魔術都市
133話「異空間〜解放〜」









             異空間・城付近
               
               絶体絶命。

               残り時間は1分を切った。


ミナ 「(;`・д・´)ミナ思うんだ。ヤバイんじゃね?って。」

リン 「ヽ(´Д`;≡;´Д`)丿わあああああああ!!」

               リンは混乱して、何か落書きしたり、アタフタしたり。



ダイ 「伝説の金色の救世主なら、瞬間移動でこいつをどっかにやったりするんだよな。」

ミナ 「テツ先生ならできるんじゃね!?」

テツ 「瞬間移動? って、どうやるんでゴザる?」





マナ 「無駄かもしれないけど・・・・・。」


               ダイから貰った【魔法の砂】に時間魔法スナトキらしき魔法を込め続けていた。

               その砂をチェクワーに振り掛ける。



ダイ 「ん?」

マナ 「やぱり、私に時間魔法スナトキはできないのね・・・。」

ダイ 「いや、少しだが・・・戻った気がする・・・。まぁ、数十秒かもしれないが・・・。」

マナ 「なんとか脱出方法を考えられません?」

ダイ 「エボルシャスの魔法石を体内から取り出して、意味があるかは解らないが
     あの体の表面を見る限り、何をしても反射されそうだな。」

リン 「(つд⊂)はわわわ・・・。」



星兎 「っていうと、私達もまとめて爆発するんだよね。」

アイ 「ま、そうなるね。」

星兎 「しまったなあ・・・私の個人的な行動がこんな事に・・・。」

ダイ 「すまないな・・・我らの力不足だ・・・。」

リン 「(´Д`;≡;´Д`) 助けて〜〜〜!!ヒメ先生〜〜〜〜〜!!」




















             教室

ヒメ 「なんか・・・ものすごくイヤな予感が・・・・・。」

スワ 「えっ!?やめてくださいよ、ヒメ先生のそれはシャレになりませんよ。(汗)」



















             異空間・城付近


リン 「(´;ω;`)あーん。」

ミナ 「(。`・д・´)泣くなリンちゃん、し、死ぬ時は一緒なのだ。
      ああ・・・最後に【うまとまハンバーグ】食べたかったなあ。」

星兎 「なにその、【うまとまはんばあぐ】 最後にそんな気になる物教えないでよっ☆」


リン 「(つд⊂) もう誰も死なせたくないんです!!」










             リンの巻物が輝きだした。

ダイ 「ん?何か描いたのか?」

リン 「(´うω;`)ヒメ先生。」


ダイ 「リン!!呼び出せ!!」



             リンの取出魔法デルパにより・・・
             ヒメが出現した

             もちろん、本人ではなく、リンが描いたヒメである。
             普通なら召喚できるLVではないが、命の危機と言う究極の状態だからこそ生み出せたのである。

ヒメ 「キラッ☆」

ミナ 「な、なんかやたら盛ったヒメ先生だな・・・。」

ダイ 「リンの脳内では、こんなに美化されてるのか???」


             それはもう天女のような、煌びやかなヒメである。


ヒメ 「キラッ☆」



             そのヒメは、普通にヒャドでも出すかのように、絶対零度マヒゼロスを炸裂。

             みるみるウチに、チェクワーが凍っていく。


ダイ 「なぁ、両手からマヒゼロス出してるぞ・・・アレ。」

テツ 「本人以上に恐怖でゴザるな。」





             チェクワーが完全に凍結した。


ダイ 「ん?氷・・・・・テツ、今だ!!エボルシャスの魔法石を体内に出すんだ!!

テツ 「し、しかし場所が・・・。」

ダイ 「迂闊に叩くと爆発するのか・・・。」


             さすがにマヒゼロスと言えど、大自爆魔法ギガンテの爆発エネルギーを止め続ける事はできなさそうである。


アイ 「ここ。」

             アイが【黒い矢】、そう暗黒魔法で同じ属性の魔法石の場所を探り当てた。

ダイ 「テツ、そこだ!!」



             テツの鉄拳が炸裂し、魔法石は対外に放出された。


ダイ 「フン、邪悪な進化魔法め・・・。」



             大自爆魔法ギガンテが解除さて、チェクワーの体は元に戻っていく。


ダイ 「・・・。」


            ダイはチェクワーを何度も踏みつける。

ダイ 「実に楽しかったぞ・・・クズの分際で。」




ミナ 「あれどっちが、悪役なの?(笑)





チェ 「ウギャアアアアアア!!や、やめてくれ!!」

ダイ 「貴様のような奴は一番嫌いなんでな・・・。」




ミナ 「((((;゜Д゜))))あれ?ちょっとやばくね!?み、皆、止めて!!


            完全にキレたダイであったが、テツが押さえつけ事態は収まったが
            チェクワーは半死であった。

マナ 「まぁ、こんなクズにわざわざ手を下す事も無いわね。」




             チェクワーを縛り上げ、遠くでノビてるギュスーも縛り上げ、
             街の方へと向かっていくのであった。









             続く。






































おまけ。

ミナ 「(。`・д・´)ミナちょっと思いついたんだけどさ。」

リン 「多分きっと・・・ろくでも・・・(汗)」

ミナ 「時間魔法スナトキの魔法の砂ってさ、時間巻き戻すじゃん?
      もしさ、大事なマグカップ落とした時とか便利じゃん?」

リン 「そ、そうですけど、で、伝説の魔法なのにマグカップですか?」

ミナ 「(`з´)あらやだよ、この子ったら。
      割れたのはマグカップだけじゃなくて、お茶以外に詰まった思い出も砕けちゃうんだよ?
      思い出はプライスレスなんだよ? リンちゃん自分のマグカップ割れても悲しくないの?」

リン 「(´・ω;`)ヤです。」

ミナ 「だから、魔法はそういう時こそ使うんだよ。」





ミナ 「あ゛っ!!

    カシャーン。

ミナ 「ほら、割っちゃった・・・。で、でもこんな時こそ時間魔法スナトキの魔法砂で!!」



    サラサラ。





    時間が巻き戻り、マグカップは元に戻った。




ミナ 「あ゛っ!!

    カシャーン。

ミナ 「ほら、割っちゃった・・・。で、でもこんな時こそ時間魔法スナトキの魔法砂で!!」



    サラサラ。





    時間が巻き戻り、マグカップはまた元に戻った。





ミナ 「あ゛っ!!

    カシャーン。

ミナ 「ほら、割っちゃった・・・。で、でもこんな時こそ時間魔法スナトキの魔法砂で!!」



 



ミナ 「って、砂空っぽじゃん?誰さね!?砂使った人!!
   ひどいやん!!ミナのマグカップ割れたままじゃん!!
   (´;ω;`) うえーーーーん。












マナ 「バカじゃないの・・・・・。」

           スナトキの効果は距離範囲が狭いので、離れてる人には効果がありません。

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