魔術都市
124話「異空間〜旅立ちの序曲〜」
クエストボード前
クウ 「では、クエスト『異空間』のメンバーを発表します。」 カシュッ
ミナ 「(`・ω・´)・・・。すっげ、行かない気満々だ、あの呑んだくれ。」
マシ 「まず、スチューデント、ミナ。
ミナ 「(`・ω・´)=3 ふんぬ! だよね?」
マシ 「次、スチューデント。リン。」
リン 「(`・ω・´)=3 ふんぬ! 私も今回もめちゃくちゃ頑張りますよっ!!」
マシ 「次、スチューデント、アイ。」
アイ 「ま、なんとなく想像してたけどね。」
ロプ 「アイさん、無茶しないでくださいよっ。」
マシ 「次、スチューデント、マナ。」
マナ 「・・・・・。」
マシ 「そして、ティーーチャーを発表する!!」
リン (ヒメ先生っ♪ ヒメ先生っ♪)
マシ 「ティーチャー!!テツ!!」
テツ 「ハイヤアアアアアアアアアアアアア!!ッシャーーーでゴザる!!」
マシ 「ティーチャー!!ダイヴァー!!」
ダイ 「おお、志願理由が通ったか。」
クエスト【異空間】
テツ・ダイ
ミナ・リン・アイ・マナ
ミナ 「(`・ω・´;)なんか、暑苦しくない?(汗)」
リン 「でっでも、強さ的には最強コンビじゃないですかっ!?」
ミナ 「ヒメ先生おらんと・・・あの二人なんかやらかしそう。」
ダイ 「オマエに言われたくないな・・・。」
そして、一向は魔法石を使用し、【雷の塔】へと再来した。
J 「来たか・・・。」
雷龍 「お主達の探す者は、この扉に【合流魔法リリルーラ】の魔法石を充填してある。
必然的に合流できるだろう・・・だが、もしそこが異なる世界であればいいが・・・。
もし、【次元の渦】だった場合は・・・・・死ぬ。」
ダイ 「上等だ、死ねば所詮それだけの運命。」
テツ 「ハッハー!次元の渦で死ぬような鍛え方はしておらぬわ!!」
雷龍 「・・・。(汗)」
ダイ 「クエストに志望したお前達、その覚悟はあるんだろうな?
今までのクエストのように、いつでも我らが守れる保障は無い。」
リン 「解ってます!!」
真っ先にリンが答えた。
リン 「私の覚悟は、この塔で決まりました。
本当に本当に自分のできる最大限の事をしないと、絶対後悔します。」
ミナ 「(。`・д・´)女がすたるってもんよ。」
アイ 「こっちだって、中途半端な意志で申請だしたわけじゃないんで。」
マナ 「救える可能性があるなら・・・それに賭けるのもひとつです。」
ミナ 「(。`・д・´)あのツンデレ・・・なんか良い人になってる。」
リン 「ミ、ミナさん・・・。基本お医者様は人を救う職業ですよ。」
ミナ 「(。`・д・´)あ、医師の卵だっけ。」
ダイ 「よし、行くぞ。 テツ!!いつものアレだ。」
テツ 「おっしゃーーーーーーーーーー!!」
テツがダイの顔をビンタで叩く。
ダイ 「くっ・・・・・よし。」
次はテツの顔を拳で殴る。
テツ 「気合充填!!」
リン 「なぜ・・・体育会系・・・。」
ミナ 「(。`・д・´)・・・。」
と、ミナが前に出た。
ミナ 「(。`・д・´)アタシにも頂戴。ソレ。」
テツ 「なに?これは漢の儀式ゆえに、女人には・・・・・。」
ミナ 「(。`・д・´)命賭けるに、男も女も無いっ!!アタシは漢女(おとめ)だ!!」
ダイ 「よし、良い覚悟だ。行くぞ。」
ミナ 「え?ちょ・・・女の子にグ^−パンなの?」
ダイ 「男も女も無いんだったよな?」
ミナ 「ぇ━━(*´・д・)━━!!!」
リン 「リ、リンはテツ先生にお願いします。」
テツ 「よ、よし、全員でゴザるな。」
異空間への扉が開く。
ミナ 「ヒリヒリ(#`・д・´)行くよ、ミルちゃん!!待っててね、ミナが行くよ!!」
リン 「(#`・д・´)リンも行きます!!」
扉が轟音を立て開く、何か辺り一面を吸い込むんじゃないかという風が対象者を包む。
ダイ 「全員、手を離すなよ!!」
6人が手をつなぐ。
合流魔法は接触している者だけに有効なのである。
轟音と風、そして何かの重圧、遠心力にも似た不思議な感覚・・・・・。
その繰り返す単調な【情報】は、次第に意識を麻痺させるような感じであった。
異空間
ダイ 「おい、起きろ。」
マナ 「あ・・・。ここが・・・異空間。」
ダイ 「なんだ、コレくらいで意識を失うとは情けない。
連鎖魔法マホチェインで全員縛っておいたぞ。」
ミナ 「(。`・д・´)ノ さっ。」
ダイ 「なんだ?」
ミナ 「(。`・д・´)テツ先生、めっちゃ意識失ってるんですけど・・・。」
ダイ 「・・・。」
テツ 「(゚Д゚≡゚Д゚)? は!!すまんすまん、昨日寝てなくてな。
ああ、身体が重いでゴザるな。」
ダイ 「ここは・・・普通に街か・・・・・?」
リン 「ここにミルさんが・・・?」
降り立ったのは山の麓であった、さらに下へと降れば街があるようだ。
とくにこれと言っていつもの世界と変わらない気がする。
マナ 「全く世界観の違う場合もあると聞いてはいましたが・・・。」
ミナ 「って合流魔法なのに、合流してないね。」
ダイ 「空間が違いすぎて、そこまで引っ張れなかったのだろうとは思うが・・・。
この世界に居ると思いたい。」
マナ 「先生・・・探索魔法フローミで街を探ろうとしたんですが・・・・・なぜか見えません・・・。」
ダイ 「ん? 確かに・・・・・なんだこの違和感は・・・。魔法を遮断してるのか?
いや・・・何かおかしい・・・。」
ギュ 「チェクワー様、何か魔法使いのような奴らが、山の麓に居るんだドン?」
チェ 「なんだと?魔法使い!? まさかこの世界に来訪者!?
ギュスー!!すぐに調べて来い、怪しければ殺して構わん。」
ギュ 「え・・っと・・・調べるのと殺すのはどっちが先だドン?」
チェ 「・・・・・・。調べるのが先だろうが、少し考えれば解るだろ!!」
ギュ 「うーん・・・。もう一曲遊べるド〜ン。」
チェ 「くっ・・・やはりコイツを連れて来たのは間違いだったか・・・・・。」
街に潜む影。
この異空間の謎は・・・・・まだ微塵も味わって居なかった。
続く。
おまけ。
マド 「さて・・・困りましたね。なんだか、このコーナー任されてるっぽいですね・・・。」
マド 「・・・・・。」
マド 「何をしたらいいのかしら・・・。」
マド 「隣の昼ごはん・・・・・はやりましたね・・・。」
マド 「質問コーナー・・・・・もやりましたね。」
マド 「ああっ、アドリブにも弱い・・・・・。誰か、誰か助けて!!」