんて、こんな大々的にやるか普通?」
テツ「確かに今までなら、こっそりやってた気がするんである。」

マシ「では、魔族でも呼び寄せるワナだろうか???
    ピーーーーー…【ラーメン・内ニ・ツケモノヲ発見】」

テツ「まぁ、当らない事を祈るでゴザるよ。コリコリコリコリコリ。」

クウ「ところでダイヴァー、魔族ってあいつ等以外に居るの?
   あ、私はビールで。あ、2杯持ってきて。」

ダイ「ま、復活しててもおかしく無いよなあ。」


クウ「そこなんだよ、そんなにどこにでも封印されてるのか???」グビグビ。

ダイ「ん?どの街にもありそうなイメージだけどな。」

クウ「そんな、酒屋じゃないんだからさ。」グビグビ。


ダイ「ま、返還つうか取りこれば良いと思うけどな。
    勇者のご一行様の一族は、お偉いようで。」

テツ「校長はこっちに居るなら、ロプかアイの親父に渡すって事か?」





        と、ふと。


クウ「そこがモメてるとか…?」

ダイ「ありうるな、無駄にプライド高そうだしな。」

マシ「…ピー。【ツケモノ・除去完了】
ダイ「…。」




        そして夜は更けていく。



ダイ「そ、その新製品の【漬物ラーメン】私も貰おうか。
    あ、漬物とメンマは抜いてくれ。」

店員「………。」












        続く。













































おまけ


ミナ 「(。`・д・´)スワン先生結婚かあ…。」
リン 「( ´∀`)どんな旦那様でしょう?」
ミル 「意外に…ワル系かもよ?」

ミナ 「どんな?」
ミル 「えーっと…ピーマンは食べない…とか。」

リン 「それはただの我侭とか…。」
ミナ 「子供か!!(笑)」


リン 「あ、スワン先生〜〜♪ 
     結婚の決め手はなんですか〜〜?」
ミル 「聞くのはソコなの???(笑)」


























スワ「え?あ、うん、なんか【ピーマン嫌い】とか、なんかカワイくって…。」








3人 「子供か!!(笑)

inserted by FC2 system