魔術都市
140話「甘き誘惑@」









             廊下
               
               今日はダイの後輩、ヤーが講師として来ていた。
               講義の後に少し会話をしていた。


テツ 「甘い物が食べたくなったでゴザるなあ。」

ヤー 「すい臓からのインスリンで糖分をブドウ糖に変換をエネルギー源とする脳は、イライラする事により、ブドウ糖を大量に消費します。
     脳は糖分を欲しがるよう命令を出します。疲れでも、緊張やイライラして精神的な疲れの時も、
     脳が最大限活動して、ブドウ糖が不足します。また、肉体的な疲れの場合は、運動する事により酸素と糖分が燃焼します。
     血液中の糖分が不足すると、筋肉などの細胞を維持する為に、甘い物を食べたくなるよう脳みそが命令をだすんです。」

テツ 「あ、ああ・・・漢の熱き魂を燃やすのに、糖分が必要って事なんだな。」

ヤー 「あ、いえ、そうではなくですね。」

ダイ 「OK!解った、ヤー=マーケンもういいぞ。(笑)」


テツ 「ん?校門の外で何か売ってるな。書物か・・・?」










            校門付近

ミナ 「(。`・д・´)へー、移動本屋なんだ。」
リン 「( ´∀`) リンは新しいお菓子の本が欲しいです。」

ミナ 「(。`・д・´)古代魔法の書いてある魔法書とか無いかなあ?」


フウ 「ξ´∀`ξ オーーーッホッホッホッホッホ。」

ミナ 「(´・ω・`)また、やかましいの来た。」

フウ 「アナタには絵本がお似合いですわよ? だいたい古代語が読めるわけなくってよ?」

ミナ 「うっさい縦巻き。ばーかばーか!!」


アイ 「こっちのがいいんじゃないの?(笑)」


             【痩せる魔法の本】

ミル 「 ゙;`;:゙;`(;゚;ж;゚; )ブッ 」

フウ 「(;°◇°)・・・。」

アイ 「ん?」

フウ 「そ、そうですわっ、アナタにはそれがお似合いですわ。」


ミナ 「(;`・д・´)い、要らないやい!!もう行こう。」
リン 「( ´∀`) はいですー。」
ミル 「そうね、めんどくさそうだし。(笑)」

フウ 「わたくしも無駄な時間を過ごしましたわ・・・。」







             と、校舎に入った辺りで。


ミナ 「あ、ちょ、ちょっとトイレに行って参りますぞよ。」

リン 「( ´∀`)先に教室行ってますね。」
ミル 「(`・ω・´)・・・!?」





ミナ 「|壁|_・) つI くださいな。」

            ミナは本を一冊買うと、すぐに服の中にしまって、また別の入り口から校舎に入った。


            そして屋上に行くと、本を開いた。



ミナ 「(。`・д・´)こ、これは社会勉強です。そんな魔法で楽して痩せようなんてダメです。うん。」


ミル 「ミナちゃ〜ん?」

ミナ 「(屮゚Д゚)屮====心臓 ぎゃあああああん!!
    ちょっと、びっくりするじゃないの!!」

ミル 「何をこっそり買ったのかな〜〜〜〜って。」

ミナ 「((((;゜Д゜))))カタカタカタカタ な、なんでもないっ!!と、、とととととトベルーラ!!」


            なんと、成功した事の無い飛翔魔法トベルーラができ、空を飛んで逃げるミナ。
             (契約は完了している。)

            が、ミルは追ってこなかった。



ミナ 「(。`・д・´)・・・。人間必死になればなんでもできるんだ・・・。
     こりゃ、激痩魔法とかも、すぐ覚えちゃうんじゃないの?????」


             離れた場所で本を読むと、どうもやはり痩せる古代魔法があるらしく、
             それを封印した魔法石を限定販売するとの事だった。

ミナ 「(´・ω・`)ヒドイな・・・ズルいじゃんか。 まぁ、10Gで手に入るには安いと思ったんだよ。
     どうせ、この魔法石もインチキじゃないの???こんなんあったら誰でも痩せるじゃん?
     って、あ、限定100個なんだ・・・。 ふむふむ、ふむふむ。」

             (注* 10G=\200




             で、結局買うかどうかは置いておいて、現場を見に行く事にした。


ミナ 「(。`●д●´)これならバレまい。」


             軽く変装して行く事にした。








             その指定された建物は学校からは遠くは無いが、少し隠れた場所にあった。

係員 「今から魔法石を買える権利が当るクジをお配り致しますっ、何せ1日限定10個の10日間限定発売ですので。
      ただし、2個セットの5名様だけです。」

ミナ 「(。`●д●´)・・・。運が必要でした・・・。」




              並んで順番にクジを貰う。

              この場にすでに100人くらい居るんじゃないかと・・・。
              女の痩せたい欲望は相当なもんだなと、ミナは思った。(笑)


              そして、番号発表。


ミナ 「(。`●д●´)37番っ、37番っ!!」




              当り番号に、 【37】の数字が。

ミナ 「(。`●д●´)おおおおおお。やった、ミナ天運すら味方にする女。」

係員 「それでは当選した5名様には、2個セット3000Gで販売致します。」
     
ミナ 「((((;゜Д゜)))) 3000G・・・。高っ!!
     そんなお金、あの縦巻きくらいしか持ってねーよ。」


              と、隣に居た女性が・・・。

女性 「ギク。」

ミナ 「(。`・д・´)ん?」

女性 「ξ●◇●ξ ・・・。」


             サングラスをとってみると、見慣れた縦巻きが・・・・・。

ミナ 「(;°◇°)σ ちょ・・・。」

フウ 「(;°◇°) なななな・・・。」

ミナ 「(。`・д・´)ハンッ、なんだよ。痩せたいのかよ。」
フウ 「そういうそちらこそ、楽して痩せようなんて虫が良すぎるんですわよ。」





ミナ 「・・・。
フウ 「・・・。


ミナ 「(´・ω・`)でも、クジ当ったけど・・・買えないよ。」

フウ 「当った!?」

ミナ 「(´・ω・`)ほら。」

フウ 「どうかしら・・・一時休戦というのは・・・。」

ミナ 「(´・ω・`)ん?」

フウ 「そ、その、おおおお金はわたくしが払いますわ。2個セットだから分けるというのはどうかしら?」
ミナ 「(´・ω;`)お金あるなら買えばいいじゃん・・・。」

フウ 「あ、いえ。」


            クジの紙を見せるフウゲツ、番号はハズレている。


ミナ 「ああ・・・・・。え、マジで山分けでいいの?アタシ一銭も払わないよ?」

フウ 「別に構いません事よっ!!」



            同盟ができました。(笑)

            そして、ミナはお金を受け取り、前の方に進むのだった。
























            続く。




































おまけ


リン 「(´・ω・`)あれ?ミナさんが来ませんね。」

ミル 「(´゚艸゚)くすくすくすくすくすくす。」

リン 「(´・ω・`)ミルさん知ってるんですか?」

ミル 「空を飛んでどっか行っちゃいましたよ。」

リン 「(´・ω・`)そんなあ・・・今日、こっこパーティの日なのに。」
ミル 「えっ?またなの???一昨日やらなかった???」

リン 「(´・ω・`)いつだって食べたい時がパーティの日なんですよ。」











ミル 「ああ・・・それでか・・・。
      私結構食べても太らない体質だからいいけど・・・・・。」

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