魔術都市
113話「雷の塔・まだ上のある70階」









             雷の塔・70階

                

             ガイナと戦うは、ミナ&フウゲツ。

フウ 「なんて事・・・・・ことごとく魔法が効かない・・・・・。」

ミナ 「あんなん、反則じゃん。」

             序盤から、まったくもって劣勢だった。

             魔法が効かずとも、極大閃熱魔法ベギラゴンの熱で、中の回線でも
             焼き切ろうとも試みたのだが・・・・・。


フウ 「こうなったら・・・・・極大雷撃魔法しかないわね・・・・・。」
ミナ 「なによ・・・・・ギガデインやんの?」

フウ 「わたくしならできるはずですわっ!!ホルスタイン、時間を稼ぎなさい。
        それくらい役にたってくださいます?」
ミナ 「うっ・・・・・。わ、解ったよ。」

ガイ 「ああ、もうなんかかったるいから、さっさと終わらせていいか?」

ミナ 「なんだとう!!こっちだって、こんなまだ上のある70階で手間取ってる場合じゃないんだよっ!!」



             ガイナは、両手から氷撃魔法マヒャドで作った『氷の剣』を持ち
             靴の先にも氷のスケート靴のようなものをつけ、滑空してくる。


フウ 「来ますわよ!!」

ミナ 「ベッ、ベラギマっ!!」


             古代の粘液魔法が発動。

             ペチャッと、地面に落ちた。

ガイ 「ん?」


             それを滑空中に踏んだガイナは、変な方向に滑って転んだ。

ガイ 「うあっ!!な、なんだこれは?」

ミナ 「(`・ω・´)みたか、ミナの必殺技だぞ!!

ガイ 「なんか、しんないけど、かなり、あったま来たんだけど?」



             再び滑空する。
             地面を引っかく様な音を立てて迫る。

             ミナも再び粘液魔法をその線上に置いた。

ミナ 「これですってんころりんだっ!!」

             ガイナはまたも、その粘液を踏む。

             勢いが付いてるために、加速状態から回避できないのである。











ミナ 「ぶべらっ!!( `xωx´)====3


            が、しっかり氷の剣の横っ面で、ブン殴られた。

ミナ 「(`・ω;´)な、なんで・・・・・。」

ガイ 「マジカロイドをナメんじゃないわよ?これくらいの摩擦係数やら解析結果から、
        滑る方向や、抵抗を計算すれば、滑空方向も解るんだよ。」

ミナ 「(´・ω・`)ちっくしょぅ、ワケの解んない横文字並べやがって・・・・・。」

フウ 「横文字は含んでませんですわっ!!」




            その後も、粘液魔法を連発するが、ことごとく突破される。

ミナ 「(`;ω;´)極大粘液魔法っ!!ベーラーギーマンっ!!(大嘘)

ガイ 「悪いけど、もう終わりにするわ。」

            また同じように、2本の氷の剣を持って滑ってくる。

            今度はミナの身体に剣が突き刺さ・・・・・・。

ミナ 「うっひーーーーー!って、アレ?」

ガイ 「こ、これは・・・・・?」


            焦って魔力をいつもと違う練り方をしたのか、

            粘液魔法の粘度が違って、足が地面に接着されている。

ミナ 「(`・ω・´;)は、ははははは。み、見たかっ!!全部ミナの計算どおりっ!!」

フウ 「嘘くさいけど、よくやりましたわっ!!下がりなさい!!」





            フウゲツの魔力を練られ・・・・・ついに発動する!!


フウ 「極大雷撃魔法っ!!

J  「ナニ?ギガデインができるのか?????」





フウ 「ギグァデイン!!
ミナ 「(´・ω・`)なんでアイツ・・・発音変なんだろ。」

           両手から練られた魔力が雷撃に変換され、敵を打つ・・・・・はずが。

フウ 「・・・・・(汗)」
ガイ 「チッ・・・・・できねぇんじゃねぇか!!」

ミナ 「(`・ω・´;)失敗しとるぞよ?」


           フウゲツの『ギガデイン』は失敗した。

           契約されていなくとも、魔法を発動するには充分の魔力だと思っていたフウゲツだが
           まさかの発動失敗で、焦った。


ガイ 「チィ、脅かしやがって!!」

           粘液が凍らされ砕かれ、ガイナは自由に動き出し、フウゲツを斬った。

ガイ 「できねー魔法を夢見てんじゃねーよ。」


           さらにニ振り、三振りと・・・。

フウ 「くっ!!」

           咄嗟に防御魔法スカラで守備力を上げたが、ダメージは大きい。

フウ (こんな氷の刀ごとき・・・精錬『炎』さえ発動すれば問題無い・・・。)

           だが、ギガデインの消費魔力は相当なものであり、
           精錬魔法を発動しつつ、できる様なものではないと解っているのである。





ガイ 「んっ?ガテヤの奴、やられたのか・・・・・情けないね・・・・・。」

          余裕のガイアは隣を気にし、ガテヤの敗北を知った。






ミナ 「なんだよう、縦巻きっ!!ギガデインできんの?」
フウ 「クッ・・・ちょ、ちょっと調子が悪かっただけですわ!!」

ミナ 「ミナデインのが、いいんじゃ?

フウ 「そんなおぞましい名前の魔法使えるわけなくってよ?」
ミナ 「なんだとぅ。」



           そんなやりとりの隙に、まとめて斬られる。


ミナ 「あうっ!!」

           高等雷撃魔法ライデインをかけるが、とくにダメージにはならないようだ。


フウ 「一体どうすれば・・・・・。」



J  「なるほどな、雷の精霊とギガデインの契約を結んでるわけじゃないが
        それなりの修行はしてきたようだな・・・・・。」




ガイ 「派手に行くよっ!!オラアアアアッ!!」

         ガイナの両手から、巨大な爆発が巻き起こる!!


ミナ 「うわっ、な、この威力は・・・・・封印爆発魔法イオラーガ!?

フウ 「発声術を行ってないわ・・・・・アレは体内の魔法石を使ったに過ぎない。
       つまり、使えても極大魔法までですわ。」

ミナ 「充分怖いんだけど・・・。」






フウ 「あ〜ら、そんなに強力な魔法石を使ってもよろしくって?
       すぐにバッテリーが無くなるんじゃなくって?」

ガイ 「ふん、オマエに心配されるほど、ショボイバッテリーじゃねぇんだよ!!」


フウ (なるほど・・・バッテリーシステムで、限りは・・・・・・ありますわっ!!)


ガイ 「ほらほらほらほら!!極大光線魔法レミラオン!!

フウ 「魔吸魔法マホキテ!!


            フウゲツはダメージを受けながらも、そのレミラオンの魔力を吸い取り
            自分の魔力にした。




ミナ 「おっかしいなあ・・・。この辺りで、スーパーサ●ヤ人みたいなのに目覚める予定なのになあ・・・。
        なんかイイ手ないかなあ・・・・・。」







            ふと、ミナは何かイイコト思いついたたしい。









           続く。























































おまけ。


ネネ 「(*´ー`)ニコニコニコニコニコニコニコ。」

マド 「ん?ネネコさん、なんでそんなにニコニコしてるのですか?」

ネネ 「(*´σー`)ネネコ、いいこと思いついた。」

マド 「えっ?」

ネネ 「(*´σー`)ここに載ってる古代魔法の、粘液魔法ベラギマと味付魔法アジオーで、
       プリンさんが出来るような気がするの。」

マド 「プ、プリンですか・・・・・。確かにできたらいいとは思いますが・・・。」


ネネ 「(*´ー`)できるよっ!!できるって信じていれば!!」

マド 「ですかね・・・?」

ネネ 「(*´ー`)ねっ?

マド (あ・・・やだ・・・ネネコさん、ちょっとカワイイ・・・・・。)










マド 「でも発想があの人みたいですね・・・。」

ネネ 「(*´σー`)?」












ミナ 「( >д<)、;'.・ イッキシ!!

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