魔術都市
130話「異空間〜止まる勿れ〜」
異空間・城付近
異形の姿のチェクワー、もはや魔族である事すら捨てたのか・・・。
そんなチェクワーを前にリンは立ちふさがった。
リン 「黄金絵巻ファンタジアっ!!」
取出魔法デルパを連続で使う。
巻物に書かれているものを全て出すつもりである。
リン 「皆出てきてっ!!」
噎せ返るほどに溢れるパンダ!! パンダを解き放つ!!
ダイ 「どれだけ描いたんだ・・・。」
リン 「このパンダさん達は、すごいんです。なんて言ったって、あの四聖王がモデルなんですからっ!!」
チェ 「クソパンダなど、全て踏み潰せば終わりだっ!!」
次々と現れるパンダを踏みつけにかかる。
小さなパンダは次々に硬化魔法スクルトを唱え、己の守備力を上げる。
チェ 「なんだこの鬱陶しいパンダ共・・・・・。
封印爆発魔法イオラーーーガ!!」
小さなパンダは、フバーハ、マヒャド、バシルーラなど、対爆風の魔法をそれぞれが唱える。
みるみるうちに、爆風がおさまり小さくなる。
もはや、イオラーガの爆風ですらただの風のように。
リン 「(`・ω・´)無敵なんです!!このパンダさん達の前では!!」
ダイ 「ダメージは与えてはいないが、最強の防御壁だな・・・。」
リン 「(`・ω・´)相手の魔力が尽きるまで守れば、勝ちなんです!!」
一方、ミナとアイは?
ミナ 「くっ、しつこいやつだな。」
アイ 「え・・・自分でこっちこっちとか言っておいて・・・。」
ミナ 「あれ?暗黒の子、なんで来たの?」
アイ 「一応、助っ人・・・。」
ミナ 「大丈夫、ミナの超絶必殺技があるから!!」
アイ 「ああ、噂の竜魔人ね。」
ギュ 「おまえ、あっちこっち逃げすぎだドン!!止まれだドン!!」」
ミナ 「止まらないドン!!(。`・д・´)もう一曲遊べるドン。」
アイ 「全然意味解らないんだけど。」
ミナはアイに作戦を耳打ちする。
ミナ 「アイツさ、バカじゃん?だから壁の前で挑発して、突進して来たら
避けちゃえば、多分自爆すると思うんだミナは。(小声)」
アイ 「い、意外とフツーの作戦なんだね、アナタ。」
ミナ 「え?アナタも思いついちゃったの?」
巨大な岩壁を探しここまで逃げてきた。
そう、ここなら大丈夫。
ミナ 「(。`・д・´)おいこの、ドンドン野郎!!
そのクルリン回転アタックで来なよ!!」
ギュ 「なんだドン?オイラの【グランド・ライジング・ハリケーンアタック】をだドン?」
ミナ 「アイツ意外に賢いぞ?(笑)必殺技名覚えてる。(笑)
おうおう、その【グッドラッキーハッピーセット】でかかってきなさい!!」
アイ 「アンタが覚えてないじゃん・・・。」
ギュ 「いっくドーン!!【グラビティ?ライトニング、ハリセンボンファイヤー!!】だドン!!」
アイ 「やっぱ、バカだ・・・。」
ミナ 「かかってきなさい!!この岩壁と言う絶望のゴールでお前を止める!!」
気分はマタドール!!
ミナは高速回転で迫るギュスーを避けた!!
つもりだった。
ミナ 「グッキー!!(X_X(●=====」
あまりにも早すぎて、完全に避け切れなかった。
ミナ 「(´;ω;`)早いドン、早すぎるドン!!」
直撃はしなかったものの、ダメージは否めない。
アイ 「回復魔法ベホイミっ。 もっとさ、イイ作戦たてないとダメじゃない?」
ミナ 「あ、さんきゅっ。そうみたいだね。」
アイ 「できるかな・・・・・。」
アイは精錬魔法の【矢】を放つための準備をした。
両手から光が集まり、弓矢のカタチとなる。
ミナ 「すっごいじゃん。」
アイ 「ちょっとまだ、私には手に余るかも・・・。」
そこから数本の【矢】の形をした魔法を空中に打ち出した。
アイ 「よし・・・。」
その数本の矢は、ギュスーには着弾せずに、手前の地面に落ちた。
そしてアイはその場にヒザをついた。
アイ 「あのバカに叫んで。」
と何かを耳打ちした。
ミナ 「(。`・д・´)このドンドン野郎!!これでその技は当たらないからな!」
ミナも地面に座り込んだ。
体勢を低くして、回転アタックをしゃがんで避けるのだろうか?
ギュ 「お前らバカだドン!!そんなの転がればいいだけだドン!!」
ジャンプし、回転を加え今度は地面を転がってくるギュスー。
転がる途中で、何かの爆発が次々に起こる。
ギュ 「ド?ドンドンするドーン?なんだドーン?」
ミナ 「(。`・д・´)爆発だドーン!おまえ、ドンドンうるさいドン。」
アイ 「アンタもしっかり移ってるよ。」
アイの地面に着弾した魔法は爆発魔法イオラである。
次々に至近距離で爆発をするため、ダメージを受けるギュスー。
ギュ 「もう怒ったドーーーン!!」
ミナ 「((((;゜Д゜))))あんま効いてなくない?」
アイ 「回転する時みたいな鎧を解くのは・・・この時だよ。」
ミナ 「だから、どうすんのさ!!」
ギュ 「ドーーーーーン!!」
殴りかかろうとするギュスーの手が止まる。
良くみると、頭に矢が突き刺さってる。
アイ 「私の乏しい氷撃魔法ヒャドですら、
矢にする事で一点だけを凍らせられる・・・。
その部分を、攻撃すれば突き刺さる!!」
ギュ 「ぎゃあああああああああああああだドン!!」
ミナ 「そこも「ドン」付けるんだ・・・余裕だドン。」
アイ 「・・・。」
そして、ミナとアイはダイ達の元へと走る。
ただ、二人の想像している結末はそこには無かったのである。
続く。
おまけ。
23 「トロ博士っ、何かダイ先生達に援護を送らなくていいアベシ?」
トロ 「何を?」 クイッ
23 「兵器だアベシ。」
トロ 「いや・・・時空転送装置でもない限り無理じゃ・・・トロ?」 クイックイッ
23 「アベシっ!! この、最強の兵器【PS3】をダイ先生に届けるアベシ。」
トロ 「気持ちは解るが・・・それは映像関係の機会で兵器じゃないトロ?」
23 「とりあえず、時空転送装置を開発してつけてくれアベシ!!」
トロ 「テスト発動でして、しくじると・・・二度と帰ってこれないが・・・イイトロ?」クイッツクイッ キラーン
23 「ダイ先生・・・頑張ってくれアベシ!!ここで勝利を信じてるアベシ!!」