魔術都市
141話「甘き誘惑A」









             怪しい建物前
               
               フウゲツからお金を受け取り、並ぶミナ。


ミナ 「(。`・д・´)よっし。」


               順番に魔法石を受け取る。

フウ (しかし・・・安すぎる気がしなくもないわね・・・。もしかして詐欺・・・。)

ミナ 「(。`・д・´)た、縦巻きっ。買ってきたぞ。」

フウ 「そ、そう。こ、これでわたくしの魔法石コレクションが増えますわっ。」

ミナ 「(。`・д・´)・・・・・。正直に言いいなよ。」

フウ 「な、何がですの!?」

ミナ 「(。`・д・´)太ったんでしょ?

フウ 「な、何を馬鹿な!!」

ミナ 「(。`・д・´)まぁ、タダで貰っちゃったし、そういう事にしときましょ。」


               魔法石を受け取るフウゲツ、中の魔力は感じるが・・・。

フウ 「これは・・・未知なる魔力は感じない・・・古代魔法ではない・・・。」

ミナ 「(。`・д・´)な、なんだって!?じゃ、普通に痩せる魔法あるんじゃ?
     激痩魔法ガリガリンとか。」

フウ 「そんな魔法無くってよ。」


               中の魔法を魔力で探ろうとするフウゲツ。

フウ (偽物である事は間違いない・・・・・変身魔法モシャスで一度だけ痩せた姿に・・・。
      いいえ、それならそれで貴重な魔法石・・・安すぎる。)


               フウゲツの導いた答えは。

フウ 「こ、これは・・・・・幻惑魔法マヌーサですわ!!


               もうすでに廻りの人間は帰っていた。

               一応建物の外に人が残って居たが、フウゲツの叫びを聞くやすぐに建物に隠れたのである。


フウ 「ホルスタイン!!これは詐欺ですわ!!」

ミナ 「(。`・д・´)もー!! 誰が牛やねん!!」



               二人で建物に近づく。

ミナ 「扉開かないし。」

フウ 「開錠魔法アヴァカムっ!!


               なんと、開錠魔法が弾かれる。

フウ 「なるほど、この扉、生意気にも魔法を受け付けない素材ですわ・・・。」




               フウゲツは後を向いて歩いていく。

ミナ 「(。`・д・´)?意外にあっさり諦めるんだな・・・。」





               十数歩ほど歩き、また建物の方へ振り返った。

フウ 「このわたくしがこれくらいで引き下がるとでも!?
      極大爆発魔法イオナズンッッッッッ!!


ミナ 「ぇ━━(*´・д・)━━!!!



               相当な爆音と共に、建物の壁が崩れ去った。

ミナ 「((((;゜Д゜))))魔法警察来ちゃうよ。」

フウ 「悪質な詐欺をひっとらえるための正当防衛の一種ですわ。」

ミナ 「((((;゜Д゜))))違うと思う。」

フウ 「扉だけ頑丈でも意味はありません事よ。」



               中から数名の逃げる影が見える。


詐欺 「うわっ、なんだ!?」

フウ 「遅延魔法ヴォミオス・・・すでに足は遅くさせて貰いましたわ。」


               足が遅いために、速攻捕まえる事ができた。

               すぐに魔法警察に通報し、捕まえて貰うのである。




詐欺 「じ、実は本当に太った人間が行く、謎の洞窟があるんだ・・・。」

ミナ 「(。`・д・´)なにそれっ?痩せるの?」

詐欺 「痩せる泉ってのがあるらしくてな。教えてやるから見逃してくれよ?」

ミナ 「(。`・д・´)ドコドコだー!!」


               場所を話し出す詐欺。


フウ 「アナタ・・・そんなんだから騙されまくるんですわ。ウソに決まってますわ。」

ミナ 「((((;゜Д゜))))はっ!!そうか・・・ミナにぶちん。」

フウ 「こんな奴とっとと捕まえて貰いますわ。」

詐欺 「おいおい、本当なんだって。」

フウ 「やれやれ・・・普段の行いがこういう時に出るものですわね。」


               そしてしばらくして魔法警察が到着し、連行されていった。



               ぽんぽんと、魔法石を投げて遊ぶミナ。


ミナ 「(´・ω・`)・・・・・。偽物か、あげるよ。コレクションに加えてちょ。」

フウ 「コレクション? !!そ、そうですわね。」

ミナ 「(´・ω・`)結局騙されただけかぁ・・・。
     アタシ触っても、何の魔法石か解らないし・・・・・。」

フウ 「ふ、ふんっ、魔法石から魔法を解放する時は魔力を少し消費するんですわ・・・。
      ほんの少し魔力を込めて様子をみれば解りますわっ、こんな事も知らないのね。」

ミナ 「(´・ω・`)そうなんだ・・・。」

               すっかり肩を落としたミナ。

ミナ 「(´・ω・`)あーうー・・・痩せる泉・・・本当にあったらいいのになあ・・・。」








              こうして一連の事件は解決した。


























             謎の洞窟


ミナ 「(。`・д・´)と、いうわけで真相を確かめるために、やって参りましたーーーー。(笑)

              話半分で詐欺の言った山に来たわけだが、
              本当に洞窟はあったのである。

ミナ 「ウソ付くなら洞窟なんて無くてもいいんじゃね???」


              よく解らない理論でここが本物の洞窟だと信じやってきたミナ。

              松明を持って、洞窟の中へと進んでいった。



































おまけ


リン 「(´・ω・`)ミルさん、ミナさん来ないから二人でこっこパーティしましょ?」

ミル 「(`・ω・´)そうだね。でも今日は27個だから数がハンパだね。」




マナ 「・・・・・・。」


ミル 「ヒソ( ´д)ヒソ(д` )ヒソ もしかしてマナさんも食べたいのかな???」
リン 「ヒソ( ´д)ヒソ(д` )ヒソ えっ、でも誘ったら「要らないわ」とか言われそうで怖いじゃないですか!!」
ミル 「ヒソ( ´д)ヒソ(д` )ヒソ それだったら帰るでしょ?絶対こっこが気になってるんですよ。」
リン 「ヒソ( ´д)ヒソ(д` )ヒソ リンの祖国にしか売ってませんしね。」
ミル 「ヒソ( ´д)ヒソ(д` )ヒソ 気になってるんだって。」



リン 「ま、マナさん・・・こここここここけ・・・こっこ食べますか?」

マナ 「!? わ、私のカピバラ饅頭と交換してあげてもいいわよっ。」







ミル 「(´∀`)素直じゃない人が多いね☆

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